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ライトノベル
黒猫の黄金、狐の夜【電子特別版】
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黒猫の黄金、狐の夜【電子特別版】

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作品内容

父親の罪を背負い、身を粉にして働く狐獣人のコガネは、ある時、目の見えない猫獣人の子供を助けた。身寄りがなく記憶喪失の黒猫を「クロ」と名付け、コガネはクロを大切に育てる。クロは賢く美しい少年で、コガネはクロを学校に入学させるため目の手術を受けさせようとする。だが手術費用はあまりにも膨大だった。絶望するコガネに、医師スオウはある取引を持ちかける。たとえどのような犠牲を払ってもクロのためなら何でもしたいと願うコガネは取引に応じ、クロを王都の学校へと送り出す。離れ離れになって数年後、クロが貴族の落胤だと判明し…?

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レビュー

黒猫の黄金、狐の夜のレビュー

平均評価:4.8 50件のレビューをみる

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高評価レビュー

感動号泣必至!いついつまでもお幸せに
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ めちゃくちゃ良かったし、今回も泣くと分かってましたが、泣きながら読みました。作家さん買いですが、ほんとに電車とかでは読めません。いつ涙腺崩壊ポイントがあるかわかんないから。今作は最初からかなりずっと涙ポロポロでした。狐獣人のコガネは母がコガネを救ったことで命を落とし、父にその恨みを小さなコガネに一身に全て投げつけます。我が子を助けたい一心で助けたであろうその献身。でも、父親は愛する人の献身が理解できず、遺された寂しさを悔しさをコガネにぶつけることで生きていたのでしょうか?到底許せないけど。

今作の作家さんのテーマは『献身』だそうですが、ほんとに冒頭からそのテーマだったとあとで気づかされました。母の献身で救われたからといって、コガネが同じように愛するものに自身の身を犠牲にしててもという、間違った献身(そんなのがあるのかわかんないけど)をしてしまうことに繋がってはないと思うけど、コガネは拾ったクロという小さな命が愛おし過ぎるがゆえに「命をかける」という誤った献身を行うのです。

本当にいろんな『献身』の形をみることができます。クロを探し続けた叔父のロウも身を惜しまずクロを探し続けます。10年目で見つかったからそこで終わりますが、見つからなければ継続して探し続けるでしょう。

儚くなる寸前で無事救出されたコガネとその献身に苦しんだクロ、二人の出した本当の献身……『二人で幸せになる』献身。わかってるようで叶えるには相当に難しい答え。でも今ならそれが出来る。

村人に搾取され続けてるコガネが眼を治し、王立学院にまで入学させるにはあの方法しかなかった。作家さんはもちろんこれが答えだ、正解だということが言いたいのではない。

幸せについて色々考えさせられました。ほんとに2人が共に歩んでいけること良かった〜と嬉しかった。クロもコガネもほんとに可愛くて、しっかり最後の最期までえがいてくださったので、ココロがホワホワ幸せです。

全部読み終えたあと、ふとタイトルをしっかり読み返しました。『黒猫の黄金』『狐の夜』まさに、まさにこのタイトルしかありません!!!またも作家さんの素晴らしさにため息が出ました。
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3件
2024年7月2日
コガネの献身をどう見るか
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 父が犯した罪の賠償をし続ける狐のコガネと、目が見えなかった黒猫の少年クロのお話。

公共の場で読むのがとても危険な作品です。
うっかりしていると大号泣してしまうので収拾がつかなくなります。

私はめちゃくちゃ泣いてしまったし、好きな作品でしたが、正直読む人を選ぶ作品だと思われます。
理由は主人公コガネの行き過ぎた献身。
コガネの献身が許容できるかできないかで大きく変わってくると思います。

コガネがクロを思い、クロのために何でもしてあげたいと行動する様子は本当に健気でいじらしく、可愛らしくて涙を誘います。
が、コガネの生い立ちを考えたとしても、そこまで自分のすべてをクロに捧げる献身は読んでいて辛いし、ちょっと視点を変えると独りよがりで理解しがたいかもしれません。
コガネはただただクロの幸せを考えて行動していましたが、そこに自分の幸せは存在しないし、クロが考える幸せの在り方も否定しているように思えて悲しかったです。

クロがコガネに対して語った「俺の幸せと、コガネの幸せを、すり合わせたい」。
このセリフがこの作品の全てではないでしょうか。

自分の幸せを押し付けるのではなく、他人の言う幸せを受け入れるのでもない。二人に幸せを見つけたい。
長い物語の着地点がこのセリフに込められていて、まだこの段階ではラストまで進んではいませんでしたが、ストンと腑に落ち自分の中のモヤモヤも解消できました。

BLとしては、コガネの気持ちが終始家族愛以上のものに見えなかったので、結婚はまだしもエチがあったのがちょっと意外ではありました。
それなりに楽しめましたが、この作品では無くても納得したかも。
そうなると本格的に家族愛の話になってBLではなくなってしまいますがw
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7件
2025年2月19日
黒い夜が明けて黄金の朝日を迎えるまで
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ ケモ耳と尻尾を持つ獣人世界のお話。文明的には20世紀初頭ぐらいのイメージです。幼い子狐を救けるために母狐が犠牲となったことを許せぬ父狐は、村中の人達からお金を集めて子狐を残して姿を消します。幼い時から盗人の子として村人達にこき使われ、一人ぼっちで生きてきた狐獣人のコガネは、川の流れに引っかかっていた小さな黒猫を拾います。目が見えず、記憶も失っている黒猫をクロと名付け、貧しい中コガネは育てる決意をします。素直なクロはとても利発で、学校に行く機会が無くて読み書きもできないコガネは、何とかしてクロの目を治し教育の機会を与えたいと考えるのでした。物語全体を通して自己犠牲が大きなテーマとなっています。父親の罪のせいで搾取され続け、内職であるハンカチの刺繍に自分の尻尾の毛を抜いて刺繍糸として使うコガネは、クロのために自らの身体を試薬の治験に差し出します。後にそれを知ったクロは、ボロボロになったコガネを前に嘆き悲しみます。時折差し挟まれる御伽話のように語られる章が、自己犠牲が相手に与える大きな愛と残酷さとをより深く印象的づけています。二転三転しながら最後は相手も自分も一緒に幸せになろうと手を取り合うまでの深く優しいお話でした。
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3件
2024年6月24日
幸せになる意味
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 涙なしには読めないと思います。命と引き換えに助けた子。その子を愛せなくなった父親が村人からお金を集めて姿を消した。残されたコガネは心を押し固めて生きるしか無かった。毎日毎日が苦行のようだったに違いない。そんな毎日に現れた小さな子猫。弱弱しく、目が見えない。コガネが世話をしなくては容易く失われてしまう命。その命があることで、コガネは生きる意味を見つけるし、誰と居る幸せも知る。記憶も無くしてしまっていた子猫にクロと名付けます。クロの為に何かしてあげたい。そう思う気持ちがとても強くなるコガネは、差し出させるものがない、。身を削ることしか。その献身がクロを苦しめる事にもなってしまうのです。コガネにはそこまで考える事が出来なかったのでした。クロの目の手術をして。学校へいれて。相手を深く想うから。この身を捧げる。でもそれだけでは。互いに幸せを求めていく。そんな2人になれる。段々と。コガネとクロの2人だけ。手を取り合う。そんなこれからまで。傷ついた心は、元には戻らない。けれども。読了後、なんとも言えない穏やかな気持ちが湧きます。yoco先生のイラストもムードあって良きです。タイトルの意味!
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1件
2025年3月11日
献身、無償の愛
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 作者のSNSから書籍になる事を知り、そのつぶやき(書籍になる前のおおまかなお話)の文章を読むだけでも重くて悲しくて涙したので、書籍になったらどうなるんだろうと思いつつ、出版されるのを楽しみにしてましたがやっぱり情緒がグチャグチャになりいろんな場面で泣きました。
何かの隙間時間とか乗り物の中で読むのでは無く、家でじっくり読む事をオススメします。
あらすじや他の方のレビューの通り、狐獣人コガネと捨て子(?)クロの出会いと別れ、再会したその先のストーリーがコガネ、クロ両視点から丁寧に綴られています。
本編後にショートストーリーも有るので、途中苦しい内容もありますが、2人の行く末を是非読んでほしいと思います。挿し絵のyoco先生のイラストも物語に合っていて素晴らしいです。
また、伊達きよ先生のSNSで本編に掲載されていないこぼれ話も読むことが出来ます。
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6件
2024年6月2日

最新のレビュー

とにかくすごい名作!!みんな読んで!!
いや~また神作に出会えた…!!普段ほぼライトノベル読みませんが、BL AWARD 2025小説部門の10位で試し読みしたらどハマりですぐ購入し一気読み、いまだに余韻に浸ってます。こんなに取り憑かれたように読んだのは今までなかったかも。とにかく人物、ストーリー、世界観、表現、全て素晴らしい!言葉の持つ力や文章で伝わる表現の豊かさや素晴らしさを改めて思い知らされました。小説ってこんなに面白かったっけ?心が鷲掴みにされたっけ?もう映像が見えて心情がまざまざと伝わってくるんですよ!これはマンガでも読んでみたいけど、この作品は小説で想像力を巡らす世界観の方が合ってると思う。
献身とは、自己犠牲とは、愛とは、幸せとは…よくあるテーマなのに、心に深く深く突き刺さった。こんなに泣いて泣いて、深く考えさせられて、心の奥底に響いて残る作品は今までなかった。コガネとクロの気持ちが痛いほど伝わってくるし、スオウ先生も憎みきれない。
途中で読むのが辛い描写もあるけど、最終的に甘々のハピエンなのでご心配なく!本当に大切なことは目には見えないことを実感できる美しく優しく尊い物語。涙も流すけど、読んだ後はとても温かく幸せな気持ちになれます。とにかく獣人とかBLとかライトノベルとかそういうカテゴリーにとらわれず、全ての人に読んでほしい!これはそのレベルの作品です。
あ~もうこの作品に出会えて本当に良かった!!これからもずっと何度も読み続けていくだろう、私の神作です!!
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1件
2025年4月27日

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