昭和時代に名前を聞いたことのある漫画家さんで、昭和57年の作品という(文庫本化が)読み放題の作品。絵のタッチが嫌いではなかったし、表紙が気になって読んでみた。昭和時代は、今よりもまだ同性の恋愛は偏見があったろうに、よくこんな踏み込んだ作品を
描けたなと賛辞を贈りたい。高校生の女の子美園がふとしたきっかけでモデルで中性的なイメージの流衣子と出会う。最初はレズビアンということで印象は悪かったが嫌悪感はなく、幾度となく会う機会があるうちにお互いが惹かれ合い・・・というバリバリの百合の話。タイムリーでこの本と出会っていたら、私は中学性。昔と今とでは考え方とか違っていたのかもな。GLが好きなかたは必見の価値あり。ただしバッドエンドです。
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