あの日のプレイボーイが、
愛妻家になって帰ってきた!?
安心してください、妊娠は間違いでした――
結婚式当日、そう綴った置き手紙を残し、ロウリは涙をこらえて
花婿アダムの前から姿を消した。おなかの子は彼との愛の証だ。
だがそう告げても、彼が私を愛してくれることはなかった。
ロウリの罠に嵌められたと言い放ち、冷たく背を向けたのだ。
あれから2年。ロウリは幼い娘を独りで育てていた。
つましくも幸せで穏やかな日々がずっと続くと思っていたある日、
偶然町中でアダムにでくわし、娘の存在を知られてしまう。
我が子とかかわりたいという意外な彼の申し出に、ロウリは驚き、
心が揺れた──まだ彼を愛している。でも彼を信じていいの?
*本書は、ハーレクインSP文庫から既に配信されている作品のハーレクイン・ロマンス版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。