初見タイトルを見て、昔バックパッカーの友人が言っていた「腐っても東京」を思い出しました。
あらすじも何も読まずに先生のお名前だけで読み初め、どんどん惹き込まれ、必死に生きる主人公やその周りの人々に共感し、イラつき、考え、最終二巻は温かくて
悲しくて泣きました。
秀麗でエロさ満点作品ではなく、真剣に毎日を大切に過ごす主人公達。喉がかれ思考回路がショートするほど必死に仕事をし、大切な人を最上級に大切にし、自分を見つめて生きぬく東京心中。
すっごいタイトルだ。
私の友人の腐っても東京も東京に固執する意味では無く、東京にて生きると言う意味でした。
必死であるから自他ともに美醜が丸見えの世界で剥き出しでやり抜く登場人物一人一人が人間臭くて滑稽で。
面白い、ほんとに面白い。
冒頭から愛して尽くして縋り付く攻めに対して、ツン一辺倒の受け。あまりのツンにギリギリと奥歯を噛み締めたりもしますが、上っ面のデレになんの意味があろうかっ!と。
唯一無二の素晴らしい人生BL。
是非読んでもらいたい作品です。
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