3巻読みましたが、
エロいのは確かで、そのエロのセンスは嫌いじゃない
恋に理屈は通用しない、を体現する、自己破滅的なエロさね。
実存的な居所のなさから来る空洞を埋めようとする感じの底のない感じの。
掴みどころのなさをどうにか掴んで食
べようとする感じのエロさね。
その感覚はうまく掴んでるなーと思うんですけどね。
そう言う作品。一つの感覚を捉えてひたすら表現しようとしている。
だから映画みたいというのはわかります。でも自己制作のショートフィルムって感じの映画。
小説ではなくショートストーリー、であるはずなんですこういうタイプの作品は。それが向いてる。
なのにそれを小説にしてしまったので、グダグダになって、濃いものが薄まってしまっている。
こういうタイプのストーリーはキャラ設定あやふやでも感覚が伝わればいい、詩を読む感じで読めるのがいいんですが、中途半端に過去とか設定して話を長くしてるんだけど、中途半端なんです。
味が薄まっちゃって、かつ掘りきれてない。
読み切りショートとかにすればよかったと思います。
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