あとは恋だけなんだって【電子限定描き下ろし付き】

好きーーーっ！これは、良かったです。めっちゃ好きな作品となりました。以前、『泣きそうだから、今はしない』と言う短編に惚れ込んで、カサイワカ作品を追って行こうと思ってました。あの短い中に、凄く心に染み入るドラマを作られた先生が素晴らしい。ぜひ、読んでみて欲しいです。
そして、こちらは2CP入っています。
高校時代からの親友、殿田と八王子(あだ名が殿様と王子様って(笑))互いに彼女がいるにも関わらず、彼女そっちのけで親友を優先したら、そりゃブチギレられても仕方ない。うん。よっぽど居心地いいんだね。それぞれの彼女に「そいつとセッ＊スしろ」と捨て台詞を吐かれて…酔った勢いも手伝って、一線を越えた二人に変化が…という展開。何もかも、親友の事をわかっていたつもりでも、知らない顔を知ってしまった居心地の悪さや、わけのわからない苛立ち。方や、言わなくて良かったであろう秘密を言ってしまった気まずさ。この二人の心の対比が、とてもいい。秘めた想いが滲み出る男の純情と、受け止める男の優しさがなんとも素敵です。なんだかんだ言いながら、好きだったんじゃないのぉぉぉ。はぁ、可愛い二人でした。
２組目のCPは、表題作品からのスピンオフ。前作の八王子にアプローチかけてたカメラマン姫島と、姫島を落としたい年下攻めくんのお話です。こっちの方が、より好きかもしれません。
色々と浮き名を流して遊んでそうに見えた姫島ですが、思いの外八王子に真剣だったのか？自分は、踏み台か通過点と自虐的ないい方が、ちょっと切ないイケおじの過去。その姫島に迫る年下白馬が可愛い～。素直じゃない絡み方の割に、一途さが見え隠れしてキュンとします。こちらの作品も男の純情を見た気がします。二人ともが可愛いかったです。好き。タイトルも、とても素敵で大好きです。
二組の後日譚が、『未収録、合冊版』の短編で読めるようなので楽しみです！
面白かったぁ～。

『例えば雨が降ったなら』の続編『例えば雪が融け合うように』が新刊で発売されたので、この２作品も楽しみです。

この作者さんの別の作品に興味を持ったのですが、そちらは地味なオジサン2人でえっちも無いようなので、まずは入りやすそうなこの作品を購入。
ストーリーに目新しさがあるというよりも、キャラクターの愛情と葛藤をキュンキュン楽しむ感じです。キュンキュンという軽薄な感じではなくフムフムかな？2人が可愛く愛おしい。
絵柄は地味だけど味がある。
画力は時々揺れがありますが、丁寧に人体を描く努力を感じます。
表題作の他に、同作の脇役の恋物語が入ってます。
こちらはキャラクター推しというよりも物語の意外性が面白いです。
1回目に読み終わった時は表題作の方が好きだと思いましたが、読み返してみるともう1つも同じくらい良いかも？と思いました。
これは先に気になったこの作家さんの別の作品も買うしかない( *¯ ꒳¯*)✨