先生の作品は『自惚れミイラ取り』しか読んでいませんが、大好きです。こちらの作品は、チラッと試し読みして、たった数ページ読んでヴァルの可愛いことと言ったら…もう最高で、一目惚れでした。ビクビク・うるうる・弱々しく可愛いヴァル。ちょこっと内股の
立ち姿までキュートでオバさん心を鷲掴みされました。ゆるい世界観も最高でした。ざっくり１ページで語り終わる世界観、ホワイトライオン（ヴァル）を黒豹？（だと思う）アギフに「同じ猫科だろ」の一言で育てるように言う大きすぎる括り方とか、ラストの書き下ろしで実は…の世界観の暴露とか、いい意味で大雑把さが面白かったです。結局、王子の側近カミールはちょっと出したものの、王子そのものは謎の人物像のままでしたし、３猫ちゃんずの獣姿は見れてもアギフやヴァルは見れないままで、多少の心残りはありますけど、可愛いし楽しいしで最高でした。番外編でもいいのでその後の皆の様子が知りたいです。
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