合本版の場合はSSがつく+値段も少し安いですが、ページ数がハンパないのでどちらが良いかは悩み所。英国の全寮制学校+特権階級、権力、見栄、嫉妬、羨望、ホラーにオカルトあり。
1巻は百物語からスタート。鏡の謎、霊廟、緑のドレスの貴婦人、妖精。
そしてジャックとの関係。主要人物かと思ったらあっさり死亡したり、ユウリが急に呪文を唱えたりびっくり。
神話、宗教、歴史、哲学など、様々な知識が散りばめられていて読み応えあり。個人的には西洋の知識が乏しいので中々難しい。全寮制の仕組みも難しい……。
アシュレイとシモンは友情なのか愛情なのか何なのかは不明ですが、シモン→ユウリ←アシュレイ状態。登場人物紹介があって分かりやすいです。絵柄は癖が強いので好き嫌い分かれそう。
全巻読むと、ユウリ総モテ無双。あっちこっち無自覚人たらし状態。筆頭のシモン、アシュレイ、ヒュー、オスカー、セイヤーズ、シリトー、アンリ等々。巻を追うごとに増えます!
前半登場のキャラは後半にはほぼ登場せず。シンクレアとバフォートくらい。ブレナンも最後は姿なし。ヒューはあんなことになってから出番多し。番外編だと妙に怒りっぽいキャラに見えました。マクケヒトはミスリード狙いのキャラ?良くも悪くも普通の感覚の人っぽいです。
最終巻の後半は怒涛の展開で、蛇責めがキツイ。シリーズ後半に登場したオスカーがここまで重要人物になるとは意外。そして不穏な空気を漂わせていたユウリが……!!謎を残したまま次のシリーズへ続きます。
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