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少女マンガ
執事の分際 1巻
1巻完結

執事の分際 1巻

582pt/640円(税込)

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作品内容

革命期フランスの動乱の中、名門貴族に仕える切れ者執事・クロードと、贅沢に慣れきった美しい主人・アントワーヌの甘く密やかな恋愛劇。身分違いの、それ故に熱く切ない二人のロマンスを完全収録。(この作品はボーイズラブ作品となります。)

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作品ラインナップ  全1巻完結

  • 執事の分際 1巻

    582pt/640円(税込)

    革命期フランスの動乱の中、名門貴族に仕える切れ者執事・クロードと、贅沢に慣れきった美しい主人・アントワーヌの甘く密やかな恋愛劇。身分違いの、それ故に熱く切ない二人のロマンスを完全収録。(この作品はボーイズラブ作品となります。)

レビュー

執事の分際のレビュー

平均評価:4.8 46件のレビューをみる

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高評価レビュー

貴方が居ればそれでいい、という関係
映画化された先生の他作品は長編のためハードルが高い。よしなが先生初心者には一冊完結物からと思った。

BL以外の何物でもないのに、本作はその範疇に入れられてない。掲載誌を最後にチェックしてみても、BE_BOYと同人誌とあるから、詳しくない私にも判りやすい、ならではの出身であるにも拘わらず、だ(他のレビューアーさんも同様の指摘有)。


とにかく凄いの一言。余白や余韻の持たせ方上手いし、自分の世界をお持ちのような展開で、実力者ぶりをいかんなく発揮。恐いくらいにポルノ漫画な感じ、そんなところも中途半端で済ましてないのだ。といって、ストーリーは独特の時間進行であるにはある。時代背景を物語の作り込みに巧みに材料化し、貴族描写を肉付けしている。絵の力で既にまごう事なき貴族なのに。陰影とトーン捌きの職人芸のなせる技なのか? 出している雰囲気が、並ではない。
ただ、絵は私の好みでは全くない。絵やコマ割の上手さを、絵柄が好みでないからと過小評価しないので、Hが多すぎる作品に高評価を回避する傾向の私でも、これは別格の存在。

極めていやらしいシーンも何度も出くわして、情け容赦もなくBLで、しかも、二人の関係は主従の軛を超えて真剣な愛だ。このジャンルにありがちな、相互の愛情の確信までの回り道迷い道もあり、やっと二人は相手一人だけ、という状況を迎えるまでは仄暗い。
それに、前半は別カップルだ。

初BLレビュー。読んでいない訳ではなく。。今後もあまり積極的にはこの分野のレビューはしないだろうとは思うが、本作はレビューを入れておこうと思った。

このジャンルのレビューは難しいので敬遠していた。
竹宮先生が「風と木の詩」を連載されていた頃、弟の勧めで十何巻まで読み進めたが脱落、完読していない。単行本は未完だった当時買い進めたものの完結巻まで辿り着く直前に売り飛ばした。
以来、電子書籍でBLという一大ジャンルとして扱われる現実に接する迄は、ずっと遠ざかったままだった。かつて読めないと思っていた世界に、入ってみるとそこは専門用語の飛び交うレビューで高く支持され、やはり目眩がするのだが、かつては耽美一辺倒だった気がするこの世界、驚くほど広がっている。

レビューはBLについては門外漢過ぎて今後もやはり積極的にはしないつもり。
本作は、本作でかねて関心のあったよしなが先生作品に初めて触れて、つい書いておきたくなった。
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5件
2018年6月2日
天才の描くもの
素晴らしかった。もうそれ以上言葉が出てこない。
天才が描くと1コマの重みが全然違う!
驚くほどのえちシーンの多さですが、どれもここぞという必要な場面なんですよね。コマ数、セリフ、最小限でも最大の効果。
これでフランス革命前後の貴族の状況がわかるんですからすごいすごい。
男性同士の愛ですけれど、BLと呼ぶにはどうなのか、ちょっと超えたところにありますよね。
分冊版ではblだったようですが、コミックスでは少女マンガになっています。

連作短編集で、東洋の血が混じった従者と貴族のcpが2組登場します。
最初の作品、貴族とその愛人(マダム)の従者の切ない愛「シノワズリ」。
続く短い「ある貴族達の一日」。ザックリ傷を遺す短編です。一瞬でやられます。こういうの、名作っていうんでしょうね。
「シノワズリ」の貴族の友人の息子と、過去貴族に愛された東洋系の従者の甥。この2人が表題作「執事の分際」から続く連作の主人公です。
よしなが先生の「ジャックとジェラール」同様、「ベルばら」では描かれなかった貴族にとってのフランス革命。
同じく違う角度からフランス革命を描いた作品に「死刑執行人サンソン」とかありますけれど、ああいったものとも違う、でも同列で語りたいくらいの完成度。
会話のひとつひとつも洒落てて可笑しくて、でも泣いてしまう、この内容とページ数(ましてやセール中)なら断然買いです!
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11件
2021年7月20日
よい読み心地
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 多分に濃厚なBL要素ありますが、味わい深くウイットに富んだ質の高い作品なので幅広くいろんな方におすすめしたいです☘☘

どちらかと言えばシンプルな作画なのに、貴族の暮らしぶりが端的に伝わってくる描写は見事☘

顔だけは天使のような美形、ナルシストでわがままでへなちょこなアントワーヌは没落貴族のお坊ちゃん。一方、まぁまぁの男前ながら食えない奴で世渡り上手、毒舌だが有能な執事クロード☘

フランス革命前後を踏まえて少々のドサクサがありますし、クロードの出自などワケありですが、重くなりそうな話も淡々とした展開。クスッと笑えるシーンありつつ、心に染みる語り口は、さすが、よしなが先生☘

アントワーヌもけっこうキツい生い立ちなのに、執事クロードのおかげか、貴族らしくプライド高くも享楽的にお気楽にお育ちのご様子w☘

主従とはいえ、いわゆる日本的な忠義とはちょと違うし、色恋がからむところがフランス的というか☘

まさしく“執事の分際”で坊ちゃんを小バカにしたような言動の数々。でも実はアントワーヌを真摯に愛しているツンデレクロード。父のような兄のような一面も?☘☘

顔を合わせりゃ辛らつなやりとりばかりの二人だけど、ちゃんと互いを思い合っている。その絆も感じられてのエスプリの効いたハピエン、最高でした。
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3件
2019年5月13日
フランス革命のなか
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ ジェラールとジャックと同じ時期。聡明なクロードのお陰で、フランス革命での貴族への弾圧からいち早く亡命できたアントワーヌ。

アントワーヌが生まれるときに屋敷に雇われ、旦那様を慕いながらずっと仕えてきたクロード。白泉社から出ているこちらには、シノワズリが収められており、フランス革命より30年ほと前の出来事として、クロードの叔父の切ない短編がある。シナの血を引くクロード。そのことに触れず雇った旦那様を最後まで看取った。任されたアントワーヌのこと。

たぶん、愛する人の子であり、最初は父のような兄のような思いを抱いていたと思う。だけど、アントワーヌが自分を好いていることを知っても、彼を守るために家の存続を重視した。

革命が起きて、気持ちは決壊。執事の分際では成せなかったことを、「辞めた」ことで一線を越え、支え続けることと愛情を曝すことにしたのだろうな。

亡命先で暮らしていけるだけの財産を稼いできてから、アントワーヌの前に現れた。クロードは男前だ。甘ちゃんなアントワーヌを愛でるため、貴族よりも賢い(笑)

時代に翻弄されながらも、2人で生きていく場所を確保した。映画のようだな。
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1件
2023年11月16日
「私の命に替えましても」
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 辞書によれば「分際」とは身のほどや身分、立場のこと。「××の分際で!」と誰かに言われたら出しゃばらず己をわきまえて言動を慎まねばならない。
第1話『シノワズリ』では、本編『執事の分際』(革命前夜) より30年前のフランスはガチガチの身分制社会で、よもや貴族と従者が「分をわきまえずに」愛を告白したり愛し合うことなどあり得ない時代だったんですよ、という前提が語られる。
続く『小姓の分際』では、13才で名門貴族に仕え始め、長じて執事となったクロードに、病に伏した当主がまだ年若い息子アントワーヌを託す場面で互いに対する思いが描写されるが、ここでも格下の執事から当主へ胸中が語られることはない。
そしていよいよ、『愛とは夜に気付くもの』以降、アントワーヌとクロードの物語に入る。クロードの思いがわからず焦れ続けるアントワーヌ。革命が起きて遂に身分差がなくなった瞬間から、二人はどうなっていくのか?ぜひ、すみずみまでご堪能あれ!
(本筋とは関係ないところで個人的には、結婚と子作りについてのクロードの身も蓋もない表現が好きでたまらない)
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12件
2021年6月12日

最新のレビュー

初期作品好きです
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ よしながふみ先生の先品は「大奥」「きのう何食べ」から始まりましたが、初期先品を読み始めてハマってます。短編集ですが、登場人物、主人公は定まって、先代当主の話から次期当主まで、両方に使えるクロードとの関わりが描かれています。もちろんメインは若き領主アントワーヌと執事クロードの話ですがが、私は先んじて描かれている「シノワズリ」が好きです。一時期触れ合った執事のことが忘れられず、のちの執事にその面影を見出し思い出と共に死での国に旅立つ城主、その主人を密かに愛していたクロード、その余韻が好きです。
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0件
2025年4月11日

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