ウェバー伯爵家の次女ルドヴィカは年頃になっても正妃を娶らないハウンド王国王太子ルイスの『お手つき様』として悪評を集めていた。幼馴染の王子に密かに想いを寄せる彼女はこの心無い噂やルイスへの恋心に苦しみ、ある時、無謀な計画を思い付いてしまう。月の隠れた夜、宮殿の書庫へ行けば『何でも屋』が願いを叶えてくれる――……この情報を頼りに『何でも屋』を呼び出すが、しかし、彼女の目の前に現れたのは銀の仮面を被った怪しげな男だった。さらに依頼の報酬はルドヴィカの純潔だと告げて来て――!?褥で甘く淫らに男と交わり、快楽を教え込まれた時、心の奧底に押し殺していた想いが溢れ出す。