新刊作者さん買い。世界観しっかりしてるファンタジー大好物なんです。前作のスピンオフ元「明烏夢恋唄」で描かれた妖怪界の遊郭、キャラが立った愛すべき妖怪たちが生き生きと作品世界で生活してる様子がもう好みドンピシャ(しかも黒髪羽受けっていう性癖も
まさにど真ん中)。そんなこんなでハマってしまった朔ヒロ先生、明烏夢恋唄とほぼ同じ時間軸のスピンオフ、追いかけないわけがないと、単話でも発売0時に毎回購入して単行本で纏まるのも楽しみにしてました。この作品は、妖怪界の遊郭で用心棒をしてる元男娼の美人鬼×京都の陰陽師一家の大学生CP。明烏〜で壊された遊郭の結界を直してほしいと京都まで移動させる途中の壮麗な廓と美しい四本角の鬼の姿を目撃した紺は、妖怪を封じる陰陽師一家に生まれながらも妖怪が大好きで人間は好きじゃない。陰陽師の術で唯一得意な結界を修復するために遊郭を訪れると、昨夜見かけたあの美しい鬼がいて。。。
読んでる間は完全にトリップできる良質妖×人BLファンタジー。鬼と陰陽師って、何百年、一千年と天敵な間柄のはずで、陰陽師はそれこそ身体中に邪気が入らないよう印を描いてて触るだけでピリピリするらしいからどうBLになるのかと思ったら、しっかりラブ、エチありです。そして帯がいい仕事してます。単話買っていた方も、おまけ描き下ろし4ページの幸せエチは必見なのでぜひ単行本も買うと良いですよ。いちおう話はこの単行本で完結してますが、後書きではシリーズ続編予定ありとのこと(作者さんのTwitterによるとメインは新しいCPで、過去キャラも登場とのこと)、ありがとうございます、楽しみすぎて仕方ないです。
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