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BLマンガ
Daisy Jealousy
1巻配信中

Daisy Jealousy

809pt/889円(税込)

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作品内容

不器用で部屋も汚くて鈍感で、でも5年間、俺だけを好きだった。

専門時代、才能に嫉妬していた相手・要と社会人になり再会した三咲。
学生の頃、キスしてきた理由を聞きだしたところ、
「キスなんて好きだから以外の理由はないだろ?」と何やらお怒りのようで…?
一途に愛を捧げる天才型童貞攻×努力家な嫉妬型パンピー受
単行本描き下ろしはギョーカイ飲み会。

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レビュー

Daisy Jealousyのレビュー

平均評価:4.7 525件のレビューをみる

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高評価レビュー

わかりみが強すぎて長文レビューです
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ おげれつ先生の御本3冊目を読みました。こちらは二人のゲームクリエイターのお話。専門学校〜社会人の6年間位を追っていきます。
私も30代半ばまでアニメゲーム系の環境にいたので、色々な事が思い出され身につまされました。レビューが上手く書けるか心配ですが...!
相手と好きなものや目指すものが同じだからこそ生まれる愛着や執着、劣等感。チンケなプライドを保つために必死になって、そんな自分の浅ましさに気づき落胆、自己嫌悪。これは同性同士なら尚更だと思います。三咲よく頑張った!
説明に「天才型童貞攻x努力家嫉妬型一般人受」とあり、一見受けの三咲ばかりがシンドイ立場にありそうですが、両方の気持ちがわかって辛かったです。天才と呼ばれる人も全てを持っている訳ではなく、何かに秀でていれば必ず何かが欠落している。創作系では特に感受性の強さやその個性から生き辛さを感じている人は多いです。まさに学生時代までの要がそうですね(社会人になってからは随分マシになってる、偉いぞ要!)。そして誰もが天才と凡人のどちらかではなく、全てはグラデーション上にあるもの。更にそのグラデーションは一方向ではなく、また風呂敷一枚の面でもなく、多面的に存在している。それを包括したものがその人となりで、目立つ部分を個性と呼ぶんだと思います。
好きなこと、やりたいこと、得意なこと、出来ること、求められていることは違っていて、それにいち早く気付き自分の座標を把握できる人が強いんだと思います。要は早くから自分の能力を見切って、モデリングだけに振り切った。そう言った意味では、要も努力の人であると言えます。でも普通は、若い時はそういう事には気付けないですよね。
三咲みたいに色んな経験や挫折をして限界を知り、時には逃避する。それでもやっぱり好きな事だから、何とか自分の居場所を探す。理想と現実(自分の能力の限界)を擦り合わせて、納得できる着地点を見つけることができれば、少し楽に生きることができるんだと思います。
BLだから再会した時点でくっついちゃいましたけど、リアルだとあの時点で元鞘は難しいかもって思いました。同職種でいる限りあの感情はついて回るだろうし。だからサラッとした描写ではありましたが、モデリングに拘っていた三咲がプランナーとして再出発し能力を開花した所まで見届けられてよかったです。
創作系の方は何かしら思う所があるとおも(文字数
いいね
35件
2021年5月4日
葛藤。それも良きこと。
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ おげれつたなか先生、描か上手過ぎます!登場人物の様々な表情に魅入ってしまいます…!今作は美咲の葛藤が大きな見所でした。初めは仲良かったのに段々と才能のある要に嫉妬していた美咲は大学卒業を期にしばらく会わなくなります。しかし偶然会社で再会した要が一途に自分を思い続けていると知り、徐々に絆されていきます。仲を深めていく二人ですが、やはり美咲は大学時代のように要の才能に嫉妬してしまい、そんな自分が辛く、歯痒い思いをするのでした。そして仕事も要も全て手放した美咲でしたが、要のことだけは忘れられません。要を 憎くなるくらい好き と言う美咲の言葉には胸を打たれました!一度離れた二人でしたが、そのおかげで美咲は前に進めることが出来たし、曖昧だった要への気持ちを認識することが出来たのでした!ストーリー構成が良きです!!相手の才能への嫉妬と恋という相反する複雑な感情を上手く消化できた美咲にホッとしました!ハッピーエンド最高!!また、要が本当に美咲のこと大好きなんだなと思うシーンが沢山あり、めっちゃキュンキュンさせられますー!要はゲーム以外に初めて興味をもった美咲に二度もフラれ、それでも想い続ける超一途な御方なのです!3回目の告白で見事両想いゴールインです!要、良かったねー!そしてそして!何より要は童貞です!!(笑)攻めは童貞に尽きるっ!美咲で卒業し、二度フラれてから女の人からアプローチされますが、美咲を想い続け貞操を貫くのです!!しかも美咲からの初ラインでベットの上で脚バタバタさせたり、美咲と仲いい女の子に嫉妬したり、美咲が焼き鳥マニアだと勘違いして、大学時代焼き鳥店に誘いまくったり(最初の誘い方も慣れてなくてめちゃ笑えます!友達のフォローにより美咲を焼き鳥店に誘うことに成功した笑)、恋愛初心者への恋愛本など読んでエッチの誘い方を考えてたり、見た目カッコいいのに要可愛過ぎるんです!ここでちょっくら要殿のお言葉を拝借しまっす→好きだ 何回嫌われても離れてもずっと好きだ 美咲だけが好きなんだ ぎゃーーーー!こりゃ最高でない訳がない!!好きって気持ちは実は単純なのです。美咲は途中それが分からなくなっていましたが、乗り越えていけて本当に良かったと思いました!超ネタバレしましたが文だと伝わらないことも多いと思いますので、ぜひ漫画で読んでみてください(^o^)
いいね
0件
2025年11月22日
やっと読めた。長文レビューでごめんなさい
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 前々から気になってて、手をつけようかどうしようか迷ってた作品。画力・ストーリー共に申し分ない作者様なんですが、偏食な私には苦手も多いので。でもこちらは読んでよかった。人に嫉妬するのって、自分と人を比べるからで、自分は唯一無二の存在であって、得意なことがあれば、それ以上に苦手なことも多々あるのが人ってとこに辿り着くまでが成長の道のりなのかなぁ…と、改めて思えた作品。攻めの要は受けの三咲に嫉妬されて避けられて、でもその理由が分からない。だって、要はその世界「しか」得意がないから。それ以外は誇れるもの得意なものがない。好きな人にも振り向いてもらえない。自分は引き込もっててこれしかないっていう強迫観念もある。三咲は要の才能に嫉妬して、要の無神経な言葉に傷つく。同性で同じ年だからこそ余計に。でも嫉妬してるってことは、その才能を嫉妬する程好きってこと。嫉妬する程好きって=かなりの熱量。お互い形は違えど、要は三咲の多彩な才能に(三咲は無自覚だけど)、三咲は要の突出した、喉から手が出る程欲しいと思っている才能に、一途に惚れ込んでるんでしょうね。要は三咲と共に、同じ目線で一緒に歩きたい。三咲は要より秀でて、要の先を歩きたい。でも、お互いに苦手なところを補い合えば、1×1は何十倍にもなることに気付けた三咲。三咲はそこでやっと、要と同じ目線で、共に歩ける道があることが分かったのかな、と。好きなものを素直に好きと認められる、相手を敬う気持ちを持てれば、もっと人って生きやすくなるんだろうな…と。同性だからこそ拗らせて、そして遠回りしたけど、ちゃんと成長できて、両想いになれてよかった。要のもうひとつの才能…三咲への一途さ。感無量!
いいね
5件
2021年10月6日
嫉妬する気持ちとの折り合いのつけ方
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 専門学校時代に才能に嫉妬していた相手と、社会人になり再会し、恋人になるまでの複雑な気持ちを描いたお話。
ゲーム業界で働く三咲と要。学生時代から天才的な才能を発揮し続けるコミュ障の要は、仲良くなった三咲を一途に想い続ける。かたや三咲は、同じものが好き同士で仲良くなればなる程、努力では追いつけない要の才能に嫉妬して劣等感に苛まれる。そんな二人が、仲良くなっては破滅してを繰り返すのが読んでいてとても苦しいお話でした。
多くの人が、三咲のやるせなさに共感するであろうこの作品。好きなものだから頑張りたい気持ちを才能という武器で木っ端微塵に砕かれて、何度も何度も落胆し、自己嫌悪で落ちていく。三咲と要は好みが似ているからこそ余計にその凄さも分かってしまう。要の悪気のない行動にも苛立ってしまう。全部捨てて、落ちるところまで落ちてもなお、忘れられなかった好きの気持ちを大切にしてくれた三咲の頑張りは、才能以上に価値があったのではと思いました。
二人は恋人同士になりますが、やっぱり一番近くでその才能を見続けることは私には苦行に感じられました。プランナーとして、要以上に三咲が成功をおさめられたという結末ならもっと手放しで喜べたと思いますが、この過程を見ている限り、こういう関係性は多少なりとも距離があった方が精神的には楽な気がします。
三咲の気持ちなり、コミュ障の要の気持ちなりは丁寧に描かれていましたが、何となく三咲のやるせなさが消えないままなのではと感じてしまいました。恋愛の好きと才能への嫉妬の折り合いのつけ方を深く考えてしまう作品です。
いいね
1件
2025年7月24日
肩の力を抜いて、並んで歩きましょ
う~ん、やっぱりスゴいおげれつ先生。嫉妬をテーマに、恋と才能の間で葛藤してもがく姿を、丁寧な心理描写で練り上げた秀逸作品です。専門的な事はよくわかりませんが、努力して報われる人、報われない人、持って生まれた天性の才能で突き進む人様々です。要はいわゆる天才肌タイプですが、努力してない事はないと思うし、要なりの苦労はしてると思うんです。皆それぞれの能力には限界があって、追い付きたいけど越えれない壁にぶち当たる。そこで妥協する人、諦めずに限界を越えようとする人に分かれるかな。三咲の前を独走し続ける要。三咲の焦りや不安、苛立ちはよくわかります。そこに恋愛感情が絡んでくるから、尚更ややこしい。要はずっと三咲が大好きで、三咲のために何かしてやりたいと思う気持ちは、純粋なもの。でもねぇ…嫉妬に駈られたマイナス感情は、ひがみ根性になるから、素直になれないし、また負の感情のスパイラルです。二人ともがそれぞれに辛いし、切なくて哀しいんです。自己嫌悪を通り越し、自分が自分で嫌いになる。うん、辛いねぇ。わかります…
苦しんで捨てた道。あんなにも情熱を持って手掛けたものを、捨てきれるのでしょうか。それだけ苦しんだんだろうなぁ、と思うと胸が痛みます。それは恋も同じ事。大切に思った人を手放せる訳がない。自分の求めるものに手を伸ばした三咲に幸あれ。要も傷ついた分、幸せになって欲しいです。もう、何があっても手を離さないでしょうねぇ…良かった。良かった。二人の幸せエッチは、さすがのおげれつ先生なので、エロくてキャッ。良い作品でした。
いいね
18件
2020年11月21日

最新のレビュー

この作者さん好き…
何冊かこちらの作者さんのお話を購入しています。
読んでみて、やっぱりいい…
引き込まれました✨
絵も好きだし、内容も好きです。
こちらの作者さん他の作品もたくさん読みたいです!
いいね
0件
2025年12月1日

書店員・編集者などオススメレビューをピックアップ!

嫉妬が紡ぐ恋の行方は
営業:カレー王子(シーモアスタッフ)
おげれつたなか先生の描く不器用な男はどこまでもエモい!今作は高スペック天才型イケメン・要と、我慢強く努力家で嫉妬深い三咲のゲーム業界BLです。尊敬と嫉妬、夢と現実…『好き』以外の感情に振り回される展開はリアリティ満載。要が長年の想いと童貞を三咲に捧げる、感動の初Hシーンは特にお勧めです!

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