ブルーリングさんがつけた評価
絶望、虚脱感、罪悪感、そんな言葉がよく似合う作品集。
2話の『コロッケじじい』は哀しくて優しくって...(続きを見る)
絶望、虚脱感、罪悪感、そんな言葉がよく似合う作品集。
2話の『コロッケじじい』は哀しくて優しくって涙が出た。
登場人物はみんな、どこかしら普通じゃない。暗い闇を抱えている。少しネジがズレている。
でも、自分と全くちがう人間でもない。
だから怖い。。
最終話を読んで、
「深淵を覗き込むとき、深淵もまたおまえを見つめている」というニーチェの言葉を思い出した。
エロ描写も多いけど、それ以上に深くて重い、不思議な余韻が残る作品集です。
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