葛城しずく先生の作品をいつも楽しみに読ませて頂いてます。今回のベティ・ニールズ作品は、『雪のイギリスとオランダ』が堪能でき、一時日本から離れた異国の地へ旅した様な気分になれました!! いつもの様に背景・小物・洋服・髪型にまで細かい描写がある
ので本当に楽しめます!!中でも各部屋の天井のシャンデリアはそれぞれのデザインにため息が出る程素敵です。
最初の出会いから主人公達二人ともがシニカルだし、
ヒロインに長年染み付いたコンプレックスはなかなか厄介で終盤ストーリーが堂々巡りの感もあったけど、それより今回特筆すべきは、患者のファーズ夫人の孤独や、妊婦の不安に寄り添い支える主人公の優しさやひたむきさが描かれており、ストーリーにグッと厚みが増したのがとっても良かったです!!
これからも、イギリス・オランダの各地へトリップできるのを楽しみにしています!!
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