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にいちゃん

770pt/847円(税込)

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作品内容

幼い頃、近所のにいちゃんに手を出され、現場を母親に見られてしまったゆい。それを境に、いつも遊び相手になってくれていたにいちゃんは姿を消し、親からは過保護なまでの監視を受けるようになってしまった。あれから時が経ち、にいちゃんを忘れられないゆいは、ある日もあてもなく街を徘徊し、そして、ついに再会の日がくる――。しかし、久しぶりに会ったにいちゃんは、昔のような優しいにいちゃんではなくなっていて……。 ふつうってなに まともってなに これはいけないこと…?BL界の鬼才・はらだが描く衝撃の禁断愛、ついに解禁――。

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作品ラインナップ  全1巻完結

  • にいちゃん

    770pt/847円(税込)

    幼い頃、近所のにいちゃんに手を出され、現場を母親に見られてしまったゆい。それを境に、いつも遊び相手になってくれていたにいちゃんは姿を消し、親からは過保護なまでの監視を受けるようになってしまった。あれから時が経ち、にいちゃんを忘れられないゆいは、ある日もあてもなく街を徘徊し、そして、ついに再会の日がくる――。しかし、久しぶりに会ったにいちゃんは、昔のような優しいにいちゃんではなくなっていて……。 ふつうってなに まともってなに これはいけないこと…?BL界の鬼才・はらだが描く衝撃の禁断愛、ついに解禁――。

レビュー

にいちゃんのレビュー

平均評価:4.4 1,125件のレビューをみる

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高評価レビュー

登場人物みんな変
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 他レビュー見て、やたももみたく後味悪いと思いきや病的な割に爽快感ある展開。
主軸はわがままで一途なゆい(受のち時々攻)、心の闇をゆいにぶつける景にいちゃん(攻のち時々受)のカップル。ゆいの協力者まい(男嫌い)がよく動いて別軸が見える。この3人の中では一番まいが大人かな。
にいちゃんは闇が深すぎて本当は受なのだが、恋しい人に分かってもらえなくって…おいおい、まい父!君の娘は景のこと、すぐ分かったぞ?少年が好きな変態だったのに、何でもウェルカムだな?君は。ということで、元凶であるまい父には悲惨な目にあって欲しい。どうか幸せになるな。
そして終盤は行く末どうなるか、という余韻がある。ゆいの吸うタバコの後口の様な。二人してクスリで沈んでいくんだろうが表現見事。
…これだけの内容を一冊によくまとめたな〜、と思いました。
おもしろかったです。

幼児性について(退屈な話でございます)/基本的に子供とは自己中で我儘な存在だ。当たり前だ、この世に産まれ落ちて大人の手が無いと生きていけない。生きていく為の食料を得るのに「私は後で結構です」なんて言っていたら動物としての生存競争に敗れてしまう。自己中・我儘とは生きていく為の基本的本能だ。それを時間をかけて社会の中で生きていけるヒトにするのが親の仕事である。ヒトになること、それは自分のある程度の欲望に見切りをつけ、繊細に感じる心を一部分鈍化させ、社会と同化することだ。もっと言えば誰かの為に動ける人間になることである。とんでもなくつまらなく、辛い事も多いが得るものも大きい。我々の先祖もそうして生きてきた。そうして守られて我々は大きくなった。その観点で言わせてもらえば、本作の2人ははっきり言って幼児だ。身体が大きくなり若干の知恵がついただけ、性欲と自己防御欲のオバケである。ゲイがいけないとか、子供との恋愛がいけないとかの問題ではない。(子供の恋愛は社会経験値が少ないが故にリスクは大だが)
ヒトとして生きる姿勢が大学生、社会人にもなって出来ていない。
ゆいの自己欲ばかりで都合の悪い事に目を向けない(切り捨てる)姿勢・景の自己欲の為に他者に損害を与える姿勢、確かに親の育て方に問題がある。心に闇があるだろうが、、この二人にも一応頭はついているのだ。自分で考えろ…ああ、それが出来ないからこうなったのか。…バカ者め…。
本当、問題児しか登場しない。
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5件
2021年1月19日
報われない負の連鎖
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 2024/7/19編集。
表紙のインパクトにまず惹きつけられました。一度見たら忘れられない表紙です。
はらだ先生のファンですがこの作品の評判を気にして直ぐにはなかなか読めなかった作品です。

読後はもっと早く読めば良かったと後悔しました。作品の受け取り方は人それぞれです。
気になったらとにかく読んで自分で確かめるしかないのです。

レビューで躊躇するのは大変勿体ないのでその後は購入前にあまりレビューを見ないようになりました。

タブーである小児性愛に真っ向から挑んだはらだ先生渾身の作品です。

当事者である二人の苦悩がその後の人生が、これでもかと言う程に赤裸々に描かれています。

元を辿れば「にいちゃん」こと景も小児性愛の被害者なのでした。
その大元の加害者の娘も登場する極限まで練り込まれたストーリーと作画で読む者を圧倒するとてつもない程の作品だと思います。

何も分からないまま小児性愛者の加害者の餌食となってしまった幼い景。
加害者が逮捕されても「でもおじさんと僕はちゃんと愛しあっていたよ」幼い景は何がいけないのか本当に分からない切なさ。

それなのに周囲の大人たちは「気持ち悪い」「可哀想」と言うだけで、景に真実を教えようとする大人はいなかったのです。

何がいけないのかも分からないまま、心のケアも施されずに、唯一の味方である筈の親にさえ、躾という名の虐・待を受け、叱責され続けて来た景の地獄。

時を経て大人になった景が幼いゆいと出会います。
ゆいもまた世間体を恐れて通報しなかった親が、景を変態と罵るだけで何故にいちゃんがした事がだめなのか、大人が子供にしてはいけないのかという大事なことを我が子に諭すことはなかったのです。

その結果、ゆいは優しかったにいちゃんを慕い続けるようになって行った。景の幼い頃と同じく、それが愛だと思い込んでしまったのでした。

景とゆいを逃れられない闇に陥れた「おじさん」は何も無かったかのように幸せそうに暮らしていたという圧倒的理不尽を描いているところも唸ります。「おじさん」は小児性愛から完全に離れたと取れる描写でした。

景とゆいの人生は一人の「おじさん」に依って狂わされてしまったのです。
全て大人が悪い。大人の罪の重さ。
どうあがいても二人の幸せな未来が想像出来ないエンドでした。

この作品を描き切ったはらだ先生をリスペクトします。
いいね
13件
2022年7月3日
にいちゃんは加害者だけど
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 怖い目に遭った、酷い目に遭った。その後はどうやって生きていけば良いの?
被害にあった後はどうやって自分を宥めれば良いの?何で我慢して無理して平気な顔して生きてなきゃならないの?
苦しい時、舞子みたいな、相手のしんどい話を黙って全部きいてあげられて、こんなこと、誰にも言えなくて、すっごくしんどかった!って、自分自身の気持ちも吐露してもらえるような、共感し合える相手が見つかることは、稀だと思う。
相手に負担にならないように気を遣う話だし、自分の後ろめたさを、好奇の目や同情の目で見られるのは辛いし、まして人との深い関わりを避ける時代だし。
にいちゃんに酷いことをしたのは結局誰なの?
性犯罪者は去勢して二度と社会に出てこないで欲しい、と思ってたけど、犯人を罰しただけでは被害者の人生の苦しみは終わらない。
にいちゃんは自分がされた行為について、被害を受けたんだ、と納得出来る説明を受けてないから、自分でおじさんとの関係に向き合う事も支援してもらえなかったから、おじさんのことを恨んでいない。憎しみを感じずに会いに行けて良かったと思う。
善悪の区別、にいちゃんが受けた行為は何故心配されるのか、時間をかけてでも説明して、傷つかないように守ってくれる環境があれば、少なくとも大人になることが出来ただろうに。
見た目は優しくて素敵な大人、でも中身がこどものままのにいちゃんに、ゆいは懐いてしまった。それが本当に愛なのか、関係を再開してすぐに、にいちゃんが自分を好きではないと気付いたのに、ゆい自身もずっと成長できずに、にいちゃんに縛られてるだけなのか。
にいちゃんは自分のことしか考えてなくて、今後も、ゆいのことを愛しいなぁ、と思ってくれる時が来ないような気がして辛い。せめて、にいちゃんから、酷いことしてごめん、と謝って欲しかった。
お話はすごく辛くて、にいちゃんがやっぱり酷いんだけど、二人には、お互いに依存するんじゃなく、尊重し合える仲になって欲しい。にいちゃんの両親にも、アラサーになるまでずっと心配してたんだから、すべてを理解できなくても、 話し合おうとした息子の勇気を受け止めて、いつか許してほしい。にいちゃんの仕事は在宅の映像編集とかだろうか。あまり運動してないという割には、肌の色も健康そうで引き締まったいい身体してるみたいに見える。見た目のまま、陽の当たるところで笑って生きて欲しい。
いいね
4件
2023年10月1日
〇〇⇒刷り込み⇒性癖確立のエンドループ
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ どちらが悪いとか一概には言えなくて、どちらも被害者で、起こってしまったこともそれで完成してしまった自分も変えることなんてできなくて、そんな中で足掻いて苦しみながら、そんな自分でもなんとか「幸せになる方法」を探し続けてるような、そんな話なのかなと思いきや。
どうしても不憫・可哀想、って感覚は抜けないです。悲劇だと思いますし憤りすら感じます。〇〇は絶対許すまじ。
ですが、被害に遭ってそれが原因で性癖が確立したとしたって、そんなことはどうでもよくて、大事なのは幸せを求めて生き続けていくことだということは揺るがないので、間違ってないよ、大丈夫。って、言いたいところなんですが。

そもそも『〇〇は絶対許すまじ』は、絶対変わらないのに、景さんにこのままなにもなかったかのように幸せを与えていいのか?
いや、きちんと実刑を食らうべきなんですよ。本来は。
でも、そんなこと、当のふたりがとっくに知ってることなんですよね。だから罪悪感でがんじがらめになるんですよね、景さんもゆいくんも。ゆいくんすら結局薬飲むわけで。
ここにきて『背徳行為』がもたらす死にそうな精神的負担を心の底から感じて、とりあえずしんどくなりました。その“愛”は、絶対間違ってるのに、何故こんなに惹き付けられて美しさすら感じてしまうんでしょうね。(※それがフィクション、文学の良いところです。)
まいちゃんが羨ましいです。あの子少し達観視しすぎてて、共感性の少なさが逆に救いになってるように見えるのがまた闇深いんですが、情緒乱されること少なそうで、とりあえず羨ましいです。

背徳的な愛情に苦しみ続ける二人にただならぬ萌えを感じる変態さんがいたら、この本は超オススメです。
だけど、そうじゃなくても、背徳行為、とか、禁断の愛、とか、ジャンルとしてはよく見かけるこれらの事象を、この作品ほど重く辛くしんどく描かれてる作品をあまり知らないので、文学作品として読んでみて、一度その闇深さを感じてみても良いのではないでしょうか。
私的にはカラーレシピよりかはだいぶわかりやすかったです。
いいね
7件
2023年9月25日
認めてもらえない辛さ
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ どこかずっと読むことを敬遠してきました。
しかし、ついに好奇心が勝り手に取りました。
この物語は日本のリアリティだと思います。

BLはご都合主義の展開が多くて、主人公や関係者の親族が大体本人の意思を尊重して暖かく見守ってくれる作品ばかり。
だから大体安心して読めるものだが、現実はそう簡単にはいかず、パターンとしては本人が本心を隠して苦しむか、バレて仲違いしたり疎遠になるか…だろう。
この作品に当てはめると、前者はゆいだ。
にいちゃん(以下景)は後者ならまだ良かったのだが、まさかの親からお前は病気だと言われてしまい、治療が必要だと強制的に女の肌に触れさせるよう仕向けられる。
この作品に出てくる景の親は、景に対して過度な干渉をし過ぎだ。そのせいで彼は苦しみ、壊れる直前まで追い詰められる。
『普通』とはなんなのだろう。1番多いと、それが『普通』になるのだろうか?
そして自分がその『普通』と同じだったら、他の人も当然そうでなくてはならないし、もし違う人が出てきたらそれを批判したり矯正したりするというのか?
民主主義・団体主義の日本では余計その色が根強い。みんなと同じでなければならない。同じでなければおかしい、と。いまだに同性婚が認められないところからもその気配が窺える。
もし世界が変わって、自分が『普通』とは違って、今まで好いていたものを否定された時に、自分がどうなるか、想像できるだろうか?
この物語のゆいや景、そして我々はそんな世界で今日も生きているのだ。
BLをお読みの皆さん、美化されたフィクションとしてならBLを美味しくいただいていけると思いますが、現実的に目の前で同性愛が発生したら、穏やかな目で見守ってあげられると断言できますか?良かったら少し、考えてみてください。

この物語の結末、彼らが幸せになれるかどうかは、本人たちの気持ちと、世間の目=日本の風潮が変わるかどうかに委ねられていると読み解いたのは私だけかもしれませんが、日本がもっと『自由』に変わり、2人には幸せになってほしいと願うばかりです。
いいね
5件
2022年10月27日

最新のレビュー

良い問題作
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 大人と子供の恋愛ってどの角度から見ても社会的にも世間的にも間違っていると考えられるのですが、にいちゃんとゆいを見ていると"異常"を切り捨てるのは正しいのかどうなのかと思いました。景は加害者になったけど被害者でもあり、最終的には2人一緒にいることで景もゆいも幸福にいるようで幸福だと自分達を強制に錯覚させていて何が悪なのか考えさせられました。
いいね
0件
2025年5月8日

書店員・編集者などオススメレビューをピックアップ!

ショタ、鬼畜、リバ…
編集:アロマオイル(シーモアスタッフ)
はらだ先生の魅力が余すところなく描き出されている作品!鬼畜ものやリバもの、メリバが好きな方に超オススメです。にいちゃんに抱かれたい、あの時の続きをしたいと思っていたゆいが数年来で「にいちゃん」である景と再開してからの逆転劇が、サイコだけど愛情たっぷり。

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