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漫画(まんが) ・電子書籍のコミックシーモアTOPBL(ボーイズラブ)マンガBL(ボーイズラブ)マンガ シュークリーム from RED イノセントを穢すキス【単行本版】イノセントを穢すキス【20P小冊子】
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イノセントを穢すキス【20P小冊子】

150pt/165円(税込)

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作品内容

過去を乗り越え、穏やかな日々を送り始めたオンブラとシリウス。
ある日、オンブラはシリウスが悩ましげに自分の胸を見つめる姿を目撃してしまう。
乳首を弄りすぎたか…!? と責任を感じるオンブラに、シリウスが打ち明けた悩みとは…?

本編後、カップルとして過ごすふたりの幸せなひとときを描いた、
愛しさ満点アフターストーリー!
※本電子書籍は2021年7月7日発売 紙コミックス『イノセントを穢すキス』のアニメイトセット小冊子と同じ内容です。

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レビュー

イノセントを穢すキス【単行本版】のレビュー

平均評価:4.5 110件のレビューをみる

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高評価レビュー

きっと今日も、どこかの空の下でふたりは…
山麓の村で薬草の売買を生業にしているオンブラが、ある日引き会わされたのは、病気の友人のためにとある薬草を探しているというシリウス王子。協力する代わりに山中の小屋で家事をすることを求めるが、オンブラにはシリウスに対して実は屈託があるようで…?と始まるお話。

小屋への道すがら、オンブラが示した無自覚な気遣いに気づくシリウスに、あぁこの人は、ただ蝶よ花よと一方的にかしずかれ与えられてばかりだっただけの王子ではなさそうだ、と分かります(後に、凄絶な過去の一端が明らかに…)。他者に優しくできない人が、他者から示されたものが優しさだと気づけるはずがない。ささやかな人の気遣いに気づき感謝できるのは、自分も同じように人に気を配り心を砕いたことがあるからに他ならない。シリウスの生来の気質、気だては、ある方のレビューにある「無垢で曇りがない分、芯が強い」という表現がピッタリです。

他方、オンブラは王子に対し憎しみを滾らせているようでいて、とある因縁ゆえに憎まなければならないんだと必死に自分に言い聞かせ奮い立たせていることが見てとれ、その心を思うと辛い。
愛と憎しみは、あたかも白と黒のように「反対・真逆」のものとの認識が普通だ。が、本当にそうなのか。白に1滴ずつ黒を混ぜていって黒に到達した時(同じく黒に1滴ずつ白を加えていって白に到達した時)、間には無数のグレーが存在することになる。同様に、仮に一点の曇りもない愛と憎しみがそれぞれ存在するとしても、間に無数に存在するグレーの感情がその2つを繋いでいるとすれば、「憎みたい/憎んでいる」と「愛したい/愛している」は1つのループ(輪)の上にある感情であって、相反するものとは言い切れない(むしろ、愛と憎しみの本質的な反対概念は無関心だ、と言われてもいます)。それゆえ、オンブラの心理は「憎しみが愛にいきなり逆転した」のではなく、感情が1滴ずつ溶け込んでいくことで「憎しみから愛へと移行していった」のだと表現できるでしょう。
異なる2つの言葉で分けられたために引き裂かれた感情と、子供が背負うにはあまりに重い枷をよくぞ耐えてきたねと言ってあげたい。きっと今日も、どこかの空の下で、シリウスの可愛い誘いに抵抗できずにいることでしょう。

1ミリの誤解の余地もないほど細部まで丁寧に説明された作風で、読み手はハッピーエンドを信じて読むことができます。素敵なおとぎ話でした。
いいね
14件
2021年7月19日
アンビバレント
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ ファンタジーであり寓話的でもあり、熱も涙も内包した愛憎交々を見事に表した作品です。
それを1巻で見事に収束した傑作だと思います。
攻めオンブラが、憎みながらも愛を自覚するシーンが中盤の大きな山場となります。
そこまでを読むだけでも良くできた作品だと思いますが、2人が平穏無事に愛し合うまで、まだ道は遠いのです。
さて、キーマンは王子シリウスの友人のムートです。
余命が知れた彼がこの物語に重さを与えています。
その為人はかなり捩れていて決して善人ではないのに、シリウスにとってはものすごく良い友人です。
読み手的にはどこに感情を沿わせるかによって相反する感情を抱いてしまいます。
また、オンブラがあたかも天使のように崇め愛するシリウスも、実は周りの大人によって飼い慣らされた「無垢な無知」だったという作者さまの意図があります。
そんなシリウスを、オンブラは憎み続けた反動で、観念的な美の極限として捉えているように見えます。
何もかもが全てシリウの為、シリウスにとってもオンブラの為というお伽話的な美しさの中に、悲惨な過去と両思いを確認してからの容易ではなかった数年があるわけです。
描かれている光とたやすく想像できてしまう闇が、矛盾となり撞着語法のように効いています。
だからこその傑作だと思います。
いいね
20件
2022年6月9日
愛と憎しみ、純真無垢の罪
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ ストーリー展開がとても自然で、読み込ませる魅力がありました。物語を読んでいるような陶酔感を覚えましたが、寓話のような含蓄もあったりと、深くその世界観に浸ることができます。

【親友のために薬草を探しにきた王子シリウス。薬草探しをすることになったオンブラは、シリウスのせいで村を焼かれ、両親を失った過去があり、シリウスを憎んでいて…】

幼い頃に出会ったシリウスとオンブラ。淡い恋の朗らかさを大人の事情が飲み込みます。それは決してシリウスのせいではありませんが、事情を知らないことで純真無垢に育ったシリウスを見れば、オンブラの憎しみも分かります。シリウスの純真さにときどき私ももやっとしてしまいました。

最終的には愛が憎しみに勝ったわけですが、それだけでなく、シリウスがきっちりけじめをつけてきたのは良かったですね!小冊子では本編と打って変わって、乳首や胸のことに悩む二人が可愛かったです(笑)

絵がすごくきれいで、前作よりさらに美しくなってる気がします。たくましいオンブラの腹筋と胸筋が素晴らしかったです。美しくエロい。内容としてはエロは少なめでしたけど、この肉体美を見られて満足です。若干無知なシリウスと、若干ムッツリなオンブラのイチャイチャ甘々ライフをもっと見たかったな。
いいね
1件
2023年6月14日

最新のレビュー

心に響く幻想的な作品
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 親の死、力でねじ伏せられる悔しさや無力感、愛しさと寂しさ等、様々な感情を孕んだキャラや激動する状況を、表現力の高い絵と作者さんの巧みな描写力で描かれた作品。
すごく心を捉えるシチュエーションが満載で、それぞれのキャラのそこへ至るまでの心情や、次に何が起きて何を選ぶのか、ハラハラする展開で惹きつけてくるのに、仔細を語るのでなく闇夜の灯火のような印象的な描き方でもあり、まるでどこかの国のお伽話の一つを語られてるような幻想的な感覚も受ける作品。ファンタジックで面白いです。
作者さんの絵がとても上手くて、心に傷を持ちながらも穢れることのない強くて綺麗なシリウスの笑顔や、オンブラの激しく深い絶望感と寂しさ、臨場感のある場面が強く伝わってきて、物語を堪能出来ます。
キャラが魅力的で、特にシリウスの強くて優しい可愛さが心に響きました。
いいね
1件
2025年5月16日

書店員・編集者などオススメレビューをピックアップ!

親の仇と恋なんて
営業:チョコボール(シーモアスタッフ)
自分の両親を殺した相手の妾の子である王子・シリウスをひょんなことから助けてしまうオンブラ。仲睦まじかった過去を覚えていないシリウスとオンブラの不安定さがふつくしい!動揺と葛藤、復讐と赦し。手に汗握る愛憎ストーリーが五月女えむ先生の繊細タッチで描かれる!ストーリー重視のあなた必見です!

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