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栗本薫・中島梓傑作電子全集17 [JUNE I]
30巻配信中

栗本薫・中島梓傑作電子全集17 [JUNE I]

1,600pt/1,760円(税込)

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作品内容

「少年派宣言」から『元禄無頼』まで……、ボーイズラブの聖典「JUNE」に刻まれた栗本薫の軌跡!

中島梓のみならず、竹宮惠子、木原敏江、青池保子、大島弓子など、絢爛たる才能を集めて創刊された、ボーイズラブのバイブル的雑誌「JUNE」。著者が同誌に発表した小説のうち、『元禄無頼』、『元禄心中記』、『蝦蟇/蜥蜴』、『恋ヶ淵心中』、『逃げ水』などの時代物を収録。
さらにエッセイ「少年派宣言」、「花の美赤児学入門」、別名義・円城寺麗花で発表した詩「黄昏詞歌館」に加え、榊原姿保美(現・榊原史保美)、森内景生、江森備などJUNE作家との座談会、「JUNE」の当時の編集長・佐川俊彦氏による回想エッセイなど、「JUNE」の魅力を丸ごと凝縮した貴重なラインアップ。
このほか、盟友・木原敏江を語り尽くした「木原敏江論」、高校時代の文芸部部誌に発表した「ぬくもり」を収めた『接吻――栗本薫十代短編集』など、栗本薫・中島梓の耽美な世界を集大成した。
また、夫として、担当編集者として、最も近くで栗本を支えた今岡清氏が初めて綴るエッセイ(連載)、実母・山田良子氏の日記から栗本の誕生~大学入学までを記した「栗本薫の育児日記」(初公開)も大好評連載中。今回は栗本薫と歌舞伎の、初めての出会い!

※この作品の容量は、28.0MB(校正データ時の数値)です。

※この作品にはカラー写真が含まれます。

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作品ラインナップ  30巻まで配信中!

  • 栗本薫・中島梓傑作電子全集11 [終わりのないラブソング I]

    1,600pt/1,760円(税込)

    「JUNE」史上最高の人気作を上下2巻で完全収録! 二葉と竜一、傷だらけの2人から目が離せない!

    中島梓が雑誌「JUNE」で連載していた「小説道場」で、「学園もの」の作品の手本として第1話が掲載された『終わりのないラブソング』。
    発表されるや大きな反響を呼び、やがて同誌にて連載が始まった人気作を、上下2巻で完全収録する。
    上巻にあたる【終わりのないラブソングI】では、文庫本の1~5巻を収録。目玉は、「JUNE」誌で使用した栗本薫の5つの変名のうち、
    ジュスティーヌ・セリエ名義の4作とアラン・ラトクリフ名義の1作、計短編5作を復刻。いずれも入手困難な貴重な作品ばかり。
    作者や翻訳者のプロフィールまで作り込み、名義ごとに作風やテーマも自在に変えていた栗本の豊かな才能に驚嘆せずにいられないだろう。
    また、夫として、担当編集者として、最も近くで栗本を支えた今岡清氏が初めて綴るエッセイ「栗本薫との日々」(連載)、
    実母・山田良子氏の日記から栗本の誕生~大学入学までを記した、『栗本薫の育児日記』(初公開)も、大好評連載中。栗本薫のおしゃまぶりに悶絶必至!

    ※この作品にはカラー写真が含まれます。
  • 栗本薫・中島梓傑作電子全集12 [終わりのないラブソング II]

    1,600pt/1,760円(税込)

    「JUNE」史上最高の人気作を上下2巻で完全収録! 二葉と竜一、傷だらけの2人はどこへ向かうのか!?

    「JUNE」で人気を博した連載小説『終わりのないラブソング』。下巻にあたる【終わりのないラブソングII】では、
    文庫本の6~8巻と『TOMORROW』、番外編となる短編や、中島梓による「新・やおいゲリラ宣言」も収録。
    見どころは、「JUNE」誌で使った変名5つのうち、神谷敬里名義の短編全5作を復刻。
    これらはいずれも現在では入手が困難で、稀代のストーリーテラー栗本薫の面目躍如といえる佳品揃い。
    付録には「JUNE」と題された創作ノートの内容を紹介。
    また、夫として、担当編集者として、最も近くで栗本を支えた今岡清氏が初めて綴るエッセイ「栗本薫との日々」(連載)、
    実母・山田良子氏の日記から栗本の誕生~大学入学までを記した、『栗本薫の育児日記』(初公開)も、大好評連載中。栗本薫の幼稚園生活が始まる!

    ※この作品にはカラー写真が含まれます。
  • 栗本薫・中島梓傑作電子全集13 [ハード・ボイルド]

    1,600pt/1,760円(税込)

    『キャバレー』、『黄昏のローレライ』……、天才ジャズプレイヤーとヤクザ者の奇妙な友情の物語。

    『真夜中の天使』で登場し、『朝日のあたる家』で存在感を増した天才ジャズプレイヤー・矢代俊一を主人公に、ジャズマンの世界を描いた名作『キャバレー』と、その続編『黄昏のローレライ』や、
    さらにその関連作品『死はやさしく奪う』、「あの夏」を中心に、栗本薫のハード・ボイルド作品を収録。

    栗本が「私にとっては、最大の分身のひとり」と語るように、矢代俊一のあとを追って、栗本自身もジャズにのめり込み、ジャズ・ピアニストとしてライブを中心に活躍するようになった。

    多重人格障害を取り上げたサイコ・ホラー『いとしのリリー』のほか、月刊誌「小説怪物」に連載された「実験的創作講座」(単行本未収録)や、ジャズをテーマとしたエッセイ、著者のジャズ・ピアノの師匠であった嶋津健一氏による書き下ろしの特別寄稿などお宝も多数。

    夫として、担当編集者として、最も近くで栗本を支えた今岡清氏が初めて綴るエッセイ「栗本薫との日々」、実母・山田良子氏の日記から、栗本の誕生~大学入学までを記した「栗本薫の育児日記」(初公開)も、大好評連載中。
    暁テル子の歌を聴いて「ねえママ、コイって何なの?」。 無邪気な幼稚園児・栗本薫の活躍も是非お読み下さい。

    ※この作品にはカラー写真が含まれます。
  • 栗本薫・中島梓傑作電子全集14 [六道ヶ辻 I]

    1,600pt/1,760円(税込)

    平安時代から続く名門・大導寺家。古いノートの束とともに、恐るべき連続殺人事件が現代に甦る!

    「六道ヶ辻にいくたびこの身は迷うとも、六道能化の導きはいらぬ。儂は幾度なりとも畜生道に踏み迷い、天上界へは成仏せぬ」

    美貌の男女を数多くの輩出してきた平安以来の旧家・大導寺家を舞台に綴る、絢爛たる大正浪漫ノベル「六道ヶ辻」シリーズ、そのI。
    一族の末裔である大導寺静音は、家系図に名前のない謎の人物が記した「探偵記録」なるノートを発見、80年前に一族滅亡を目論む殺人鬼がいたことを知る。
    その直後から静音の周辺では次々と怪事件が起こり出す……。

    シリーズ第1作『大導寺一族の滅亡』をはじめ、 『ウンター・デン・リンデンの薔薇』、『大導寺竜介の青春』と、短篇「紅椿」、「硫黄泉」を収録。
    また、ジャンル別に小説執筆の具体的なコツを著者が語る、貴重な講演記録「小説のショは初心のショ」はファン必読!
    夫として、担当編集者として、最も近くで栗本を支えた今岡清氏が初めて綴るエッセイ「栗本薫との日々」や、実母・山田良子氏の日記から栗本の誕生~大学入学までを記した「栗本薫の育児日記」(初公開)も、大好評連載中。今回は栗本薫と母がピアノと出会う!

    ※この作品にはカラー写真が含まれます。
  • 栗本薫・中島梓傑作電子全集15 [六道ヶ辻 II]

    1,600pt/1,760円(税込)

    旧家に生まれ育った幼馴染み同士の恋は、開戦前夜の上海で思わぬ終局を迎えるっ!

    「僕は何回でも生まれかわります。何回生まれかわっても、あなたを――あなただけを愛しています」

    平安時代から続く旧家・大導寺家を舞台に綴られる、絢爛たる大正浪漫ノベル「六道ヶ辻」シリーズ、そのII。
    一族の末裔である大導寺静音は、幼馴染みの藤枝直顕とともに、亡き大叔父・乙音の婚約者であった妙連院笑子を訪ねる。60年前に上海で横死した乙音に瓜二つの静音を前に、笑子はこれまで心に封印してきた事件のすべてを語り始める……。

    シリーズ最高傑作の誉れ高い『墨染の桜』のほか、『死者たちの謝肉祭』、『たまゆらの鏡』、さらにこのシリーズ誕生のきっかけとなった著者唯一の短歌集『花陽炎 春之巻』を収録する。

    さらに、1993年に開催された公式ファンクラブ「薫の会」の10周年記念イベントでの座談会では、膨大な執筆量を支える創作秘話も披露。
    また、夫として、担当編集者として、最も近くで栗本を支えた今岡清氏が初めて綴るエッセイ「栗本薫との日々」や、実母・山田良子氏の日記から栗本の誕生~大学入学までを記した「栗本薫の育児日記」(初公開)も大好評連載中。今回は家にピアノがやって来た!

    ※この作品にはカラー写真が含まれます。
  • 栗本薫・中島梓傑作電子全集16 [伊集院大介 III]

    1,600pt/1,760円(税込)

    バラバラにされ継ぎ合わされた4つの死体、そして彼らを虜にした謎の「ゾディアック・カード」とは!?

    ミュージカル俳優として新たなスタートを切った竜崎晶の身辺で起こる奇怪な事件の数々……。『新・天狼星ヴァンパイア』(本電子全集第8巻収録)では晶の視点で描かれたヴァンパイア事件を第三者的視点から描き直すとともに、事件のさらなる深層へと迫った衝撃作、『真・天狼星 ゾディアック』シリーズ全6作品を完全収録。伊集院大介は二都をまたいだ猟奇的連続殺人事件の謎を解くことができるのか? 大介が恐れる、シリウスの復活とは……!?
    付録には、本作の執筆にも影響を与えたオウム真理教事件や幼女連続殺人事件、パソコン通信とインターネットの発達などをテーマに、夢枕獏、笠井潔と論じた座談会「仮想現実に征服された僕らの時代」や、栗本が敬愛し、多大な刺激を受けた大先輩・横溝正史との対談「探偵小説への見果てぬ夢」、横溝正史死去に伴う追悼エッセイなど、栗本薫の探偵小説への思いをひもとく貴重な資料も満載!
    また、夫として、担当編集者として、最も近くで栗本を支えた今岡清氏が初めて綴る連載エッセイ、実母・山田良子氏の日記から栗本の誕生~大学入学までを記した「栗本薫の育児日記」(初公開)も大好評連載中。今巻では幼稚園児の栗本薫がラジオ出演や文化祭で大活躍する!

    ※この作品にはカラー写真が含まれます。
  • 栗本薫・中島梓傑作電子全集17 [JUNE I]

    1,600pt/1,760円(税込)

    「少年派宣言」から『元禄無頼』まで……、ボーイズラブの聖典「JUNE」に刻まれた栗本薫の軌跡!

    中島梓のみならず、竹宮惠子、木原敏江、青池保子、大島弓子など、絢爛たる才能を集めて創刊された、ボーイズラブのバイブル的雑誌「JUNE」。著者が同誌に発表した小説のうち、『元禄無頼』、『元禄心中記』、『蝦蟇/蜥蜴』、『恋ヶ淵心中』、『逃げ水』などの時代物を収録。
    さらにエッセイ「少年派宣言」、「花の美赤児学入門」、別名義・円城寺麗花で発表した詩「黄昏詞歌館」に加え、榊原姿保美(現・榊原史保美)、森内景生、江森備などJUNE作家との座談会、「JUNE」の当時の編集長・佐川俊彦氏による回想エッセイなど、「JUNE」の魅力を丸ごと凝縮した貴重なラインアップ。
    このほか、盟友・木原敏江を語り尽くした「木原敏江論」、高校時代の文芸部部誌に発表した「ぬくもり」を収めた『接吻――栗本薫十代短編集』など、栗本薫・中島梓の耽美な世界を集大成した。
    また、夫として、担当編集者として、最も近くで栗本を支えた今岡清氏が初めて綴るエッセイ(連載)、実母・山田良子氏の日記から栗本の誕生~大学入学までを記した「栗本薫の育児日記」(初公開)も大好評連載中。今回は栗本薫と歌舞伎の、初めての出会い!

    ※この作品の容量は、28.0MB(校正データ時の数値)です。

    ※この作品にはカラー写真が含まれます。
  • 栗本薫・中島梓傑作電子全集18 [ミステリー]

    1,600pt/1,760円(税込)

    「正史・乱歩の徒」を自認した著者が、自らの居場所を求めて彷徨う女たちを描く本格的ミステリー作品集!

    「明治47年」という架空の時代の浅草を舞台に、[地球生まれの銀河人]と称した主人公に絡む「宿命の女」……、著者が理想とする大正浪漫の世界をきらびやかに描いた『魔都 恐怖仮面之巻』。ミュージカル作品として企図し、著者自ら小説化したこの作品は、彼女のミュージカル作家としてのスタイルも確立した、いわば「第2のデビュー作」である。

    このほか、栗本自身「ミステリーを書くのがとても困難な時代であった」と語る1980年代に執筆した作品群を中心に編んだ、極上ミステリー集。入手困難な『ネフェルティティの微笑』、『アンティック・ドールは歌わない』、『グルメを料理する十の方法』をはじめ、『ハード・ラック・ウーマン』、『あなたとワルツを踊りたい』のほか、ミステリーやグルメをテーマとしたエッセイやインタビューを収録。

    また、夫として、担当編集者として、最も近くで栗本を支えた今岡清氏が初めて綴るエッセイ(連載)では、『魔都 恐怖仮面之巻』の誕生秘話が明かされる。実母・山田良子氏の日記から栗本の誕生~大学入学までを記した「栗本薫の育児日記」(初公開)も大好評連載中。

    ※この作品にはカラー写真が含まれます。
  • 栗本薫・中島梓傑作電子全集19 [江戸~大正浪漫]

    1,600pt/1,760円(税込)

    未発表原稿発見!『天の陽炎』[完全版]を史上初収録。江戸っ子・栗本薫が描く、江戸~明治・大正の愛憎劇。

    ロックやジャズでバンド活動を行い、ミュージカル作者でもあった栗本薫は、その一方で着物や長唄、歌舞伎といった日本の伝統文化に幼い頃から触れ、精神的なルーツとしてこよなく愛した。その栗本が江戸を舞台に、学生時代から書きためた時代小説集『女狐』をはじめ、『好色屋西鶴』、『狂桜記』、『天の陽炎』、関連エッセイやインタビューをまとめて収録する。特に、著者自身の手違いによって原稿の一部が未掲載となっていた『天の陽炎』は、遺品のパソコンから未掲載の原稿、6700文字分が発見され、今回史上初めて[完全版]が収録。本人も出来に満足していたという同作の全容がついに明らかになる。
    そのほか、中学3年で書いた短編「太郎沼の伝説」や、飛鳥時代を舞台にした歴史小説、柳沢吉保、間部詮房を主人公とした時代小説の未発表作品3本を含めた超お宝作品が満載。
    また、夫として、担当編集者として、最も近くで栗本を支えた今岡清氏が初めて綴るエッセイ(連載)、実母・山田良子氏の日記から栗本の誕生~大学入学までを記した「栗本薫の育児日記」(初公開)も大好評連載中。小学生になった娘の優等生ぶりにホクホクの両親だが……。

    ※この作品にはカラー写真が含まれます。
  • 栗本薫・中島梓傑作電子全集20 [評論 I]

    1,600pt/1,760円(税込)

    埴谷雄高、筒井康隆、つかこうへい……、純文学からSF、演劇まで、痛快に切りまくる文芸評論集!

    安部公房、大江健三郎、サルトル、筒井康隆、つかこうへいらを論じ、恩師である早稲田大学教授・平岡篤頼に激賞された卒業論文「想像力の構造」をはじめ、中島梓としてのデビュー作である『文学の輪郭』、『道化師と神』、『夢見る頃を過ぎても』、『魔都ノート』など、文学や小説、演劇をテーマとする評論作品を収録。
    『文学の輪郭』は、文庫化の際に省かれた、作家・三田誠広との幻の対談「われらの時代と文学」も復活した。特別寄稿は同作の担当編集であった宮田昭宏氏。中沢けい、見延典子と共に「音羽キャンディーズ」と称せられた中島梓の当時を振り返る。
    また、夫として、担当編集者として、最も近くで栗本を支えた今岡清氏が初めて綴るエッセイ(連載)では、中島梓を知る人々の間では伝説の料理となっている「魔味マグロキムチ」のオリジナル・レシピほか、料理にまつわるエピソードを紹介。実母・山田良子氏の日記から栗本の誕生~大学入学までを記した「栗本薫の育児日記」(初公開)も大好評連載中!

    ※この作品にはカラー写真が含まれます。

レビュー

栗本薫・中島梓傑作電子全集のレビュー

平均評価:4.6 8件のレビューをみる

最新のレビュー

  • (4.0) 読みごたえがありました
    mafuyuno-kakigoriさん 投稿日:2023/5/8
    【このレビューはネタバレを含みます】 いろいろなジャンルの作品を書いてきたということがよくわかる全集だとおもいます。とくに、エッセイ、評論の分野がよかったです。 続きを読む▼

高評価レビュー

  • (5.0) 「終わりのないラブソング」
    Anno//さん 投稿日:2022/5/19
    【このレビューはネタバレを含みます】 挿絵が吉田秋生先生で、文庫版の表紙を見た時、終わったばかりの「BANANA FISH 」を思い出して思わず手にしていたこの作品。今回フォローしている方のレビューで全集の中にあると知って(感謝です)辛くて読み終わらなかったこの作品を、また読んでみようと思いました。 主人公 二葉をこの歳で見ると、何故?という状況に傷ついた彼の最初の相手は両親で、何の愛情もかけてもらえなかった二葉にとって、少なくともその時だけは親は自分を見ていて、子どもながらに傷きながら両親への愛を感じたのかな?と。だからか愛が欲しくなるとその時と同じ状況に自分を置いては傷ついて…そんな風に生きているのかなと感じました。勇介を求めた二葉の気持ちは親の愛を求めている様で、時が止まった様な彼の無気力感を眺めながら、どれだけ孤独な人生なんだろうと…多分学生時代はこの辺りで苦しくて読むのを挫折したなと。2人のフェンス越しのキスシーンはとても耽美で、イヤらしさのない美しさでした。 二葉が性的な意味も含めて愛したたった1人…竜一。彼の「はぁー俺は幸せだ」(二葉という美しい人を抱けて愛せて…これ以上の幸せは無い)のセリフに、男の人が本当に幸せを感じた時に呟く…何というか、その人に残っている幼児の様な所から出た素の気持ちだなと。ただそんな言葉を隣で言われた方はすーっと我に返って、明日からの生活のやりくりとか。幸せを感じている彼をずっとそのままにしてあげるにはどうしたら良いのか、と考え出して…。ゲイではない二葉もそんな風に一生懸命竜一を愛して…彼のそんな姿は、性を超えた美しさだなと。(素の彼は女子を可愛いと思う普通の青年なのに…) BLというファンタジーにハマる少女達を栗本先生は、「コミュニケーション不全症候群」と言って、そこから彼女達を卒業させるには…と書いたこの物語の最終話。確かに二葉は再生した様に感じたし温かい希望も感じました。ただやっぱりそこにもJUNE的な”永遠”というループな世界も入れてあるな…とも感じ。二葉の体調不良と夢となっているあのレイ プシーン。離人症を発症しているのだとしたら、どちらが彼にとっての現実なのかと(両方?)最終話を読みながらそんな物悲しさと対比した再生は、だからかとても美しかったです あの当時高校生の私は、髪の長い二葉にBUCK-TICKのあの方をあてていました(すみません)今も変わらずお美しい 続きを読む▼
  • (5.0) 顔レビはこれしかないでしょう…
    amfrさん 投稿日:2021/6/19
    【このレビューはネタバレを含みます】 全集#3【ぼくらの時代】より[ぼくらの気持ち]のレビュー:大学時代のバンド仲間、薫・信(シン)・泰彦(ヤス)の3人が1年ぶりに一堂に会し旧交を温めたその3日後、編集者のヤスが担当する年収2億円超の人気少女漫画家が殺される。おホモだち疑惑をかけられながら薫と信はヤスにかけられた嫌疑を晴らそうと…? 全集のラインナップでも一目瞭然、30年間に新刊だけでも約400冊もの本を上梓し幅広い創作分野で活躍した不世出の天才作家・栗本薫さんは、現在のBLの始祖でもあり、竹宮惠子や木原敏江、定広美香らと交友、自ら書く傍ら彼女の小説道場から今もベテランとして活躍中の秋月こお、英田サキ、榎田尤利らを輩出したことでも有名です。 『ぼくらの気持ち』は江戸川乱歩賞受賞作『ぼくらの時代』の続編。ミステリーの謎解きの楽しみもさることながら、[原稿依頼]→[構想]→[絵コンテ]→[ネーム]→[下絵]→[ペン入れ]…とマンガの制作手順に則った章立てでストーリーが進む演出が憎い。 またなんと言っても、当時(1979年)のマンガ業界・(やおい)同人誌業界の赤裸々な描写がすごい。この作品に出会って数年後、高校に入り友人に誘われて初めて行ったコミケも、まさにこんな感じで、作品そのままでしたね…。これを読めば、BL以前の「やおい」全盛期の時代感を心ゆくまで楽しめます。 2021年6月現在、なんと値引き中!これだけの作品数とお宝情報が入ってこのお値段…ありがとうございます。 BL好きなら差し当たり #2【真夜中の天使】 #7【朝日のあたる家】 #11【終わりのないラブソング】 #12【終わりのないラブソング】 #17【JUNE】 #28【JUNE】 を作品紹介文を参考に選ばれてはいかがでしょうか。 ちなみに『ぼくらの気持ち』はシーモアさんで単体でも電子販売されています。 続きを読む▼
  • (5.0) 懐かしい作品
    pecoさん 投稿日:2021/8/14
    学生時代に読んだ栗本薫さんの、終わりのないラブソング。全9巻の単行本が、二冊に纏められています(栗本薫全集の11、12巻)。うん十年前の作品だけあり、スケバンとか女(スケ)とか、文章が古い古い。一冊目はまだ分かるけど、二冊目のグダグダ感、精 神論、同じ問答の繰り返し。ほとんど読み飛ばしました。また、恩のある人を平気で裏切り、ウダウダする主人公にどんなにイライラしたか。小説を読むなら、最近の洗練された作品が多くあります。決して若い方には勧めません。しかし、大昔に読んだこの小説。また読める感動で☆5。 もっとみる▼

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