電子コミック大賞2025
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親愛なるジーンへ 2(特装版)【電子限定描きおろしページつき】

1,040pt/1,144円(税込)

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312pt/343円(税込)

作品内容

NYの弁護士・トレヴァーと元アーミッシュの大学生・ジーンが同居して2年。ジーンはカナダの大学教授が自身のエッセイに興味を持ってくれたことを知る。優しく頼りになる恋人との愛に溢れた暮らしに不満はなかった。でも、NYは故郷ペンシルバニアからたった200マイルの場所でしかない。もっと広い世界を見たい、カナダで学びたいという気持ちは日ごとに募っていった。ジーンの物思いに気づいていたトレヴァーは彼の選択を祝福するが、内心穏やかではいられず……。そして1992年。トレヴァーの甥・ジーンは手記を読んでいることが伯父にバレてしまい……!? 『親愛なるジーンへ』完結記念の小冊子ページを収録した特装版。電子限定描きおろしページも収録。

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作品ラインナップ  全1巻完結

  • 親愛なるジーンへ 2(特装版)【電子限定描きおろしページつき】

    1,040pt/1,144円(税込)

    NYの弁護士・トレヴァーと元アーミッシュの大学生・ジーンが同居して2年。ジーンはカナダの大学教授が自身のエッセイに興味を持ってくれたことを知る。優しく頼りになる恋人との愛に溢れた暮らしに不満はなかった。でも、NYは故郷ペンシルバニアからたった200マイルの場所でしかない。もっと広い世界を見たい、カナダで学びたいという気持ちは日ごとに募っていった。ジーンの物思いに気づいていたトレヴァーは彼の選択を祝福するが、内心穏やかではいられず……。そして1992年。トレヴァーの甥・ジーンは手記を読んでいることが伯父にバレてしまい……!? 『親愛なるジーンへ』完結記念の小冊子ページを収録した特装版。電子限定描きおろしページも収録。

レビュー

親愛なるジーンへ 2(特装版)のレビュー

平均評価:4.8 118件のレビューをみる

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高評価レビュー

え、映画化まだですか。part2
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 特装版が出たことで、
この作品のレビューを又できるようになって嬉しく思います。
(一巻で我慢できず、以前にレビューしちゃった)
親愛なるジーンへ、のタイトル回収でも分かるように、はじめからどのような物語になるのかを考えて作られていた作品なのだと理解できます。
終始、過去と現在がスムーズに行き交い、キャラの感情理解を深める作りになってます。
作り込まれたストーリー構成は、皆さん仰ってますが、
まるで映画のような……。

アーミッシュという現代社会において、特殊な環境の話であると思いきや……
今まで愛され守られていた子ども時代から、巣立って一人の人間として成長するにあたり、避けて通れない時期の話が主でもあります。
だからこそ、私たちにもしっかり響く。
ラムスプリンガでのモラトリアムの気付き(いかに守られ愛されてきたか)、責任の取り方、人生の方向性をどうするのか……自分らしい人生を生きるために、何を選び、何を選ばないのか。
重い決断で自分を赦せないジーンがトレヴァーと出逢い、自分を赦し、自分の人生をらしく生きていくラスト、本当に良かった。
一巻読んだ時点では、過去っぽくトレヴァーの手記で話が進んでいたから、すっかりハッピーエンドは無いものだと……。
皆さんが作品での感動をレビューする中、
自分は心底、安堵した……
ちょっと肩透かしになったくらいww
感想としてはそれが先でした。
特装版はそのハッピーエンドの少し先が読めるので、今から購入するなら間違いなく、特装版一択!ですよ♡

その上で思うことは、
ジーンがどれだけの人と関わって生きてきたかが、
本当によく分かるなということ。
ジーンの姪、トレヴァーの甥
ジーンが外の世界に出て、人と関わったからこそ影響を与えて、その名前が継がれたのだと思うと、胸がいっぱいになってしまった。。
ジーンが拓いた新しい生き方、そんなものも後世に継がれるのかな。深すぎて、胸が苦しくなる。たまらない。


通しで2巻読んで、
やはり前作ラムスプリンガの情景も必読ですね。
あちらも素晴らしく綺麗に一冊に纏ってます。描かれた世界観は、こちらの深掘りのもと花開く、そんなイメージでしょうか。
ラムスプリンガの方がスピンオフっぽい。アーミッシュの世界から外へ出る青年の恋と苦悩が素敵に描かれてます。ぜひ合わせて、読まれることをお勧めします。
いいね
14件
2022年9月18日
物語の中の愛と吾妻先生からの愛に感動…!
待ちに待った親愛なるジーンの2巻。1巻ではジーンの姿が回想シーンにしか現れないため、最悪「死エンド」も覚悟して読み始めたのでまずは「生きてて良かった〜!」と安堵!
改めて1巻から読み返して感じたのは、1巻では自分のルーツが分からず、育ての親家族との隔たり、ゲイであることで疎外感を感じていたトレヴァーが、純粋な魂を持つジーンに、私の神と言われて救われる過程を描いた救済物語だったということ。そのトレヴァーの気持ちは、手記の末尾に書いたメッセージとして1巻冒頭に登場しており、読み返したとき見事な構成に感服。
2巻は、蜜愛期を経て更に自分の可能性を確かめたいと思うジーンが、自分が家族と故郷を捨てたときの情景や気持ちと重ね合わせ苦しむ中、トレヴァーがジーンを赦し、ジーンが過去の自分を客観視して、自分を赦す過程を描いた1人の若者の成長物語であり、併せて吾妻先生の登場人物やBLの可能性に対する思いが詰め込まれているように感じました。
というのは、BLの切なさに子をなせず誰のルーツにもなれないことが挙げられるかと思うのだけれど、本作では、遺伝子を意味する名前を持つジーンが、トレヴァーの甥っ子の名前のルーツになり、更にダニーの子の名前のルーツに、そして後世の若者に、自由な生き方を選んだ存在として名前と共に承継されていく予感がするのです。
そんな風にその生き様を通じて魂の遺伝子を後世に伝えられる可能性が示され、そこに新しさを感じました。
BLらしくするのであれば、2人が唯一無二の存在として共依存して暮らしたり、再会愛に耽ったり、という描き方も可能だったと思うのです。でも、そうしなかった。本作では、愛しているからこそ、赦し、全てを受け入れ、聖母のように自分を受け入れてくれたジーンを包み込むようなトレヴァーの大きな愛が描かれていて、見え隠れする寂しさと切なさがないまぜになって胸を打つのです…。ラムスプリンガの情景でクロエが恋は素晴らしい呪いと呟いていたのと対をなす愛を描かれたのでは。そんな気がするのです。
読み返す中で、絵や構成含めた高い完成度に感服し、あわせてこれまでのBLの枠にとどまらない愛を描き、BLの新しい境地を広げた吾妻先生のお姿に、物語における愛と、先生のこの作品への愛、BLに対する愛を感じ、涙と感動が止まりませんでした。吾妻先生、素晴らしい作品と沢山の愛をありがとうございました!!
いいね
37件
2022年9月17日
最高峰の一冊
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 待ち侘びていた二巻です!一巻が本当に素晴らしかった反面、一緒にいない理由を知るのが怖くて二巻を読み始めるまでに少し尻込みをしてました。
読後の感想としては、2巻もとても良かった!!良かったのですが…、しかし終わり方が少しモヤモヤとしてしまったのが正直な感想です。トレヴァーの気持ちは一貫して深い愛が伝わってくるのですが、ジーンの心情に見えずらい所があり、カナダに行きたいといった時にトレヴァーの事を考えなかったこと、離れてから一度も連絡がなかったこと(ジーンに新しい人を知る権利があるといったセリフから、トレヴァーの心情はわかるのです)、再会後もすぐ立ち去ろうとするところや、そして再会後に恋人に収まらなかったところなど。単細胞の私からしたら、えー!くっつこうよまた!!と思ってしまって消化するまでに少し時間がかかりました。しかし何度も何度も読み返すうち捉え方がまた変わりました。
ジーンは若くて、不安や期待や葛藤を待ちながら自分の道を切り開こうとする若者。心から愛する人がいてそれでもなお自分の世界や夢や可能性を少しでも広げるために足掻いたんだなと。トレヴァーと蜜月のような2年を過ごし、そこからさらに全く新しい世界で16年。そこでもまた新しい出会いや沢山の経験を経ただろうに、最終的にまたトレヴァーのところに帰ってきたというのは、ジーンにとってもトレヴァーが変わらず大切で愛する存在で居続けたからこそなんだなと改めて思いました。すごいことだ。
もしかしたらこの先も新たな葛藤があるんじゃ…と一抹の不安もよぎりましたが、甥っ子のジーンに言った「これからはずっと一緒に居たいと思っている」という言葉。この言葉だけでもうなんか十分だと思えました。経験や歳を重ねたジーンのこの言葉だからこそとても安心感があるというか。恋人だろうがなかろうが間違いなく相思相愛だし、ずっと一緒にお互いを大切に思って仲良く過ごし続ける二人の未来が見えた気がします。本当に素晴らしいお話でした。
BLの枠に収まらない、本当に映画のような一冊です。作者さまの頭の中はどうなっているのか全く理解出来ないほど緻密で丁寧で深い内容で、至る所のセリフや言動や表情や背景が、ああ、ここに繋がっていたのかと思うシーンが幾度となくありました。素晴らしい作品をありがとうございます。野暮な事は承知ですが、出来ればその後の2人の様子も見たい気持ちです。
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11件
2022年10月4日
帰りたい故郷
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 絶対に読めよ!っていう信頼してる皆さんの声に後押しされて購入。アメリカ、しかも80年代と来てるので「……これは攻めか受けが同性愛見つかって瀕死で壮絶な扱いを受けるシーンが来るのか…??」と半ばビクビクしながら見ました。
今まさにブロークバック・山(検索避け)をもう一回見たいな…って思った。

元アーミッシュであるジーン…いや”元”アーミッシュというのも、読み終わってから改めて打つと不思議なカテゴライズというか。ジーンにとっての根本、遺伝子、生まれた魂に刻まれた故郷がアーミッシュという話で、取捨選択する民がアーミッシュであるならトレヴァーを「僕の神様」と具像化したのにも関わらず「何者かになるために」満足するまで堪能して別れたの、あまりにもアーミッシュすぎる。
だけれど、選んだ後は最期まで添い遂げるのもアーミッシュなんじゃなかろうか。
レビューを見て「ジーン=遺伝子」と知りなるほどね?!となったが、甥と姪、受け継がれたジーンはあまりにも強く自由で、他人から見た「親愛なるジーン」はまさに彼であり彼女だったんだと、読了後、凄く納得しました。

トレヴァーはジーンと別れてから恋人も作らず1人だったんだろうが、ジーンは多分、居たんだろうな…でも、故郷にあんなにも後悔も懐かしさも焦がれた男だもの、きっと誰かといても神であるトレヴァーを「一歩踏み出せばどうってこと…」とか躊躇いながら「お互いに納得して別れた」って言っちゃうあたり、いつも忘れられずに居たから長続きしなかったんじゃないかな…
それとも「成り行きまかせの若い頃とは…」って言葉があるから戒めてジーンも一人だったのかな。
書かれてないから解らない。けど解らないからこそ良い部分もあるよね。

トレヴァーとジーンの年の差、今と違って交流には時差が生じること、専門分野を学ぶということ、そして故郷を捨てたアーミッシュであること。
一歩踏み出せば、なんてことなかったって言ってるけど多分付き合ったままではジーンが言う「何者にはなれたかな…」にはなれなかったんじゃないかな。
迷いがある足かせは重荷にしかならないしね。

2人の最期がどんな関係だとしても、ジーンが生家ではなくNYCに帰ってきたってことは…トレヴァーの隣がジーンにとっての家族であり恋人であり第2の故郷って事なんだよね。幸せにな。
良い話でした感謝。
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16件
2024年8月20日
読者は自分の見たいものが見たい。
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 1巻に比べて評価が真っ二つ。1巻が神すぎたんだろうな。その期待値を持って2巻を読むと少し肩透かしを喰らう人がいるのも分からなくはない。でも、面白く無かったってよりも、自分が思ってたのと違うって低評価が多い気がする。

ジーンってまだ20歳そこそこなんですよ。20歳から見た34歳っておじさんです。ジーンが30歳ならまだしも、現状に満足してめでたしめでたしで終わる年齢じゃない。
夢に続きがあると知ったら、その足は止められないよね。ジーンの覚悟はそこだったんだもの。アーミッシュ以外で深く知った人なんてまだトレヴァーしかいないんだから。そこで落ち着いてしまうほうがおかしい。
それが若さってもんだと思います。

でも、一部の読者はそれを許せない。ジーンは薄情だって思う。何でもしてくれた優しいトレヴァーを捨てるなんてあり得ないし、最後は結ばれる2人を見たい。何も無かった自分を引き上げてくれた人の恩に応えないのかと。分からなくはないけれど、それってアーミッシュの呪いのよう。

トレヴァーはそうじゃなかった。「してあげた」なんて、露ほども思わない。むしろ、自分の人生で一番大切なものをジーンから受け取ったとすら思っているのかも。対等に、ジーンの魂を見てる。だから全てを捧げ、ジーンを解き放った。そこにジーンの覚悟とトレヴァーの覚悟が繋がる。
トレヴァーは可哀想ではないと思う。全てを捧げようと想うほど愛せる人に、一体どれだけの人が巡り会えるだろうか?

吾妻先生は御涙頂戴の恋愛物語に出来たはずなのに、2人の気持ちに真摯に向き合って、曖昧にせずきちんと描ききったと思う。
そして、誰も死なせず、ジーンという名前の運命の上にまた2人を立たせたんです。それからの話は誰も知らない。だけど、一度は終わってしまった2人にまた光が見えている。それは紛れもない事実。
もし、先生が2人を終わらせるつもりなら、そもそも再会はないはず。老いは思い出を抱き、若きは大志を抱き、永遠に混じらない道の先に、また巡り合った2人。

10年に一度出るか出ないかの、名作だと思いました。
これは人間の物語であり、時を超えた大恋愛の物語だと。
深く読むか、表面をとるかは、読者の力量も問われているのでは。
いいね
77件
2022年9月26日

最新のレビュー

恋愛を大きく超えた、壮大な愛の物語
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 愛には、恋愛・性愛・家族の愛・友愛・親愛・無償の愛など様々な形がありますが、ジーンとトレヴァーとの愛にはそのすべてが含まれていて、何をもって2人のハッピーエンドとなるかは一概には言えない…という、とても深い物語です。

ジーンもトレヴァーも心の内に「自身の罪」を抱えており、ジーンは「何者かになる」ため、家族と生まれ故郷を捨てた罪悪感と後悔に苛まれていました。

トレヴァーは、養父母から愛情深く育ててもらったものの、自分がいなければ家族3人の完璧な幸せがあったのではないかという負い目を抱えて生きており、ゆえに自分がジーンの人生を邪魔してはならないという気持ちがあったのではないでしょうか。

だからこそ、一度はジーンに縋りついたものの、最終的にはジーンを送り出すことを決心したのだと思います

『ラムスプリンガ』で「愛とは素晴らしい呪い」だとクロエは呟きましたが、ジーンとトレヴァーは「相手を縛る愛」ではなく「相手を自由にする愛」を選び、シリーズ作品でありながら2つの対照的な愛を描き出すことで「愛にも様々な形がある」ことが表現されています。

何の約束もなく二人が離れ連絡さえ取らなかったのも、2人の愛情の深さゆえ連絡を取ってしまったら、また離れることが辛く困難になってしまう…という大人の理性もあったのではないでしょうか。

最後まで今後2人がどのような関係性になるのか明らかにされませんが、世界を見てきて「何者かになれたかもしれない」と納得できたジーンが再びNYに戻ることを選び、トレヴァーはジーンのために花を買ったことから、2人の答えはすでに出ているような気がします。

1巻でトレヴァーが「友人にしては歳が離れて見えるのは確かだろう。大差なくなるにはあと20年」と言ったように、出会いからおよそ20年を経た彼らは、もう人目を気にしなくてもよい「親友かつ恋人」に今後なることができるのではないでしょうか。

今後トレヴァーと幸せに暮らすであろうジーン、これから人生の選択をしていく甥のジーンと姪のジーン。

彼らが選ぶ人生はすべて違うけれど、どれ一つとして誤りではない。
アーミッシュシリーズとして大きな大団円を結末にもってきた、吾妻先生に感服する次第です。

特装版にはその後の2人や、『ラムスプリンガ』のテムとオズの幸せそうな暮らしぶりも出てくるので、全力で特装版をオススメします!
いいね
1件
2025年10月14日

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