BLマンガ

1巻完結

画家と音楽家

ARUKU

（4.5）投稿数31件

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作品内容

明日のパン代すらおぼつかないほど貧しい画家がいた。売れない絵でも描き続けられることが幸福だった。そんな彼がある日出逢った音楽家は、若くして成功し地位も名誉も金も持っていたが恐ろしく孤独だった。透明に輝く画家の魂に触れるうちに頑なな心が解け始めて…。ARUKU渾身の傑作選集。

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完結

詳細

簡単

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作品ラインナップ　全1巻完結

画家と音楽家

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作品情報

ジャンル

： BLマンガ

作品タグ

：不思議な感覚

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出版社

：リブレ

雑誌・レーベル

：ビーボーイ

DL期限

：無期限

配信開始日

： 2015年7月2日

ファイルサイズ

： 75.3MB

ISBN

：

9784862638922

対応ビューア

：ブラウザビューア

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レビュー

画家と音楽家のレビュー

平均評価：4.5 31件のレビューをみる

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高評価レビュー

shikimi さん

(女性/50代) 総レビュー数：452件

見上げる冬の空は

ARUKU先生の作品は、読んでいるといつも心を万力でギリギリと締め上げられるような感覚になる。

２０１１年刊行された短編集。
表題作は売れっ子の音楽家と、明日のパンも買えないほど貧乏な画家の物語。
惹かれあう二人だけれど、「才能を持つもの」と「持たざる者」……それはとても残酷な対比で、読み終わった後なんとも言えない気分になった。
読後いろんな思いがあふれたけど、画家がラストシーンで見上げた冬の空はどこまでも透明で、美しい空だったんじゃないかなと思う。とても切ない。そして美しい。

収録されているどの作品もかなり癖のある作風で好みが分かれそうだけど、この強烈な個性と世界観は一度ハマると抜けられない。
BL沼は大概深いけど、ARUKU先生の沼は、底なし。

10件

2021年9月27日

ぽてりんさん

(女性/30代) 総レビュー数：68件

作者さん買い

ネタバレ

このレビューはネタバレを含みます▼ 表題作がなんとも考えさせられるストーリーでした。先生はこういった、どうにもならない貧しさの中に生きる人間を描かれるのが上手ですよね。売れない画家と、一度は売れたがスランプの音楽家、ドン底の2人がひととき交わるお話。相思相愛のはずなのに、2人の世界があまりにも違いすぎていて辛い。絵の具を買うお金すらない画家、それでも音楽家は何もしません。そして音楽家は徐々にスランプを脱します。最後、画家にも少し光が見えますが、大きな救済とも思えず。育った環境、価値観、感覚の違い、様々な部分でズレている2人、この先も深く交わることはない気がします。

2件

2021年4月19日

∴_∴ さん

(－/－) 総レビュー数：809件

この読後感…。

ネタバレ

このレビューはネタバレを含みます▼ 短編集です。表題作はどこまでも哀しい。画家との出逢いで音楽家としての自信を取り戻し画家から離れてしまう音楽家。音楽家は音楽だけで生きてきた世間知らずだから画家が酷く窮していた事が分からなかったのか…。泣く画家が切な過ぎた。そこがARUKU作品なのか…。ARUKU先生の描く不憫な美人受けは、どうにもならないの境遇のなかでも曇りのない瞳と心が美しくも哀しい。名もなき人のお話しは発想が素晴らしいARUKUワールドでした。ARUKU先生の作品は本当に嵌まります。

1件

2022年12月8日

topi さん

(女性/50代) 総レビュー数：90件

切ない…

表題作よりも、二つ目の名もなき人のお話が一番好きでした。ARUKU先生らしく不思議な設定のお話ですが、すぐにその世界に引き込まれてしまいます。二人のこの先には多分悲しい結末が待っているのかもしれないけど、それまでは肩を寄せ合って幸せに過ごして欲しいなぁ。大人の遠足のお話も好き。珍しく切なさ少なめで、この続きがあるなら是非読んでみたい♪

1件

2020年6月10日

Amber さん

(女性/－) 総レビュー数：190件

ジーンとくる

貧しかったり障害があったり、生きていけなくなりかけた人の最期に救いの瞬間が訪れる…お話が多いかな。架空の国の話もあれば、普通のサラリーマンのお話もある。表題作はありがちなオチにしないところがいい。考えさせられる。「地上で最も美しい生き物」も印象深かったです。

1件

2020年6月30日