ネタバレ・感想ありヴァーチャル・レッドのレビュー

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小説、又は 映像を観ているかのような。
2021年10月18日
シギサワ先生の奥のその又奥の深い深い森のような世界に どーっぷり浸かりたいなら、この作品です。先生の作品は 媚薬のようで、一作品 終わった頃には 次の作品に手を出したくなるんです。この作品は ちょっと 昔々のTVで 白黒ドラマを観るみたいな感覚に陥ってください。男女関係が すごくエロくて(特別、エロい描写があるというわけではない。)エロチシズムを感じさせます。それから、もちろん、先生が
お得意とされている刹那的な世界を味わってみてください。
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小説っぽい
2021年1月23日
文体のせいで漫画なのに小説読んでる気分になります。1巻だと気持ち悪いまま、シンドいまま、最終巻まで読まないと何もわからないです。気になった方は最終巻まで読んだ方がいいです。自分の読解力、語彙力の無さで気の利いたレビューが書けず申し訳ないですが、作者のエネルギーの籠った意欲的な作品でした。
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3巻全て読んでやっと理解
ネタバレ
2025年2月4日
このレビューはネタバレを含みます▼ 最後まで読んで色んな事がやっと理解出来ます。なので2巻まで…読むと気持ちも重いうえに難解。最後まで読んでも重いですが。――SEの藤井と謎の女・律夏。藤井の後輩・吉野に唆され、坂の上の開け放たれた家に誰でもヤラせてくれる女・律夏を訪ねる。現実と想像、現代と過去、少し前が入り混じってよく分からないし、難解です。――最後まで読んで難解だった部分がようやく解って来ます。――噂や嘘、好奇の目、土地感、風習によって律夏の人生が本当につらく悲しい。藤井は後悔しかないはず。解ってあげる気配を持たせながら、信じず、寄り添わず、逃げ。モノローグが藤井がメインなので被害者感が出てるけど、今頃後悔してもな…という。――律夏のような人と居るのは辛いでしょうが期待を持たせ、近付いたのは自分なので。――読後感は良くはないですが面白い作品でした。
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深いようで浅い
2022年8月21日
3巻読みましたが、
エロいのは確かで、そのエロのセンスは嫌いじゃない
恋に理屈は通用しない、を体現する、自己破滅的なエロさね。
実存的な居所のなさから来る空洞を埋めようとする感じの底のない感じの。
掴みどころのなさをどうにか掴んで食べようとする感じのエロさね。
その感覚はうまく掴んでるなーと思うんですけどね。
そう言う作品。一つの感覚を捉えてひたすら表現しようとしている。
だから映画みたいというのはわかります。でも自己制作のショートフィルムって感じの映画。
小説ではなくショートストーリー、であるはずなんですこういうタイプの作品は。それが向いてる。
なのにそれを小説にしてしまったので、グダグダになって、濃いものが薄まってしまっている。
こういうタイプのストーリーはキャラ設定あやふやでも感覚が伝わればいい、詩を読む感じで読めるのがいいんですが、中途半端に過去とか設定して話を長くしてるんだけど、中途半端なんです。
味が薄まっちゃって、かつ掘りきれてない。
読み切りショートとかにすればよかったと思います。
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作家名: シギサワカヤ
ジャンル: 女性マンガ 恋愛
出版社: 白泉社
雑誌: 楽園