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雨だれの頃 1巻
1巻完結

雨だれの頃 1巻

647pt/711円(税込)

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194pt/213円(税込)

作品内容

優と美市は、優の引っ越しが決まるまで毎日のように一緒にいたご近所さんだった。中学に上がり、約束どおり美市のとなりへ戻って来た優だが学園の高等部には上がらず、外部受験を考えているという。ずっと一緒だと思っていた優の目には、別の何かが映っている。そのことが腹立たしくて、寂しくて、羨ましい。自分の胸はこんなにも、優でいっぱいなのに――。表題作[雨だれの頃]、二人のその後を描いた[エンゲージキーホルダー]に加え、優の友人・宿崎の淡い恋[春の息]を描き下ろしで収録。

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作品ラインナップ  全1巻完結

  • 雨だれの頃 1巻

    647pt/711円(税込)

    優と美市は、優の引っ越しが決まるまで毎日のように一緒にいたご近所さんだった。中学に上がり、約束どおり美市のとなりへ戻って来た優だが学園の高等部には上がらず、外部受験を考えているという。ずっと一緒だと思っていた優の目には、別の何かが映っている。そのことが腹立たしくて、寂しくて、羨ましい。自分の胸はこんなにも、優でいっぱいなのに――。表題作[雨だれの頃]、二人のその後を描いた[エンゲージキーホルダー]に加え、優の友人・宿崎の淡い恋[春の息]を描き下ろしで収録。

レビュー

雨だれの頃のレビュー

平均評価:4.8 32件のレビューをみる

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高評価レビュー

読後ショパンの雨だれを聴きながら反芻する
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 読み終わって、ショパンの雨だれを聴きながら、作品を思い返してみました。色んな感情が湧いてきて、混ざり合って、どうにかなってしまいそうですね。すごく幸せな気分なんだけど、同時に物凄く感傷的な気持ちにもなります。
雨だれを聴きながら、学校の教会で優と美くんが椅子に腰掛けて会話してる様子を思い出すと、思春期だった彼らの瑞々しく真っ直ぐな想いをより一層鮮明に感じる事ができそうでした。卒業式の日の教会での2人の姿にも号泣でした…。その後の彼らの行く末は知る由もないんだけど、卒業の日に教会で「ヨボヨボのじいちゃんになってもおまえとバカやってたいんだよな どんなかたちでもいいから」と言った美くんの言葉があるから、きっと彼らは何十年と歳月が経ってもじいちゃんになっても、最後まで2人そばで寄り添い続けてるんだろうなあと安心して想像できました。この最後の教会でのシーンはまじで泣いた…。キーホルダーも、、やばいです。可愛すぎます。
失恋してわんわん泣いていた宿崎くんも、大人になってもっと広い世界を見て、彼が彼として心から心地良いと思える居場所を見つけられていたらいいな。宿崎くんならきっと大丈夫ですね。
ナレーションとしてのモノローグが、この物語を過去の出来事として語っていて、それがこの作品の空気感を何倍も切なく懐かしく感慨深いものにしているなあと感じました(この一人称で「僕」と語るナレーターはきっと美くんなのかなと僕は思いました。彼のメモワールを語っている様な印象)。そしてそのモノローグがまた最高に良いんです。。桃子先生の選ばれる優しくて美しい言葉たちが心に響きます。
桃子先生の作風好きだなあと思い、連続で読んでみましたが、やっぱりこちらも好きでした。ファンになりました!彼らのその後も実は気になる、読んでみたい…というのも本音です!
いいね
25件
2021年9月19日
大人も優しい。
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ あのころ…と語るモノローグに誘われ、気がつくと雨の降る中学三年のその場所に立っている。
皆さん書かれていますがモノローグの効果!1枚フィルターを通して見ているみたいな哀愁のある世界に一瞬で連れて来られた感覚になります。
優と美市の中学三年生として過ごした日々。進路や親との関係、大人になり切れないもどかしさとか。逃げたい事の方が多かった時期かな〜。
そういう焦燥感から逃げるための2人のかけおち。
大人の存在を嫌でも思い知らされるし、強いと思っていた友の壊れそうな姿も、そして思わず零れた好きという言葉。
そこで共有した2人の気持ちは確かに恋だった。
でもこれからの未来を思う時に、ごくごく自然に思い浮かぶ別々の道。予感。くーーっめちゃくちゃ切ない。
かけおちの終わりに「ちゃんとやれるか?」と言った優に「平気」と答えた美市。きっとこの先ずっとずっと支えになると思う。とても短いけど一生大事で特別なそういう時間だったと思う。
2人がどうなったかは想像するしかないけど、かたちを変えても大切な存在である事は間違いない。
誰もが持ってるあのころ感、他のどの時間でもない中学三年生の時間がここにあります。もう大分昔(笑)の事だけどしっかり感じられました。
優しくて情感のある桃子先生の絵も本当に素敵で涙が自然に流れてしまいます。良い作品ですね〜。
あのころに帰りたいと思った時にまた読もうと思います。
いいね
8件
2022年2月24日
瑞々しくて繊細。愛おしい作品。
冒頭からすごい勢いで吸い込まれてしまいました。

きらきらと二人の二人だけの慣れ親しんだ掛け合いが優しくテンポよく進んで、身も心も羽のように軽い少年時代の熱く真剣で夢のような日々が綴られていきます。
よく硝子のようと言いますが、本当に薄い硝子のように透き通っている思春期の様がピリッと痛くもあり爽やかに甘い味を残してくれるようです。

登場人物は少ないのですがそれぞれの過去や背景、未来の物語が知りたくなるような魅力があります。

二読目、回想録である冒頭で一気に涙が溢れました。
ますます物語に惹き込まれ、語り手の一言一言が細かくて優しい針のような少しの痛みとともに心に沁みてきました。
愛おしくてずっと抱いていたいです。

語り手は2人のどちらかであることはわかるのですが、寂しくもあり愛おしくもあり。
あとがきの先生のおっしゃる通り、閉じこめておきたい物語であると共に、それぞれの現在の幸福を覗き見たい物語でもありました。

巻き戻せないきらきらした過去が懐かしくて切ない余韻として今日一日反芻してしまいそう。
この作品に出会えて良かった。
いいね
23件
2022年4月13日
エモさの極み。エモ好きな方ぜひ読んで!
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 初読み作者さん。たまに冒頭でガッと心を掴まれて攫われる作品があります。フォローしてる方のおすすめだったので試し読みしたら、開始3ページのモノローグでやられました。試し読みでみてください。こういうのをまさにエモいっていうのだと思う。エモさの極み。
繊細な線で描かれる、幼なじみDC同級生ふたりが“駆け落ち”して、北の果てで恋を自覚する話。中学を卒業して道は別れて、それからどうなったか作中では明かされない。手元に残るのはあの日の青い空の写真だけ。
レビュー少ないのは、あまり読まれてないんですよね。わー読まれてほしいーーー。BL初心者にピッタリだし(軽いキスのみ)、とにかくエモさを求める人はもう絶対に読んで!
いいね
13件
2020年11月15日
誰もが…
初読み作者様。
フォローしてる方々のレビューに惹かれて…。
君にくるまってもポチしました(^ ^)
冒頭から切なさを感じながらも読むのが止まらない。
誰もが経験してきたことなのかも…振り返ると2人の恋を思い出します。誰もが…っとそんな作品でした。
過去があるから今がある。(当たり前ー!(*´∇`*))振り返る事が出来るって、良い事です。

切なく甘酸っぱく、その後が気になる2人でしたが、きっと、どんな形であれ幸せな日々を過ごしているんじゃないかな…っと考えてしまいます。
懐かしい気持ちを思い出させてくれる作品でした。
いいですね〜。じんわりきまっす(*´∇`*)
いいね
9件
2021年12月17日

最新のレビュー

エモいなんてもんじゃない
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 作家買い2冊目です。
うわあ…これもっっのすごくよかった!
前作(18.44-)も素晴らしかったけど、こちらの方がもっと好きかも。

雨が降っている。一枚の写真。
何とも物憂げなモノローグから一気に物語に引き込まれます。

そして読者は「あのころの僕ら」の世界へ。こちらも雨。
校内に聖堂、彼らが着ている制服からしてもミッション系のお金持ち学校なのかなと推測。と思ったら優が帰宅した家を見てちょっと意外に。それは実に自然な流れで背景が明かされることで納得。両親と死別し「いかした家」も無くなってしまったが、木のぬくもり感じる温かな家と、おじいちゃんお姉ちゃん家族に囲まれ幸せに暮らす優。
反対に両親は健在で裕福だけど、広い素敵な家で一人ぼっちでご飯を食べ、両親からのプレッシャーで手枷をはめられている状態の美市。
幼馴染の2人は常にニコイチで過ごす。でもそんな関係も優の外部受験で終わってしまう…?

先生の仰る通り「大人でも子供でもなく、繊細で、旺盛で、痛々しい思春期」を閉じ込めたお話でした。
ショパンの「雨だれ」を聞きながら恋に落ちた優。中学生らしい戸惑いと、でも確実にドキドキしているあの表情の描き方素晴らしいです!でもさ美市はもっとずっと前から優を好きだよね。
「かけおち」(意味分かってるのか?笑)という名の大冒険が出来るのも、怖いもの知らずの中学生がなせる業。それでも北海道とは予想をはるかに超えていた。この行動力、無鉄砲さ、もう私にはありません(苦笑)
冒頭のモノローグ通りです。確かにこの時の2人は恋をしていた。こんな最果ての地で、眩しいくらいまっすぐな2人に私は泣かされました。

いつしか止んだ雨。手には一枚の写真。
再びのモノローグに胸がきゅっとなる。
その願いを確かめたい人、今は隣にいないの?(泣)
卒業式の日「10年後にまたくれよ」と言ったキスは?エンゲージキーホルダーは?
スーパーすぐる号は…降りてしまったの?
めちゃくちゃ切ないけど、それがノスタルジーをより強く感じさせる。辛い。でも秀作。どっちも本心。
せめてプロローグとエピローグの「僕」が今幸せでいますように。あの頃「僕」の隣に確かにいたもう一人の君も。
いいね
0件
2025年10月27日

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