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ビューティフル・プア【イラスト入り】

榎田尤利稲荷家房之介

（5.0）投稿数22件

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作品内容

「貴族でも、そうじゃなくても、あなたはあなたでしょう？」父親の命で、遠い異国へとやってきた玲一郎。貧乏のあまり、自らを売りに出した侯爵・アロウが所蔵する絵画が目的だ。彼を求めて大富豪が集まるなか、唯一庶民の玲一郎はなんとか侯爵に近づこうとする。その超絶美貌にも揺らがなかった玲一郎だが、彼の人柄に触れるうちに、なぜだか心から笑う顔が見たくなり――。榎田流ノーブル・ロマンス！　（※本作品はイラスト入りです。電子書籍化して配信するにあたり一部単行本と異なる仕様がございます）

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作品情報

ジャンル

：ライトノベル

BL小説

作品タグ

：スリリングな展開 / 幸せな気持ち

※システムにて自動抽出したものを表示しています

出版社

：リブレ

雑誌・レーベル

：ビーボーイノベルズ

DL期限

：無期限

配信開始日

： 2013年7月26日

ファイルサイズ

： 1.0MB

ISBN

：

9784862633859

対応ビューア

：ブラウザビューア

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レビュー

ビューティフル・プア【イラスト入り】のレビュー

平均評価：5.0 22件のレビューをみる

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高評価レビュー

ＴＪＫさん

(女性/50代) 総レビュー数：1380件

一冊とは思えない読み応えのある作品です

ネタバレ

このレビューはネタバレを含みます▼ 先生の大ファンではあるけれど、昔風な絵とちょっぴり野暮ったさのあるタイトルから、長らく積んでいました。昔っぽいのは、実際15年も前の出版ですから当然です。それでも尚、この高評価の理由は…と気になって読んでみました。
読み終わった直後は、たった一冊読んだだけとは思えない満足感や幸福感でいっぱいになり、素晴らしい作品で高評価も頷けると思いました。何と言うか、良い意味で昔風なんですよね。今みたいに完全なBLでもないし、社会的風潮がどうのこうのでもなく、ヒューマンドラマ寄りのBLで同性・異性とか括らない、もっと大きな愛の話でした。
夫婦・親子・恋人など繋がりの濃く深いものから、主従・近隣・友人・福祉まで、とにかく多種多様な愛の形が見られて感慨深かったです。そこへ絵画や買収、「愛は金で買えるか」という哲学めいた難問などの伏線が複雑に絡まり合って進むストーリーは深みがありました。
お伽話のような所謂シンデレラストーリーかと思いきや、しっかりお金について考えさせられる、困窮する名門貴族と成り上がりの一般人という組み合わせも良かったです。何度も直面する金銭感覚の違いからくる礼一郎のボヤキのような脳内発言は、毎回笑ってしまうくらい面白かったです。
私は単なるきっかけとしか思っていなかった、そもそもの発端である「ガブリエル」…これがまた最後の最後で見事な回収劇を見せてくれて、さすが先生と唸りました。
とっても良い作品なので、先生のファンの方はもちろん、そうでない方にもぜひ読んでもらいたいです。

3件

2024年3月31日

黒鯉さん

(－/－) 総レビュー数：726件

本当に面白かった！

ネタバレ

このレビューはネタバレを含みます▼ 作者様買いです。毎度の如くストーリー展開が面白いんですが、今作もそうきたか！と一気読み。
ストーリーは作品紹介にある通りですが、貴族と平民の格差身分差の許されざる恋なんて可愛いお話じゃありません。コメディかと思えば一転シリアスに、ホッコリすれば切なくもなる、1冊でここまで無理なく展開できる作者様の想像力と構成力にため息が出ました。そして、侯爵の美しい精神性と玲一郎の率直さと物事の捉え方も好きだったし、人懐っこくて明るいサミーアも大好きでした！最後は侯爵様が囚われていた過去や窮乏した生活から脱することができるので、後味スッキリで幸せな気持ちになりますね。
BL関係なく小説としても面白かった、おススメです！

4件

2021年5月17日

まるさんさん

(女性/50代) 総レビュー数：5件

なんだ？それ、と思わせて。

没落貴族が援助目的で自分の身を売りに出す…というざっくりした説明からは良い意味で裏切られまくりの一冊でした。エロエロ展開に行くでもなく、じゃあトンデモのコメディかと言うとあれれ？
公爵が見た目は完璧な王子様なのに、畑仕事や薪割りまでこなすような人であったり、主役のレイが自らは「お金のことしか考えてない成金」と言いながら、情に熱い良い人であったりキャラが立ってます。そういうキャラ立てのうまさ、やはり榎田先生は抜群ですね。
脇役の執事とハウスキーパー、その他の招待客たちもそれぞれに良い味を出していました。一冊でサクッと完結しているので気軽に呼んで見てくださいとオススメしたい一冊です。

3件

2017年2月26日

くるたいさん

(女性/50代) 総レビュー数：1221件

超絶美形のとんでもない可愛さ

表紙からスパダリと儚げ美人受けの恋愛話かと思いましたがぜんっぜん違いました。行きのフライトでもらったナッツを持って帰る攻め(笑)と、鍛錬で精神まで貴族であろうとしている超絶美形の受け。この作品のどんなところが好きかって、そんなのたくさんありすぎて、、。笑えて哀しくて温かくて可愛くて。読み返したいシーンもたくさんありました。エンタメ性もある明るい内容なので、だいぶ表紙で損をしていると思います。Ｈシーンはラストのみですが言葉責めしてました。本当に楽しめてお気に入りの一冊になりました。

0件

2022年3月3日

ぽんぽんぽんさん

(女性/50代) 総レビュー数：281件

侯爵さま最高

ネタバレ

このレビューはネタバレを含みます▼ 貧乏な侯爵さまが売り出したのは自分と１年を共にする権利。侯爵さまの持つ名画を狙って画商の息子、玲一郎が身分を隠して選考会に潜り込みます。試し読みでは侯爵さまを巡る恋のさや当てのお話かと思っていましたがちょっと違いました。
窮状を凛として生きる侯爵さま。その人柄や過去に触れる度に玲一郎は本来の目的を忘れてしまい…。
もう侯爵さまが最高です。これは惚れます。仕方ない。
周りの人たちも温かい人ばかりで、愛に溢れたとっても素敵な作品でした。

0件

2020年7月5日