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お菓子の家～un petit nid～

凪良ゆう葛西リカコ

（4.6）投稿数73件

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作品内容

リストラされた加瀬は、強面なパン屋の店主・阿木に声を掛けられ、バイトをすることに。無愛想で人との付き合い方が分からない加瀬にとって、店の温かな雰囲気は馴染みがなく、戸惑うばかりだった。けれど火事に遭って阿木と同居することになり、彼の優しい手にどうしようもなく惹かれていく。優しくされればされるほど阿木に依存してしまい、溢れそうになる感情に加瀬は……。

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詳細

簡単

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作品情報

ジャンル

：ライトノベル

BL小説

作品タグ

：パン屋 / 強面 / 店主 / ギャップがいい / 不幸な生い立ち / 互いに支え合う / 受けが可愛い / 対等な関係 / 幸せな気持ち / 穏やかな気持ち / 心が温まる

※システムにて自動抽出したものを表示しています

出版社

：プランタン出版

雑誌・レーベル

：プラチナ文庫

シリーズ

：夜明けには優しいキスをシリーズ

DL期限

：無期限

配信開始日

： 2016年8月12日

ファイルサイズ

： 2.7MB

ISBN

：

9784829625385

対応ビューア

：ブラウザビューア

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レビュー

お菓子の家のレビュー

平均評価：4.6 73件のレビューをみる

高評価レビュー

たっちょさん

(女性/40代) 総レビュー数：350件

驚くほど泣きました

小説は苦手で、今までほとんど読んでいませんが、
やはり凪良先生は色々な意味で特別です。
軽い気持ちで読み始めたら、嗚咽するほどにずっと泣いて止まらなくなってしまい、元のお話も含めて一気読みしました。しかも何度も繰り返し読んでいます。
DVとかヤクザとかを題材にしたお話は普通、自分とは関係ないどこか違う世界の話だと感じますが、凪良先生が書くと、驚くくらいに身近に感じます。と言うか、加瀬や阿木や里央や知世など、登場人物全てが抱く気持ちに感情移入できるのです。
全方向にいい人も悪人もいない、本当にそれぞれが色々なものを抱えているのだと実感します。
特に加瀬の誰かに必要とされたい抱えきれないほどの欲求や、それでも過去の経験や過ちから感じる恐怖心や後悔から踏み出せない不安は、我々が心の奥で持っているドロドロした部分だと感じました。それを描写されたものを読むときに驚くほど泣きました。
そしてこんなに重い話なのに、最後とても穏やかな幸せな気持ちで迎えられるのも、凪良先生の魅力だと思います。
他の方のレビューにもありましたが、人前で読むのはやめた方が良いと思います。本を読んでこんなに泣いたのは初めてだというくらい泣きました。

3件

2022年9月26日

マリネコさん

(女性/40代) 総レビュー数：253件

「夜明けには優しいキスを」のスピンオフ

ネタバレ

このレビューはネタバレを含みます▼ 「夜明けには優しいキスを」を読んでから読んで欲しい！読まなくても話は通じるけど…。
読んでからの方が、加瀬さんの乗り越えてきたもの、執着、苦しみが身に沁みる。レモンイエローのシャツとか！

出てくる登場人物は、皆温かい家庭に恵まれず心にぽっかりと穴の空いてる人達。それでも、傷のなめ合いにならず個として自立しつつも支えあう関係になったと感じました。加瀬さんと阿木さんの関係も。上手く言えないけど、一見加瀬さんが阿木さんに寄りかかっているようだけど、ちゃんと対等な恋人関係になったのだと思う。
夜明けには～を読んでると、加瀬さんの成長が分かる！負担になってはいけないと離れようとしたり、、、これは要さんが人生をかけて寄り添ってくれたおかげなんだな、と思うと本当泣ける！
加瀬さんはビジュアル的に可愛くはないんだけど、でもなんかね、危ういというか、放っとけないというか可愛く思えちゃう(阿木さんの気持ちに共感！)この二人のイチャラブ、もっと読みた～い。先生もあとがきで、この二人ならいくらでも書けると書いてらしたし、ぜひお願いします。

0件

2019年10月30日

キャベツさん

(女性/40代) 総レビュー数：2482件

凪良さんの小説　スピンオフ

「夜明けには優しいキスを」のスピンオフで、加瀬とアギの話。夜明けには優しいキスを、で主役2人よりも加瀬が気になって仕方なく、その加瀬が主人公で嬉しすぎて大興奮で速攻読んだ。もう、途中から、加瀬のいじらしさに涙が止まらず、最後まで泣きながら読了。自分の辛い過去、要とのしんどい過去、愛されるはずがないという気持ちから人を避けてしまう加瀬。いじらしすぎて。。。レモンイエローのシャツを抱える加瀬…お菓子の家を大事にする加瀬…理央のために身を引こうとする加瀬…もうずっと胸が痛すぎて心臓に針刺さってるかと思った…凪良さんの作品はいくつか読んだけど本作ほど胸を抉られて泣かされたのは初めて。でも、これこそ、読みたかったやつ！とハッキリ分かった。これが、BLに求めてたものだ。それが形になって、文字になって、心の中で映像になっている、この奇跡。改めて、凪良さんの作品に出会えた奇跡にも感謝。

0件

2023年4月12日

say さん

(－/－) 総レビュー数：1574件

こちらのみ読みました

ネタバレ

このレビューはネタバレを含みます▼ 読み終わってからスピンオフだと気づきましたが、問題なく読めました。たぶんスピン元を読んだ方がより感情移入できそうではありますが、そちらの紹介文やレビュー読むと少ししんどそうなので、とりあえずこちらのみで。読みながらなんて感情の起伏が激しく、子供みたいでめんどくさい受けなんだと思いましたが、なんか過去含めだんだんありのままを受け入れてあげたくなって、きっと攻めもそんな気持ちなのかなとか思ったり。子供の無邪気さに癒されることもあれば、そうでないときもあって。だいぶ子供に振り回されてるかな。けど、みんな何か抱えながら生きている人たちで、だからこそ支え合いながら一生懸命生活してる。全体的に楽しい！って雰囲気ではないけど、明るい未来が待ってる終わりかたで、特に最後の攻め目線のお話はとてもよかったです。一人だけに懐く猫ちゃん、とても可愛くて仕方ないでしょうねー！

0件

2023年2月8日

monet さん

(女性/50代) 総レビュー数：136件

とっっても良かった！！

凪良先生の作品を読み漁ってます。この作品はあらすじにあまり興味を持てず放置していたのですが…最高でした！！「夜明け」の方はDVシーンが苦手なので未読ですがそれでも全く問題無しです。包容力と父性愛までも感じさせる阿木は本当に素敵！「積木」の加賀谷「いばら姫」の久保田もそうでした。つらい過去を持つ主人公に「出逢ってくれてありがとう。涙」と心から思いました。里央と猫は可愛くて加瀬とのシーンは何度も読みたくなる程ほのぼのします。知世も愛情豊かな素敵な女性でした。挿絵も素晴らしい！やっぱり葛西先生の絵は独特の幻想的な世界があって物語に溶け込んでくれます。本当に素晴らしいお話でとっても素敵なCP！これからも2人が幸せであります様に！絶対おススメ作品です。

0件

2022年8月3日