何コレめちゃくちゃ面白いです。
よくある異世界モノの1つかと思い読むのを後回しにしていましたが、これは絶対に読んでください。
こんな面白い話はなかなかないです。
まず主人公が冒頭で殺され、そこから巻き戻り。
処刑等でタイムリープ
する話も世の中に沢山出てますが、まず「愛する者に殺されて」っていうのがびっくりですよね。
彼に裏切られたという思いを抱えたまま2度目の人生がスタートします。
でも何かありそうで、本当に彼は裏切ったのか?等の真相が気になりどんどん読み進めたくなります。
しかしそれも途中でどうでも良くなるほど、前回とは打って変わって魅力的な存在として主人公の前に現れたギディオン。
もう殿下なんて、1度目の人生なんてどうでも良いのでは…
素敵になったギディオンとくっついてハッピーエンドで良いのでは…
そんな気持ちになってきた頃、物語は急展開を迎えます。
ここへきてやはり殿下も出てくるのか、と。
ギディオンとこんなにいい感じなのに、やはり殿下がヒーローなのか?私はもうギディオン推しだよ…!
と、思うじゃないですか?
普通の物語だったら、そうなんですよ。
まさかこんな予想外なシナリオだったとは。
先の読めなさが天才でした。なんて面白いストーリー。
そうきたか!と思ってる間にあれよあれよとこれまでの伏線を全て回収してくれます。
そもそもギディオンが前回しなかった行動をして、子供の頃に主人公と出会った。
たまたまかな〜なんて、よくあるご都合主義作品に脳みそを合わせようとしてたのが間違い。
ちゃんと全てに理由がありました。
まだ完結していないので、これからどうなるのかも気になりまくり。
聖女サマ含め不穏な人物に打ち勝ってどうか主人公には幸せになってほしい。
聖女サマがまた強烈なキャラクターなのもいいですね。
本気で頭がおかしい。
そんな女の子が美しい容姿と家柄、悪知恵、更には聖女能力まで手にするなんて
全てが彼女の思惑通り回ってしまう。
正に最強の悪女ですね。彼女にハメられて当然の1周目でした…。
続きが待ち遠しいです。作画が上手い方で良かった。
ストーリーはかなりシリアスな部類だと思いますが、間のやり取りはコミカルでクスッとできる、バランスも最高な作品ですね。
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