舞台は現代ですがそのルーツは1000年前にまで遡るという年季の入った因習ものであります。いきなり無理矢理シーンから始まるのですが、する方の視点で、それがまたすごく同調できる感情の上での所業なので単なる暴力とは違いものすごく切なかった。そして
その感情はちゃんとされた側の由良にも伝わっていて…。全体を通じ、とにかく貴志と由良の魂レベルで惹き合う絆に終始ホロホロしっぱなしでした(/_;) ようやく心が通い合ったかなと思った刹那、彼らの存在の本質に関わる因縁の事件が起きて引き裂かれ…。どうやってこの問題にケリをつけるのか、ハラハラでした。正直、世界観が今一つ消化しきれなかったところもあるのですが二人が離れずに済んだ、その結末だけでまずは十分満足でした。続きの話は同人誌で展開されているようです。kin〇leで電子化もされているようなので読んでみたいと思います。
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