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僕たちは昨日まで死んでいた

中原一也笠井あゆみ

（4.1）投稿数15件

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作品内容

絶望に囚われ、死に執着する人間が放つ不吉な甘い香り――交通事故で兄を亡くして以来、「死の匂い」を嗅ぎ取れるようになった月島(つきしま)。「死」を漂わせる人間とは極力関わりたくない…。そう思っていた矢先、経営する飲食店の改装工事で、若い職人の佐埜(さの)と邂逅!!　精悍で鍛えられた肉体は生命力そのものなのに、なぜかあの匂いを纏っている!?　警戒する月島だけれど、工事後も客として店に現れて!? 　※口絵・イラスト収録あり

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絶望に囚われ、死に執着する人間が放つ不吉な甘い香り――交通事故で兄を亡くして以来、「死の匂い」を嗅ぎ取れるようになった月島(つきしま)。「死」を漂わせる人間とは極力関わりたくない…。そう思っていた矢先、経営する飲食店の改装工事で、若い職人の佐埜(さの)と邂逅!!　精悍で鍛えられた肉体は生命力そのものなのに、なぜかあの匂いを纏っている!?　警戒する月島だけれど、工事後も客として店に現れて!? 　※口絵・イラスト収録あり

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作品情報

ジャンル

：ライトノベル

BL小説

作品タグ

：職人

※システムにて自動抽出したものを表示しています

出版社

：徳間書店（Chara）

雑誌・レーベル

：キャラ文庫

DL期限

：無期限

配信開始日

： 2023年4月7日

ファイルサイズ

： 15.1MB

出版年月

： 2023年3月

ISBN

：

4199010947

対応ビューア

：ブラウザビューア

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レビュー

僕たちは昨日まで死んでいたのレビュー

平均評価：4.1 15件のレビューをみる

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高評価レビュー

かいなしれいなさん

(－/－) 総レビュー数：607件

2人が出会えて良かったと思える

ネタバレ

このレビューはネタバレを含みます▼ 老成というか達観している攻めなんだけども、この攻めなんと歳下です。びっくり。3歳歳下攻め。建築の現場作業員。受けはお母さんから充分に愛されないで育ち、現在も問題を抱えている、ところから物語スタート。2人とも色々辛い問題を抱えてますが、お互いにお互いを助け合って今がある。そんな2人です。詳しくは、読んで確かめてほしい。受けのお店に来るようになったのは、親方的な人に言われてきただけだ、みたいなこと言ってたのに、受けのこと&受けのお店のこと気になって自発的に来たという情報に凄い萌えました。作中最後まで本人に言ってなかったけど、いつか伝えてあげてほしい〜！！！受け絶対喜ぶやつ。なかなか2人がすんなりとは結ばれずにヤキモキしましたよ。途中何ヶ月も会わないでいたし。でも、お母さんに本当のことバレたのは良かったと思う。あんなの、ずっと続けていたら、受け壊れちゃったと思うから。中原一也先生お得意のいやらしい色気凄い攻めとかは出てきませんでしたけど、この攻めも好きだったな〜部屋片付けるの苦手で受けを呼ばないでいたエピソードもっと詳しくお願いします。2人は元々男はアリなのかどうか知りたかった。

1件

2023年9月27日

黒鯉さん

(－/50代) 総レビュー数：736件

匂いに囚われ

ネタバレ

このレビューはネタバレを含みます▼ 中原先生のお約束でもあるエロおやじも下ネタも封印、しっとりした作品です。
「死の匂い」を漂わせる職人佐埜(25歳)とそれを嗅ぎ取ってしまう飲食店オーナー月島(28歳)のお話。
死の匂いなんて不吉ですが、今の時代そんな匂いを放つ人がゴロゴロいそう。だけど栗原のような心根の人がこの匂いを纏うことがあるのだろうかと考えると、この匂いへの印象が変わりました。
前半はマイルド路線で時として都合の良い展開もありますが、栗原の登場でお話が一気に引き締まります。ラスト、死の匂いを放っていた佐埜から本来の体臭を嗅ぎ取った月島の思いにじんわり。好きな人の匂いって安心するし格別だから、月島にはこれから思う存分佐埜をスンスンして欲しいな。

3件

2023年4月16日

Casa さん

(女性/－) 総レビュー数：769件

救われる物語

死の匂いがすると言うファンタジーな内容を、作家さんの筆力でリアリティーを持たせながら違和感なく物語が展開します。死の匂いとは、その人の持つ絶望の別の形の表出でもあります。絶望とあきらめに囲まれている2人ですが、やっぱり希望を持ってしまうことを止められない。そこに現れる悪魔のような栗原と言う男。どうなる、どうする、とハラハラしながら読み進めました。最後まで息をつかせない。そしてエチシーンは、年下攻めの魅力を最大限に発揮した、わがまま系の感じがすごくよかったです。BＬとしても物語としても楽しめる作品です。

1件

2023年9月28日

よいちさん

(女性/40代) 総レビュー数：236件

ご都合主義的じゃない

この作者さんを今まで知っていたのに、何故か購入しませんでした。「負け犬の‥」を読んでストーリーと文章が良かったのでこちらも購入したのですが、結果良かったです。とても。
〇
こういうのでよくあるご都合主義的、じゃない問題の解決の仕方。ちゃんとストーリーや現実的に無理なく、急展開でもなく解決。こう書ける人は、人生の酸いも甘いも噛み分け、色んな経験をしてきた人だと思います。
〇
あとエチシーンが女子の妄想ではなくて、リアルっぽい。

1件

2024年1月4日

しょこらさん

(－/－) 総レビュー数：663件

ハラハラしたけど良かった

ネタバレ

このレビューはネタバレを含みます▼ タイトルが重いから読む勇気が出なかったけど、すごく良かったです。受けも攻めも家族の事で複雑な闇を抱えていて、切なかったです。年下攻めのワイルドさと、妹の笑顔の為に周りに馬鹿にされても折り紙を折る優しさのギャップがかっこよかったです。栗原がヤバすぎて、無事決着するのかハラハラしたけど、攻めが罪の意識から解放されて本当に良かったです。受けも攻めも、これからは前向きに幸せになれそうなエンディングで安心しました。

0件

2024年7月2日

最新のレビュー

エリアさん

(－/－) 総レビュー数：88件

うーん

ネタバレ

このレビューはネタバレを含みます▼ 読みづらいしお話としても合わなかったです
もちろん文章がおかしいわけではないんですが、受けの店の改装のところで、何のお店か書かれないままま内装の話に入り、バーか喫茶店なのかな？と想像したところでおにぎりキッチンカーから始まった、店を持ってからラーメン店の雰囲気で営業していた、とだけ言われて結局なんの店か書いてくれないから、で、結局何の店なの？と思いながらしばらく読み進めることになりモヤモヤしたし、攻めのカブトムシの折り紙が残されたくだりでは、カブトムシの折り紙があるのが窓の外なのか内側なのか書いておらず、店内のカマキリのそばにある図を想像したので、外にいた受けが急にカブトムシの折り紙をとってびっくりしました。そこで外にあったことが分かったんですけど、なんていうか情景を想像するのに必要なことを書いてくれてないから誤解して想像しちゃうんですよね。そういう小さなストレスがあって、文章をすらすら読める気持ちよさがありませんでした。
お話としても、死の匂いを感じ取る自覚をしたエピソードでは死んだ男子高校生の顔を確認したわけでもないのに自分の力を確信したり、受けがしのうと思っても手首切る程度なので本気には感じられなかったり、そこでタイミングよく駆けつける攻めも来た理由説明してたけどその程度で人の家に勝手に入るか？としっくりこない部分が多く、攻めが受けに告白して手を出したのも唐突で、なに盛ってるんだ？て感じだったので萌えとかキュンもない。
最後もご都合主義っぽかった。受けの兄が亡くなる前も、亡くなったあと受けが兄の振りをする前も毒親だった母親が急に改心して、病気で一時期変だったけど治って良いお母さんにもどりました風なのが違和感あるし、二人の障害となる栗原のいかれモラっぷりは良かったんですけど、妻が自分から離れようとしていた証拠になるような都合の悪い手紙をずっと取っておいたのも栗原の性格からすると違和感があって、全体的にお綺麗な感じで話を畳むために話が進行してそのキャラらしくない行動がある印象で納得感がなかったです。
あと単純に受け攻めの惹かれ合う過程も薄味で感情移入できないというか。情緒的な比喩表現がたくさんでくどいくらいだったので、それ削ってもっとエピソード欲しいくらいでした。まあそれが作者さんの味かもしれませんが自分には合わなかったです。

0件

2025年9月27日

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