「ごきげんよう。今日の噂はどなたの破滅かしら?」
噂を駆使したカステへルミの華麗なる復讐劇が始まる──!
公爵家の次男オリヴェルの元へ嫁ぐこととなった伯爵令嬢カステへルミ。
しかしオリヴェルは幼馴染のユリアナへの恋慕でこちらに見向きもしない。
ユリアナはオリヴェルに留まらずその兄ニクラス、さらには公爵家の人々の心を虜にし、カステへルミの居場所を奪おうとする。
しかしそんなことでは怯まないカステへルミ。
「「「カステへルミ様のお望みのままに!」」」
得意の“噂話”を駆使し、執事や侍女、さらには貴族令嬢たちを意のままに操ってジワジワとユリアナ達を追い詰めていく。
すると公爵家の闇が次々と芋づる式に明かされていくのであった──。