3人の人間模様がうまーく絡みながら進むストーリー、年齢、これからの自分の在り方なんかを意識させられるエピソード。1年の終わりに読んでしまったからかなんだか余計切ない気持ちになりました。
高校教師甲太郎とその義理の父庚子さん、教え子のマサト
ラ。
庚子さんの年を重ねた余裕のある大人の佇まい。勝手に身についたものでもなくそう見せてきた自分。
結婚をして子供を育て終わり、今自分の性的指向に正直に生きて人生を楽しんでいる。
マサトラから向けられた真っ直ぐ、そして本気の恋心
。
見た目の変化、身体の衰えなんかはひしひし感じる。
でも恋した時のピュアな心の反応はずっと変わらずにいられるのかも。そうであってほしいなと庚子さんを見て思いました。
個人的には甲太郎のような存在になりたいかも。間違えたりもするんですよ。でも誰かの味方でい続けられる人の存在って心強いな〜。
自分では気づけなくても求められるそんな人憧れます。
1年の終わりに大人の恋愛のお話でしたが、3人の素のかっこいいとは言えない、かっこ悪い姿が沁みました。
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