ネタバレ・感想あり執事の分際のレビュー

(4.8) 45件
(5)
39件
(4)
5件
(3)
1件
(2)
0件
(1)
0件
初期作品好きです
ネタバレ
2025年4月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ よしながふみ先生の先品は「大奥」「きのう何食べ」から始まりましたが、初期先品を読み始めてハマってます。短編集ですが、登場人物、主人公は定まって、先代当主の話から次期当主まで、両方に使えるクロードとの関わりが描かれています。もちろんメインは若き領主アントワーヌと執事クロードの話ですがが、私は先んじて描かれている「シノワズリ」が好きです。一時期触れ合った執事のことが忘れられず、のちの執事にその面影を見出し思い出と共に死での国に旅立つ城主、その主人を密かに愛していたクロード、その余韻が好きです。
いいね
0件
愛の物語でした
ネタバレ
2024年2月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ よしながふみ先生の作品の中でも特に2人の恋愛に重きが置かれた作品のように思います。いつも思うんですが、よしながふみ作品の攻めたちはみんな気が長いですね〜〜受けが育つまで何年も何十年も待つし、多少のオイタは目を瞑るし、嫉妬やらヤキモチやらも妬きますけど、少女漫画みたいに劇的な仲直りなんかまずしないし、全てが日常の延長として繋がっているというか、人生って感じ。許し、許される。それにしても、クロードさんみたいなタイプの人が嫉妬して激しく抱き合うのは良かったです。この作品は、結構恋愛色強めで読みやすかったです。そこまで肩肘張らずに読めました。
いいね
0件
面白かったです!
2024年2月11日
贅沢に馴れきった、ワガママ三昧の可愛い受けを楽しむ作品です。
ボウタイブラウスやレースの袖口、かかとのある靴等、衣装からも、フランス貴族の世界観にどっぷり浸れました。
憎いな。粋だ。美しいシノワズリ
2023年12月30日
シノワズリは、支那の調度品がヨーロッパで流行した時代。今でもアンティークでシノワズリの取り引きがあります。
この異国の肌と髪の目を持った青年の美しさをシノワズリと感じました。愛でて撫でて
細い手脚、体躯、組み敷く姿のしなやかさ。
エロスです。美しい。
革命前後の貴族と執事の良質なBL
ネタバレ
2023年11月19日
このレビューはネタバレを含みます▼ 「大奥」で有名な作者さん。期待せずに読んでみたら、面白い。革命前夜の貴族と執事の話。貴族たちの雰囲気も良く出ていますし、貴族のおぼっちゃんの世間を知らないわがままさも、東洋の血を引く執事のクールさと主人たるおぼっちゃんへの容赦ないつっこみも楽しく読めました。セリフにも余白の使い方にも、作者さんの力量を感じました。上質なBLです。
フランス革命のなか
ネタバレ
2023年11月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ ジェラールとジャックと同じ時期。聡明なクロードのお陰で、フランス革命での貴族への弾圧からいち早く亡命できたアントワーヌ。

アントワーヌが生まれるときに屋敷に雇われ、旦那様を慕いながらずっと仕えてきたクロード。白泉社から出ているこちらには、シノワズリが収められており、フランス革命より30年ほと前の出来事として、クロードの叔父の切ない短編がある。シナの血を引くクロード。そのことに触れず雇った旦那様を最後まで看取った。任されたアントワーヌのこと。

たぶん、愛する人の子であり、最初は父のような兄のような思いを抱いていたと思う。だけど、アントワーヌが自分を好いていることを知っても、彼を守るために家の存続を重視した。

革命が起きて、気持ちは決壊。執事の分際では成せなかったことを、「辞めた」ことで一線を越え、支え続けることと愛情を曝すことにしたのだろうな。

亡命先で暮らしていけるだけの財産を稼いできてから、アントワーヌの前に現れた。クロードは男前だ。甘ちゃんなアントワーヌを愛でるため、貴族よりも賢い(笑)

時代に翻弄されながらも、2人で生きていく場所を確保した。映画のようだな。
献身
2023年11月8日
最初にプロローグ的な短編があり、これは切なかった。
そして本編はさすがというか、なんというか。
フランス革命がらみということで悲恋を予想してハラハラしましたが、そこから逃れた二人はフランス革命を逆手にとった幸せを見つけられてよかったと思う。
こういう歴史物を描いてツッコミどころのひとつもない作品で素晴らしかったです、お見事!
312Pのボリューム、大満足
2023年11月8日
旦那様とその息子・アントワーヌに仕える、執事のクロード。主従もの、最高。厳密には執事の間は手を出さなかったけど。我が儘で口が悪く、ひたすらクロードの愛を欲しがるアントワーヌが何とも可愛い。脇役のキャラも◎。TNKを前面に出すのではなく、表情でエロを表現するのがとても上手。願わくば、雷のような、クロードと幼い頃のアントワーヌのエピソードがもっと欲しかった。15歳で雷怖いのエピソードは萌えた。フランス革命は要素の一つにすぎず、ひたすらイチャコラ、恋が中心の話。
革命の裏で。
ネタバレ
2023年8月5日
このレビューはネタバレを含みます▼ 312ページ、ほぼまるっと表題作です。始まりの話的感じに貴族と従者の禁忌な恋が描かれて(これがまた切ない)、それから数年いざ本編です。フランス革命が絡んできて重たくなるかと思いきやそんな事無く、坊ちゃまはどこまでも坊ちゃまで、有能な執事はどこまでも有能で、よしなが先生の描くキャラが際立っています。執事の台詞も皮肉が効いて小気味良く、勝てない坊ちゃまも可愛い。情事の描写はあっさりな様で、表情台詞、何とも艶っぽく官能的でした。革命を機に、身分を越えて愛し合うことができるようになった2人のお話、ロマンチックでユーモアもあり良かった!革命の裏でこんな事もひっそりとあったかもしれない、、、そんな風に思わせてくれるお話でした。
良かった!
2023年7月30日
ドラマでは観てましたが、原作は初作家さんでした。フランス革命の30年前からのストーリーです。オムニバスですが途中からは執事とお坊ちゃんの話で、これが良かったです。シリアスも笑いもありました。
いいね
0件
面白い
2023年7月28日
背景が白いのが多いのに、人物の表情が豊かだからか全然気にならない。
切なさと甘々と、良きバランスでとてもよかった。
いいね
0件
珠玉とは、この作品のためにある言葉
2022年10月18日
紙で昔、持っていたのですが半額になって
いたので購入しました。
よしながふみ先生の作品は、どれも素晴らしいの
ですがフランス革命を題材にした「執事の分際で」
と「ジャックとジェラール」は双璧な作品です。
2冊読むことをお勧めします。
こちらはライトなフランス革命ですが、そこに
至るまでも素晴らしい。また読めたかとを感謝
して読み返したくなる作品です。
素晴らしいです
ネタバレ
2022年10月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ 「ジェラールとジャック」を先に読んでこちらに来ました。こちらもとにかく素晴らしかったです。一つ一つのお話は短いけど、最初のお話からリンクしていて、後半には涙が出るほど感動しました。恥ずかしながら、数々のメディア化もされているよしながふみ作品を読むのはこの2冊が初めてでしたが、よしながふみ先生ってやっぱり別格ですね。歴史的背景も含めたストーリーの緻密さ、キャラクターが人間味があって愛しくて魅力的、引き込まれる会話のセンスとテンポ感、どこをとっても凄い。面白いという言葉で片付けるのは失礼なくらい質の高さを感じるけど、やっぱりストーリーが面白いというのが最高。BL的にも主従関係やえっちも含めて存分に楽しめつつ、BLジャンルには収まりきらない名作だと思います。
いいね
0件
最上級なストーリーと美しい二人
ネタバレ
2022年9月23日
このレビューはネタバレを含みます▼ 作品が出版されたのは少し(⁉︎)前になりますが、全く!古さを感じさせません!!すごーーーくステキな物語です。
美しい衣装に(だって貴族だから)色気がダダ漏れな(上に仕事の出来る腹黒&)黒髪メガネを、よしながふみ先生が描く最上級のストーリーで堪能できるなんて、最高ですよね⁉︎はぁ〜堪らん!!!
お話の割と早い段階で、気持ちが通じた二人のデロデロのアマアマな感じがたっぷりと味わえます。
ココまでの紹介だと「いや、ちょっと甘さが過ぎるのでは…?」と心配される方もいらっしゃるかも知れませんが、問題ありません!
二人の関係が、個人の人生のターニングポイントと無理なく重なっている上に、歴史的瞬間が二人の世界を甘いだけでは終わらせてくれません。ココが絶妙…。
よしながふみ先生の絶妙な匙加減を是非!
見事としか言いようがない、すばらしい作品
2022年9月22日
この博識なこと、1枚の絵に落とし込んだ情報量たるや、よしなが先生の知識の膨大さに舌を巻く。時代背景を細やかに丁寧に描きこんでいるからお話が生き生きしてくる。そして削るところは大胆に削る。見せなくても感じさせる、高等な技術。努力の天才。
久しぶりに読み返して
2022年3月27日
やっぱ面白いな~、そしてどエロいなぁ~、さすがだわ~、と思ってたら、意外にもレビュー数が少ないっ💦いや、読まないと損でっせ?
シノワズリの美しさと悲しさと儚さ…
2021年11月22日
BLのくくりに入るんだけど、もう、文学ですわ。よしなが先生、あなたはどうしてスゴいんでしょう。シノワズリの言葉をBLだけじゃなく色々なジャンルで使っているはずなのに、意味を理解したこの作品から、美しさと悲しさと儚さを感じます…アントワーヌからはたくましさも(笑)点目になったときがまた可愛い(爆)昔のBLの闇の部分が、久しぶりに見られました。最近のBLって闇と言えばグロみたいな…いやー、感動しました。二人が絡み合う気持ちと身体のもどかしさがキュンキュンしますー。
お互いがいないと生きて行けない😊
2021年7月22日
よしなが先生の作品はとても個性が際立ちます。
大げさな表現があるわけではないんですが、一人ひとり決して同じではないと言いますか…。
今回のお話も濃厚BLありますが、タイトル通り主人と使用人なんです。身分違いの恋のお話は数あれど、主人は主人としてあり、使用人は使用人としてあることが普通の作品はあまり見かけない気がします。そしてもちろん熱烈に愛し合っている愛人でもある。が、切ないとかモダモダとかあまりしません。ウィットにとんだ会話で軽めのタッチで進んでいきますが、この二人だけで完結してしまう世界。お互いがなくてはもう生きてはいけないんだろうと理解できます。
フランス貴族の美貌のアントワーヌ、中国の血が流れているエキゾチック執事クロードのお話。
素敵でした💕
初めのお話と連作になっています。初めのお話も私にはかなり魅力的でもう少し読んでいたかった~🌸
天才の描くもの
2021年7月20日
素晴らしかった。もうそれ以上言葉が出てこない。
天才が描くと1コマの重みが全然違う!
驚くほどのえちシーンの多さですが、どれもここぞという必要な場面なんですよね。コマ数、セリフ、最小限でも最大の効果。
これでフランス革命前後の貴族の状況がわかるんですからすごいすごい。
男性同士の愛ですけれど、BLと呼ぶにはどうなのか、ちょっと超えたところにありますよね。
分冊版ではblだったようですが、コミックスでは少女マンガになっています。

連作短編集で、東洋の血が混じった従者と貴族のcpが2組登場します。
最初の作品、貴族とその愛人(マダム)の従者の切ない愛「シノワズリ」。
続く短い「ある貴族達の一日」。ザックリ傷を遺す短編です。一瞬でやられます。こういうの、名作っていうんでしょうね。
「シノワズリ」の貴族の友人の息子と、過去貴族に愛された東洋系の従者の甥。この2人が表題作「執事の分際」から続く連作の主人公です。
よしなが先生の「ジャックとジェラール」同様、「ベルばら」では描かれなかった貴族にとってのフランス革命。
同じく違う角度からフランス革命を描いた作品に「死刑執行人サンソン」とかありますけれど、ああいったものとも違う、でも同列で語りたいくらいの完成度。
会話のひとつひとつも洒落てて可笑しくて、でも泣いてしまう、この内容とページ数(ましてやセール中)なら断然買いです!
古きフランスを舞台としたBLです。
2021年7月17日
少女漫画のジャンルだけど、中身は どっぷりBLでした。良い誤算でした。フランス革命前が舞台で、お坊ちゃまと良くできる執事との身分差恋愛、でも、執事がリードしているところが 良いなって思いました。お話は 大きく分けると 二つ 収録されていて、一つ目は切ない系なんですけれど、二つ目のお話とリンクしています。一つ目は 二つ目のプロローグ的な役目を果たしていると思いました。そして、二つ目のお話の坊ちゃん、ジャケ絵の彼がそうなんですけれど、執事のことがずっと好きで、いろんな形で彼の気を引こうとするところが キュンでした。時代背景やお国背景もあって、
”BL作品”という枠の中に閉じ込めておくには勿体ない作品だと思います。プロットがしっかりしていて(よしながふみ先生だから 当然ですよね。)小説を読んでいるような気分になりました。会話のテンポもいいですし、執事の気品さもさることながら、彼が彼の気持ちを閉ざしていた時とたかが外れた時の彼の感情の違いが絶妙に描かれてあって そこも好きなポイントです。
本当に素敵な作品です。
2021年6月21日
本当に本当に素敵な作品です。
BL作品でありますがそのカテゴリに収まり切らない世界観があります。
作者さんの時代考察の深さの上にキャラクターを作り上げるお力は尊敬の域を超えて感謝しかありません。
本当にこの作品を作って下さってありがとうございます。
後半の「主よ、、」の話は何度読んでも涙が出ます、、人を深く愛すること、あくまでもそこにある人間味、、
この作品に出会えた事に感謝しかありません。
ありがとうございます。
「私の命に替えましても」
ネタバレ
2021年6月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ 辞書によれば「分際」とは身のほどや身分、立場のこと。「××の分際で!」と誰かに言われたら出しゃばらず己をわきまえて言動を慎まねばならない。
第1話『シノワズリ』では、本編『執事の分際』(革命前夜) より30年前のフランスはガチガチの身分制社会で、よもや貴族と従者が「分をわきまえずに」愛を告白したり愛し合うことなどあり得ない時代だったんですよ、という前提が語られる。
続く『小姓の分際』では、13才で名門貴族に仕え始め、長じて執事となったクロードに、病に伏した当主がまだ年若い息子アントワーヌを託す場面で互いに対する思いが描写されるが、ここでも格下の執事から当主へ胸中が語られることはない。
そしていよいよ、『愛とは夜に気付くもの』以降、アントワーヌとクロードの物語に入る。クロードの思いがわからず焦れ続けるアントワーヌ。革命が起きて遂に身分差がなくなった瞬間から、二人はどうなっていくのか?ぜひ、すみずみまでご堪能あれ!
(本筋とは関係ないところで個人的には、結婚と子作りについてのクロードの身も蓋もない表現が好きでたまらない)
買って損なし
2020年9月16日
短いお話がたくさん入っています
ストーリーも絵も素敵で買って良かったです
軽妙かつ上品です。
2020年7月27日
下手な人が書けばペラッペラになりそうな設定なのに全くそうならないのは作者さんの技量とセンス、勉強量によるのでしょう。下世話なシーンすら高貴な空気が感じられました。BLはあまり読みませんがこれはよかった。登場人物それぞれの心情もべたべた描きすぎずに読み手に委ねるさじ加減がグッときますね。買ってよかった。
BLです
2019年9月23日
主従物ですね。ヨーロッパ中世なのでロマンチックでした。センスがあって面白かったですよ。エロもなかなか思ってたより濃かった。絵が独特ですがお話はとても良かったです
作者さん買いです!
2019年9月5日
作者さんの描く男性の表情の、何とも言えない色気が好きです。1つ1つの作品のラストで、胸にチクんと刺さるものがあります。
エスプリの薫り高く…
2019年8月10日
試し読みをしたら、買わずにいられませんでした!期待に違わない正統派(!?)執事ものです。
よい読み心地
ネタバレ
2019年5月13日
このレビューはネタバレを含みます▼ 多分に濃厚なBL要素ありますが、味わい深くウイットに富んだ質の高い作品なので幅広くいろんな方におすすめしたいです☘☘

どちらかと言えばシンプルな作画なのに、貴族の暮らしぶりが端的に伝わってくる描写は見事☘

顔だけは天使のような美形、ナルシストでわがままでへなちょこなアントワーヌは没落貴族のお坊ちゃん。一方、まぁまぁの男前ながら食えない奴で世渡り上手、毒舌だが有能な執事クロード☘

フランス革命前後を踏まえて少々のドサクサがありますし、クロードの出自などワケありですが、重くなりそうな話も淡々とした展開。クスッと笑えるシーンありつつ、心に染みる語り口は、さすが、よしなが先生☘

アントワーヌもけっこうキツい生い立ちなのに、執事クロードのおかげか、貴族らしくプライド高くも享楽的にお気楽にお育ちのご様子w☘

主従とはいえ、いわゆる日本的な忠義とはちょと違うし、色恋がからむところがフランス的というか☘

まさしく“執事の分際”で坊ちゃんを小バカにしたような言動の数々。でも実はアントワーヌを真摯に愛しているツンデレクロード。父のような兄のような一面も?☘☘

顔を合わせりゃ辛らつなやりとりばかりの二人だけど、ちゃんと互いを思い合っている。その絆も感じられてのエスプリの効いたハピエン、最高でした。
執事最高
2019年4月25日
作者買い。
王道執事もの。フランス革命のお話だけど、そこまで暗くない。言葉のセンスが凄いです。萌の宝庫です。執事好きの方には絶対読んでもらいたい!
ネタバレ
2018年9月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ BLもの?とら知らずに立ち読みから入ってしまいました。初BLもので驚きましたが、普通に静かでとてもよい話で偏見は良くないなと気付かせてもらえました。
良質なBL漫画
2018年8月28日
世界観が大好きなので読んでみました。
よしながふみ先生の作品はやはり素晴らしかったです。
何度読んでもドキドキします。
執事の愛
2018年8月17日
ジャンルはBLではなかったですが 完全BLですね。ジャンル分けて何かなと思うときあるので BLの良作を見るようなこの作品も ジャンル超えて良いです。執事の愛が深く濃厚で エロいシーンももうシッカリかなりありますが さほどBL好きでなくとも興奮しちゃう これだけ想い想われの二人 革命からも逃れ いつまでも仲良く 一生幸せで 執事のがかなり年上でも 先に亡くならないだろうな。とか 先のことまで妄想しちゃいました。
良作。
2018年7月2日
派手な絵柄ではないですしコマ割りなどもシンプルなのに、読後にはじわじわと心に染み渡るような幸福感でいっぱいになりました。本当に2人で死ぬまで楽しく生きていくんだろうなと幸せな気持ちでいっぱいです。
満足!
2018年6月9日
「愛とは夜に気付くもの」を既に読んでいて、抜けてる話があるな、と思っていたので、こちらの作品で補完されて大満足。BLは苦手なのですが、よしながさんのは、なぜか読める。不思議です。
貴方が居ればそれでいい、という関係
2018年6月2日
映画化された先生の他作品は長編のためハードルが高い。よしなが先生初心者には一冊完結物からと思った。

BL以外の何物でもないのに、本作はその範疇に入れられてない。掲載誌を最後にチェックしてみても、BE_BOYと同人誌とあるから、詳しくない私にも判りやすい、ならではの出身であるにも拘わらず、だ(他のレビューアーさんも同様の指摘有)。


とにかく凄いの一言。余白や余韻の持たせ方上手いし、自分の世界をお持ちのような展開で、実力者ぶりをいかんなく発揮。恐いくらいにポルノ漫画な感じ、そんなところも中途半端で済ましてないのだ。といって、ストーリーは独特の時間進行であるにはある。時代背景を物語の作り込みに巧みに材料化し、貴族描写を肉付けしている。絵の力で既にまごう事なき貴族なのに。陰影とトーン捌きの職人芸のなせる技なのか? 出している雰囲気が、並ではない。
ただ、絵は私の好みでは全くない。絵やコマ割の上手さを、絵柄が好みでないからと過小評価しないので、Hが多すぎる作品に高評価を回避する傾向の私でも、これは別格の存在。

極めていやらしいシーンも何度も出くわして、情け容赦もなくBLで、しかも、二人の関係は主従の軛を超えて真剣な愛だ。このジャンルにありがちな、相互の愛情の確信までの回り道迷い道もあり、やっと二人は相手一人だけ、という状況を迎えるまでは仄暗い。
それに、前半は別カップルだ。

初BLレビュー。読んでいない訳ではなく。。今後もあまり積極的にはこの分野のレビューはしないだろうとは思うが、本作はレビューを入れておこうと思った。

このジャンルのレビューは難しいので敬遠していた。
竹宮先生が「風と木の詩」を連載されていた頃、弟の勧めで十何巻まで読み進めたが脱落、完読していない。単行本は未完だった当時買い進めたものの完結巻まで辿り着く直前に売り飛ばした。
以来、電子書籍でBLという一大ジャンルとして扱われる現実に接する迄は、ずっと遠ざかったままだった。かつて読めないと思っていた世界に、入ってみるとそこは専門用語の飛び交うレビューで高く支持され、やはり目眩がするのだが、かつては耽美一辺倒だった気がするこの世界、驚くほど広がっている。

レビューはBLについては門外漢過ぎて今後もやはり積極的にはしないつもり。
本作は、本作でかねて関心のあったよしなが先生作品に初めて触れて、つい書いておきたくなった。
最高
2018年5月12日
よしながふみ先生の作品はどれこもれも本当に大好きです。こちらは同人誌なんかも纏めてあるので読み応えたっぷり。笑える所もありつつ胸にグサッとくる台詞や展開がありとても面白いです。そしてエロが濃厚でこれまたとても楽しめます。先生の表現力にあっぱれ。
星5以上!
2018年4月6日
初よしながふみさん、最高でした!
導入話の2人から鷲掴みにされ、主役が代わったらより一層切ないやら萌えるやら。
本場パリ仕込み?のエスプリの効いたクスッと笑える会話に、絶妙な間や表情の見せ方などなど完成度高い!
また、タイトル通り執事の分際ではしっかりと立場を弁えている執事が職を解かれた時…もー色々官能的で、でもチラリ父性の様なものも感じたり…グッと来る所も沢山ありました。
親戚の少女の話も切なかったなぁ。
大好きな作品
2018年1月20日
文庫化シリーズありがとうございます。
ひとつにまとめられてとても読みやすいです。
主人と執事のお話がオムニバス的に入ってる作品で、フランス革命真っ只中なので時代背景を考えつつ読むと余計に深くて面白いです。
表紙の主人がめちゃくちゃ可愛いー!執事がポーカーフェイスで主人を守り抜くのが本当に格好いいです。
満足!
2018年1月14日
BLジャンルの方で先に出ていた「愛とは夜に気付くもの」に抜けていたお話が追加されて新たに電子化されたのですね。「愛とは〜」を既に購入していましたが、繋がった物語をちゃんと全部読みたかったのでとっても満足です。…が、なんで少女マンガジャンルなんでしょう?よーわからん。先に此方が出ていれば重複購入しなくて済んだのに…とは思います、不親切。
はわわゎゎ〜っ🖤尊い✨(BL作品です)
2022年10月29日
出版社セールの折にシーモア島で紹介されていて巡り合った作品。オムニバス形式というか、表題作はスピンオフで、冒頭に主人公の違うスピン元の短編が同時収録されているというか。大奥を読んだときも思ったのですが、主役誰〜⁉となります(笑)それぞれのキャラにそれぞれのドラマと愛憎と情事があり、いろいろありつつもラストが素敵で💕 けっこう前の作品なので当然ではありますが、絵柄が古めなので★4。設定やキャラや作品全体の雰囲気などはとても好きですし、読後感も良く、お気に入りの作品になりました💗
いいね
0件
懐かしい
ネタバレ
2022年10月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ ハピエンだけど、せつない。この先生のあのシーンが生々しくて苦手なのだけど割り引かれたら電子でも買いたい。
いいね
0件
世界観に引き込まれる
2022年2月17日
フランス革命前後の貴族とその執事のお話。
作品全体から高貴な香りがします。すごく上品。
よしながふみ先生の描く世界観、雰囲気が美しくて大好きな作品です。
よしながさんのフランス貴族ワールドBL
ネタバレ
2019年4月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ フランス革命前の貴族と中国の血が入った執事のお話。1つ目のお話は単話なんだけど、次のお話はフランス革命後にまで続きます。ツンツンなSの執事が革命で解雇宣言した直後一気にデレるところが見所です。当時の貴族の生活の様子がリアルに描かれていて、その普段の暮らしの様子があるから、夜のシーンも品があるのに濃密な感じで読めました。ふだんの2人のやりとりがほのぼのしていてよかったです。1巻完結なのが残念だったので星4つです。
いいね
0件
楽しめました
2018年10月1日
BLものは好きではないのですが、こちらはすんなりと読めました。
登場人物の表情やさりげない表現で、読み手に物語をわかりやすく
伝えるよしなが先生の漫画は、本当にすごいなと思います。
人間同士の関係が、切なく、時にはユーモラスに描かれていました。
おすすめします。
いいね
0件
懐かしい
ネタバレ
2022年10月27日
このレビューはネタバレを含みます▼ 昔紙本で読んで、正直あまりささらなかったのだけれど、セールになっていたしよしながふみ先生だしということで懐かしさもあり購入。余韻とか余白みたいなものに浸れる作品で、絵もきれいでよいのだけれど、やはり自分の好みど真ん中な感じではない。よくできる攻めにひたすら愛される何もできない受けというふうに私には見えて、そういうのがあまり好きではなくて、漫画としてなかなかおもしろいとは思うけれど、うーん、、、となる。最後の、いつまでも幸せに暮らしましたとさ、みたいな終わり方も好みではなくて、ほんと好みの問題。よしながふみ先生の絵は大好き。
レビューをシェアしよう!
作家名: よしながふみ
ジャンル: 少女マンガ 恋愛
出版社: 白泉社