1巻読了。これはアカン。
《キャラクター》 五人の魔女のうち、ウイとネネはキャラがぜんぜん立ってない……ツインテールちゃん(ハチヒメ)とプライド系ツンツン娘(ナタ)とあほっ娘(ほおり)は役割あるけれども。軽く読みに来たユーザーをがっ
ちり捕まえておくつもりなら、1巻のうちから全員それなりに立たせておかなきゃダメだろ……。彼女らそれぞれ身内を失い死の危険に晒されてるのに、緊張感なさすぎる娘が多くておかしい。作者の、キャラ理解が甘い。ナタがただ我が儘でメンドクサイ……めんどくささの中になにか共感点を見いだせたらよかったのに。
《構成》 第一話から、客を惹きにくい。赤子の手を捻るような帝国による侵略戦争を羅列的に描いているけれど、ぐだぐだ。読者に「可哀想。魔女国、負けないで!」と感じさせるためには、まず誰か主人公を定めてその主人公の幸せを願わせないとダメなんじゃないですかね? というかこの話、どの人が主人公?
《設定》 一つの集落に魔女が約一人いるんだったら、侵略を受けた地域だけでももっと大量に魔女がいるはず。そういう所の説明も無いから、作り込みが甘いなと思ってしまう。
魔女の役目がスープ作りだというのなら、もっとスープの重要性を増して、1巻目からぐいぐい見せてほしかった。スープの役割(ひいては魔女の役割)がただ栄養強化するだけだというのなら、魔女崇拝の浸透よりも農業改革のほうが行われると思う。
「悪魔の使役」と「スープ作り」という2要素がバラバラで、完成度の高い設定とは思えない。
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