複雑な家庭事情のある大学生・タケルと、
初対面なのにぐいぐい迫る移動図書館の司書・楠本のふたりが、
少しずつ距離を縮めていきながら、お互いの素性を知り……というお話。
大きな事件は起きませんが、小さなエピソードがそれぞれの考え方や
性格、
丁寧な言葉選びからゆっくりと読み取れる素敵な物語でした!
個人的には、移動図書館の本で起きたちょっとした事件と、
それに関するキャラクターたちの共感や対応が、すごく誠実で優しいので
ぜひ注目してもらえたら嬉しいです!
また、前作『あつめるひと』の時も描きおろし12pが
まるっと1本のエピソードになっていて、大変読みごたえがあったのですが
今回はさらに14ページに増量され、2本のエピソードが収録されています。
こちらもすごく優しくて、でも胸にキュンとくるお話となっていますので
ぜひぜひ最後まで読んでみてください!
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