ネタバレ・感想あり親愛なるジーンへ 2(特装版)のレビュー

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この作品を読むまで、生きていてよかった。
2025年1月25日
感動がすごい(語彙力足りぬ)!!!!
なんだこれは、たったの2冊なのに、10年くらい彼らの物語につきあったような気分になった。
世界観、物語の展開力、画力、色気(艶っぽさ)すべて最高だった。
ああああ、BL界には恐ろしい天才鬼才漫画家さまたちが四天王やら、八部衆、十二神将のごとく(誰も倒せない)御座せられ、愛をかたっておられるのね…。
(すごい漫画家さまが多いという感想)
こんなに素晴らしい物語に出会えて、生きていてよかったと思う(拝む)
そうして時が過ぎいま 特装版買って!
ネタバレ
2024年12月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ 過去のことは過去のこと。今、これからはどうしよう。悩みながらも居心地の良い場所であることに変わらなかった、トレヴァーの家。再会した2人はゆっくり、自分たちの居心地がいい形に収まって行くんだろうなぁ。そんな未来を予感させるショートがついているので、特装版買わなければ!ですよ〜。
この特装版に救われましたっ!!
ネタバレ
2024年11月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ 通常版の1巻を読んで、こちらの2巻購入出来ました!!最後のスケート場の場面がプラスだったのかなと思ってますが、あのシーンを見ると見ないのとでは、心もモヤモヤの安堵感が違ったと思います。世界を見て様々な経験を出来たジーンが選んだ事で2人がより深い関係になれたのなら、お互いの人生にとって必要な16年であったと信じてます。
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圧倒的に優しく美しい愛の話
ネタバレ
2024年10月22日
このレビューはネタバレを含みます▼ アーミッシュの呪いのような風習に囚われ(これはジーンが自分で自分を縛っていた嘘なのかな?)どうしても自分を赦せないジーンが自分を赦すためには15年の月日が必要だった。
そしてやっぱり赦すきっかけは大切な人が与えてくれるところにとてつもなく心惹かれてしまいます。そんな圧倒的に優しい世界を丁寧に描かれていてとても心地がいい。
1巻でジーンに赦されて自分を赦すことができたトレヴァーが2巻の最後ふたりが再開した時に、ジーンにおかえりをつげることでまたジーンも自分を赦すことができるシーンには、人の経年変化って愛って素晴らしいなと心から感じさせてくれる。
甥のジーンの行動がなければ2人はまた交わることはなかっただろうし、2人を再開させる役割さえも持って生まれた人物だったんだろうな。(姪のジーンもですかね?!)なんて優しくてロマンチックな話なんだろう。
別れる前、ふたりとも本当に伝えたいことを言葉にして伝えられない確かめないまま、15年連絡を取り合わない関係なのもとてもリアルだなと感じました。
思慮深く、優しく、人の心の機微に敏感な2人だからこそ、こうなるんだろうと想像させられます。
言葉にするだけでは伝わない気持ちを、表情や仕草、空気感から掬い上げられるようにしっかり描いて下さっているので読者が置いてけぼりにならずにずっと没入していられます!すごい!
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拍手喝采のラスト
ネタバレ
2024年10月1日
このレビューはネタバレを含みます▼ 全てが愛くるしく素晴らしいので多くは語りませんが、ラストがリアルで苦しいほど感情が溢れます。本当の意味でのパートナーとの時間や関係って、こういう第三者からしたら納得できないような別れや再会、距離感が結構あると思います。心から大切だから/だったからこそ、一度決めたからには容易には戻れない、越えられないような、言語化しづらい関係が私たちのリアルな人間関係にも時々あるなと...特に同性であることや、宗教、時代背景などを丁寧に考慮した、最初から最後までトレヴァーとジーンだからこその軌跡だったなと。
ラストに賛否両論があること自体が、まさにこの作品がいかに傑作で、登場人物にどれだけ多くの読者が愛を持って読み進めていたのか示していると思います。
帰りたい故郷
ネタバレ
2024年8月20日
このレビューはネタバレを含みます▼ 絶対に読めよ!っていう信頼してる皆さんの声に後押しされて購入。アメリカ、しかも80年代と来てるので「……これは攻めか受けが同性愛見つかって瀕死で壮絶な扱いを受けるシーンが来るのか…??」と半ばビクビクしながら見ました。
今まさにブロークバック・山(検索避け)をもう一回見たいな…って思った。

元アーミッシュであるジーン…いや”元”アーミッシュというのも、読み終わってから改めて打つと不思議なカテゴライズというか。ジーンにとっての根本、遺伝子、生まれた魂に刻まれた故郷がアーミッシュという話で、取捨選択する民がアーミッシュであるならトレヴァーを「僕の神様」と具像化したのにも関わらず「何者かになるために」満足するまで堪能して別れたの、あまりにもアーミッシュすぎる。
だけれど、選んだ後は最期まで添い遂げるのもアーミッシュなんじゃなかろうか。
レビューを見て「ジーン=遺伝子」と知りなるほどね?!となったが、甥と姪、受け継がれたジーンはあまりにも強く自由で、他人から見た「親愛なるジーン」はまさに彼であり彼女だったんだと、読了後、凄く納得しました。

トレヴァーはジーンと別れてから恋人も作らず1人だったんだろうが、ジーンは多分、居たんだろうな…でも、故郷にあんなにも後悔も懐かしさも焦がれた男だもの、きっと誰かといても神であるトレヴァーを「一歩踏み出せばどうってこと…」とか躊躇いながら「お互いに納得して別れた」って言っちゃうあたり、いつも忘れられずに居たから長続きしなかったんじゃないかな…
それとも「成り行きまかせの若い頃とは…」って言葉があるから戒めてジーンも一人だったのかな。
書かれてないから解らない。けど解らないからこそ良い部分もあるよね。

トレヴァーとジーンの年の差、今と違って交流には時差が生じること、専門分野を学ぶということ、そして故郷を捨てたアーミッシュであること。
一歩踏み出せば、なんてことなかったって言ってるけど多分付き合ったままではジーンが言う「何者にはなれたかな…」にはなれなかったんじゃないかな。
迷いがある足かせは重荷にしかならないしね。

2人の最期がどんな関係だとしても、ジーンが生家ではなくNYCに帰ってきたってことは…トレヴァーの隣がジーンにとっての家族であり恋人であり第2の故郷って事なんだよね。幸せにな。
良い話でした感謝。
BL界のグッド・ウィル・ハンティング
ネタバレ
2024年8月19日
このレビューはネタバレを含みます▼ 読了後は「ラムスプリンガの情景」と同じく、小説や映画を見たような満足感があります。
高級BLなので、ぜひ夜に紅茶かコーヒーを準備して、ゆっくり読んでください。

1巻で救い救われた2人から一転します。小さな世界から、自由で大きな世界に出たはずのジーンが、知識を得ることで世界が小さくなってしまった事に葛藤するシーンがとても印象的でした。知識を得れば得るほど、過去の自分や村での教義、親への否定に繋がり、若さ故にか白黒つけようとしてそのドツボにハマる感じがマッド・デイモン演じるウィルっぽくて、知性とはいろんなベクトルがあるんだなと思わされます。

年齢差や罪の意識など、対等ではない状態で始まった彼らの関係では何かを清算しないと次に進めない状況に陥っていく… そんな中で優しい答えを出すヴィクターがロビン・ウィリアムズ演じるショーン先生と重なり、自分にもグッサリ刺さる内容でした。

吾妻先生の作品は、そういうシーンじゃなくても熱気を感じてしまうので、涼しくなった頃の夕方もしくは深夜、または早朝の時間帯に読むとより素晴らしい余韻を感じることができると思います。
⭐️10
2024年8月18日
最新作を読んだ余韻で再読。
このシリーズは、90年代白泉社の少女漫画っぽい雰囲気があって、当時熱心に読んでいた私には色々刺さります。⭐️5じゃ足りない。10こはつけたい。
ストーリーが素晴らしい
2024年6月30日
ストーリーの組み立て方が素晴らしくて引き込まれてしまいました。
セリフが洋画の吹き替え版のようで映画を観ている気分になります。
どの登場人物も魅力的で大好きになりました。
最後は泣かずにはいられません。
何度も読むと色々な事が理解ってきて更に楽しめますよ!
エンディングの後の20頁の短編か読める
ネタバレ
2024年6月20日
このレビューはネタバレを含みます▼ 名作『親愛なるジーンへ』全2巻の2巻のみの特装版です。アーミッシュの青年ジーンとNYの弁護士トレヴァーとの16年越しの恋のエンディング後を描く20頁の短編は必読です。若者らしくあらゆる知識を求め自分の可能性を試すには、生まれ育った故郷と家族、幼馴染達を捨てなければならないというアーミッシュの戒律に苦しむジーンを、捨て子で貧しい夫婦に育てられたゲイのトレヴァーが寄り添い支えます。ジーンもまた、自分以外の血の繋がった家族達と距離を置いていたトレヴァーとその家族とを再び結びつけます。2年間の蜜月からお互いを想いつつも16年間離れていた二人がトレヴァーの甥のジーンによって再会を果たす、本編はそこで終わりますが、特装版の小冊子ではその後のハッピーなクリスマスの1日が描かれます。トレヴァーに二人のジーン、カレンも交えてのお話には『ラムスプリンガの情景』のテオとオズもちらりと登場します。情緒豊かで映画のように美しい傑作を最後まで存分に堪能してして下さい。
ちょっとしたきっかけ
ネタバレ
2024年6月13日
このレビューはネタバレを含みます▼ YouTubeでちょっとお話聞いて購入しました。
ちょい切ない、生きるのが辛い人々だったのですが、自分の納まるところが見つかって、幸せになって本当に良かった。
切なくてちょい泣けました。この作品(1,2)良かった。(先に他の先生の作品読んで、もう無いなって思ってましたが、撤回します。すみません。)
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泣けるんだよなぁ・・・
2023年11月4日
「桜田先輩~」と同じ作家さまなのにとにかく驚きを隠せない。。。w
多才であり、BLへの愛を感じます

そんな作家さまの紡ぐ物語、愛の深さに泣きます
感動です
2023年9月19日
切ないのにあったかくてステキなお話しでした。
漫画というより映画みたいです。
この作者さんの描くムッチリボディーも、かわいらしくてよかったです。
BLを飛び越えた、これは映画です。
2023年9月5日
発売日に読了した際は、良い話だったけどちょっと思ってたのと違う。と肩透かしを食らった気持ちにもなりました。オズとテオのようなド直球のストーリー展開を期待していたからだと思います。が、今日、久しぶりに、何の先入観もなく冷静な気持ちで再読したら、驚くほどに泣けて泣けて堪りませんでした。何というか、トレヴァーとジーンの個人的な物語を余りにも飛び越えていました。何者かに成れると信じていた若者の葛藤、時代のしがらみ、包み込む愛、家族の絆。それぞれの人生を、苦悩を抱えながらも懸命に生きるたくさんの登場人物を包括した、1本の川のような壮大な物語だったんですね。紡がれるお話が普遍的で、あなたの物語でありながらも、私の物語であるというか。いちいち心の琴線に触れてきます。加えて、トレヴァーとジーンのお互いを想うが故の心の葛藤が、言葉に表情にどうしようもなく溢れていて、胸を打たれて立ちすくんでしまう。ひたすらに泣きながらページをめくる手が止まりませんでした。星5つでは足りない大傑作です。ラムスプリンガの時も思いましたが、まさに映画を見た後の気持ちなんですよね、今。吾妻先生の才能に震えます。素晴らしい作品をありがとうございました。
まるで映画を観ているかのよう
ネタバレ
2023年8月31日
このレビューはネタバレを含みます▼ トレヴァーの元から旅立つ事を決めたジーン。1巻の頃から何となく、2人の関係には別れが用意されているような気がして読むのが怖かったのですが…それはまったくの杞憂でした。本当に本当に、感動しました。トレヴァーの深い愛に胸がギュッと締め付けられ、切なくなりました。映画のような物語です。
何者かになりたい若者
ネタバレ
2023年8月6日
このレビューはネタバレを含みます▼ 2巻の発売後、賛否のついたレビューに読むのが怖くなりずっと積んでいました。
読んでみて、色々思う人の気持ちもわかるけど、私にとっては星5以上、10あるなら10つけたい、そんな作品です。
『ラムスプリンガの情景』のスピンオフの2巻特装版、小冊子付きです。

2巻になり、カナダへと旅立つことを決めたジーンに対してトレヴァーは何を思ったのか。
トレヴァーも作中で語っていたように、毎日イチャイチャしたいと思っていた気持ちは嘘じゃないけど、甥っ子のジーンに言った「彼にも他の新しい人を知る権利がある」と思ったのも本当だと思う。
本当の自分を救ってくれた若者が今羽ばたこうとしているのに、そんな若者のキラキラ光る未来の可能性を、歳の離れた自分が狭めてしまうなんて考えられない。
私の年齢的にも、ジーンよりトレヴァーの方に感情移入してしまって、そこでワガママを言わずに背中を押してあげることこそが、1番の愛情だと考えたんだなとわかるので、彼らの選択を応援してあげたい気持ちが強くて辛いけど受け入れて読みました。
留学を機に連絡を取らなくなってしまったのは、お互いに遠慮があったからだと思うし、特にトレヴァーからすれば、新しい世界で毎日充実しているであろうジーンに水を指すようなことはできなかったと思います。だからと言って彼のことを忘れたわけではないし、ずっと心には彼がいる。
そんな中で甥っ子というキッカケがあって再会する。
ストーリーも綺麗に回収されて、この先もまた新たなトレヴァーとジーンの関係がそれぞれで想像できるような、素敵なラストだったので読後感がとても良かったです。
本当に、良い映画を見た後のなんとも言えない胸いっぱいな感じです。
これ、本当に名作だわ。
小冊子についてですが、甥っ子のジーンがジーンと会うお話になっています。
それぞれの家族が笑顔で過ごすクリスマス。素敵!
間違いなくBLの枠を超えた名作
2023年3月26日
アメリカの移民当時の暮らしを守るアーミッシュという宗教団体出身のジーンを通じて、アーミッシュという存在を賛否示さず淡々と、時に魅力的に時に醜悪に描く表現力に感嘆しました。宗教と、それを取り巻く人間たちの考え方は描くのになかなか勇気がいることだと思いますが、少なくとも私はとても良い描き方だと感じました。
トレヴァーとジーンの生涯が、トレヴァーの手記と甥のジーンの目を通して映画のように展開されていきます。でも、この2人の人生はまだまだこれからなのだと感じさせてもらうことができ、読後感は大満足でした。
何度でも噛み締めて読み続けたい名作です。
おかえり、ジーン
ネタバレ
2023年3月23日
このレビューはネタバレを含みます▼ 前巻の終わりは、植物と開け放たれた窓でした。それが何を意味しているのか、読後の今も考えています。
ジーン(甥)がトレヴァーの手記を読んでいて、その情景が漫画として投影されて私たちが二人の世界を覗き見ることができます。手記が進む度に開け放たれた窓から飛び出し世界へと羽ばたいていったジーンはトレヴァーの元へ戻ってこないと感じてしまいました。でも彼の意志は固いから故郷へ帰ることなく世界のどこかにいると。どことも言えぬ場所で彼らしく暮らしている、そんな終わりを迎えると思っていました。
「おかえり、ジーン」
トレヴァー目線で進められたストーリーではジーンがこれまでどうしていたのかは描かれていません。それでいいのかもしれません。どこでどうしていようとジーンはトレヴァーの家に帰ってきたのですから。
前巻から時間が開きましたが、空白の時間があったなんて嘘のような、穏やかな二人の時間がすぐに戻ってくることでしょう、
アメリカ文学のよう
2023年3月17日
原作は80年代に書かれたアメリカ文学ですと言われても遜色ないと思います。1巻を読んで近代米国史の勉強になると思ったので、2巻は迷わず特装版を購入しました。絵柄も世界名作劇場の様に思えてきてこのままアニメ化しても良いのではないかと。愛情に溺れる展開のBLが多い中、自立を選ぶあたりリアルなアメリカの若者像で益々文学的で好感が持てました。
タイトルに込められた意味が深い!!
ネタバレ
2023年3月8日
このレビューはネタバレを含みます▼ アーミッシュについて初めて知りました。宗教、セクシャリティ、家族との関係性…。人が生きていくための根本的な要素が物語のベースにあり、それをふまえて、"自分の生き方は、誰にも咎められず自分自身で決めていいんだよ、自分らしく生きているあなたを心から愛しています"というメッセージを強く感じる作品。
とても文学的な内容で、トレヴァーの手記を軸に現代と過去を行ったり来たりしながら進むストーリー展開は、さながら長編映画のようでした。
故郷を捨てた自分が、一体何に成り得たのかを悩み続けていたジーンが、彼と関わった人々の心を溶かし、みんなから愛される唯一無二の存在になっていたことに、涙腺が崩壊しました。
甥っ子ジーンの名前に託された家族の思いや、トレヴァーがジーンの門出に送ったスーツケースなど、伏線回収も存分に楽しめる作品です。
2巻完結ですが、読みごたえたっぷりです。
(小冊子が読みたくて、2巻はこちらの特装版を購入しました。18ページでジーンとトレヴァーのその後の様子が描かれています。Hなし、家族ぐるみのほのぼのした内容でした)
読後に表紙を見るだけで泣けてくる…
2023年2月26日
素晴らしかったです。救済の物語、愛の物語、一人の勇気のある無力な青年が与えた影響の物語でした。 甥っ子ジーン君のサイズ感(デスクに向かって執筆中の姿とか)が秀逸。15年後のジーンの絶妙な大人姿は、全く不自然さがなくて、ジーン本当に大人になったんだな…と見入ってしまいました。1巻と比べたら、若干中だるみ感がなくもないけれど、そんなの全く評価に影響しません。特装版を買ってよかったです。二人の再会後の関係性が垣間見れます。 たったの2巻なのに、壮大なストーリーが濃く詰まっていて素晴らしかったです。素敵な作品をありがとうございました。
良かった!!
ネタバレ
2023年2月5日
このレビューはネタバレを含みます▼ 一気に読みました!70年代のアメリカ、アーミッシュとか馴染みのない設定がありますが、そんなの気になりませんでした。
二人とも故郷、家族に複雑な想いを感じていて、ある意味似てるんですよね。
そんな二人が出会って恋をして別れてまた再会する。途中バッドエンドも覚悟していたので、また巡り会えて本当に良かったです。
言葉にできない
ネタバレ
2023年1月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ 完結まで読んで、静かなる感動に包まれています。きっと数年後に読んだら、また味わいが違うんだろうなあ。
完結おめでとうございます
ネタバレ
2023年1月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ ただただホッとしています。このシリーズ作品を読むのは、本当に苦しかった。辛かった。先人の犠牲のもとに在る自分たちの「自由」を、決して無駄なものにしたくはない。たくさんの人々の色々な思いが詰まった、言葉では表せないほどの傑作でした。吾妻先生、ありがとうございました。完結おめでとうございます
愛・愛・愛の傑作
2022年12月28日
心から本当に愛するが故のトレヴァーのジーンとのやりとりや、甥のさりげない行動等、全てに愛をずっしりと感じられる作品です。
切なさを感じる部分があるかと思えば、Blらしい部分もしっかり描かれており大いに満足出来ました。
圧倒的な愛と、救いの物語。
ネタバレ
2022年12月17日
このレビューはネタバレを含みます▼ ずっと読めずにいました。
現在のトレヴァーの隣にジーンがいないことが分かっていたから、その理由を知るのが怖かった。。

1巻はトレヴァーのすべて受け入れてくれたジーンに、読んでいる方まで救われるような。

2巻は若い頃の身勝手さを全て赦してくれるような、
“ただそこに若者がいた”というトレヴァーの台詞に涙が止まりませんでした。
救われたのはジーンだけじゃなく、読んでいる自分自身のような気がします。
ジーンがカナダへ行く前にトレヴァーを抱こうとした理由も、そこにはあまりにも圧倒的な愛しかない。

そんなに愛し合ってたのに15年も何の連絡も取らないなんて、、憶測でしかないけど、声を聞いてしまえば決意が揺らいでしまう、甘えてしまう、帰りたくなってしまうからだったのかな。
或いはトレヴァーが言っているように、毎日を一生懸命生きていたら時間だけが流れ…心からの愛されていた、という事実だけで一人でも生きてこれたのか。
何より、性愛を超えた、人間愛で繋がっている2人なのかな、と感じました。

作中にもあるように、その関係性に名前はいらないのかもしれません。

特装版ということで価格はお高めですが、この値段に見合うだけの素晴らしい画力と映画を見ているかのような素晴らしいお話でした。

BLという枠を越えた、“人間愛”の良作、ジャンルにとらわれず、後世に残したい作品です。
人に優しく
ネタバレ
2022年12月3日
このレビューはネタバレを含みます▼ 1巻が本当に素晴らしかったので星は5にします。私も、恋愛物語として見るには2巻の展開には納得のいかない思いがあります。でも甥っ子の言うようにこれが『トレヴァーとジーンの関係』なのでしょう。
とはいえ恋愛観を抜きにしても、ジーンはもっと一生をかけて感謝を返さなければならないぐらいの恩があるよねーとは思っちゃいますね。カレンとは繋がってたのにトレヴァーには15年間連絡もしないなんて悲しい…。たとえトレヴァーが見返りを求めない人であってもね。
けれど人に優しくしてあげたくなる、素晴らしい作品でした。きっとこれからトレヴァーにとって幸せな日々になると想像しておきます。さまざまな人々の愛情深い台詞が胸を打つお話なので、何度も読んで色々な角度から考えてみたいです。この作品に出会えて良かった。
心から出逢えて良かった作品
ネタバレ
2022年11月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ レビュータイトル打っただけで涙ぐむとか、どれだけやねんて感じですが、胸打つ圧倒的な作品。始めこそ"ラムスプリンガ~"のテオとジーンをくらべてしまい、ジーンにとってトレヴァーは?と1人悶々。だったけど、ジーンが俗世を選んだ原動力こそは『何者』かになりたい、自分の可能性を試したい気持ちからで、恋に生きる為とは違うのだ思い至り、そこからはジーンの行動も全て腑に落ちました。だからこそ自分のした選択を赦せず、後悔を引き摺るジーンが読んでいて本当に切なく辛かったです。そんなジーンがトレヴァーから惜しみない愛を受けて、トレヴァーもまた自分を『神』と崇めるジーンの存在に赦し赦され、最後にたどり着いたラストは本当に胸を打ちます。"ラムスプリンガ~"から続く、皆の愛がめぐりにめぐってのラスト、誰1人欠けてもたどり着けなかったラスト、素晴らしかったです。小冊子では後日の2人の新しくも幸せが垣間見える 日常にまた胸が一杯になりました。テオとオズもちょっとだけ登場して、また胸がいっぱい。吾妻先生、最後まで本当にありがとうございました。
結ばれた後も人生は進むし〜色々な愛の形
2022年11月7日
ジーンは先生やモデルノバイト先での一言で、自分がアーミッシュと言うコミュニティを出た理由を改めて向き合います。これは、青春を過ごしたほとんどの方が一度は感じた思いでしょう。ジーンとトレヴァーの歳の差が効いてきます。まだまだこれからの若者ジーンと、ある程度仕事、生きる場が決まった大人のトレヴァー。トレヴァーどんだけ金持ちやねん!と、突っ込みたくなりますが、歳上なら自分が今まで経験し学んだ様に、自分より若い子にも学んで欲しい、辛いけどわかる〜。でも、この出会いが2人を一回り成長させた感じ。甥っ子やトレヴァーの友人の存在がいい!本当人間ドラマ!ラストは賛否両論、賛の方が多そうですね。私も賛の方ですが、みなさんが賛否どんな感想を持つか!楽しみ。たとえ否でもこれは良い作品だと思いませんか?
本当に映画観てるみたい
ネタバレ
2022年11月4日
このレビューはネタバレを含みます▼ はあ~これはゆっくり読もうと思ってずっと大切に保管してました♪
時代背景や宗教とか、いろいろ複雑なところはあるけど…だからこそ、大切にしたい思いや気持ちがあるんだろうなぁって本当に笑えて泣けて幸せな気分になれる話。映画を観ていたかのような気分になれました。
親愛なるジーンへ2巻
ネタバレ
2022年10月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ アーミッシュのジーンと弁護士のトレヴァーの話。「ラムスプリンガの情景」の続編。ジーンが20歳でトレヴァーに出会い、22歳で別れ、そして20年近くのちにまた再会して、という2人の人生が綴られる。人生を考えさせられる感動作で、特にトレヴァーの深い愛には涙してしまう。涙を流してジーンに抱かれるところなんてもう…。自分を偽らないでいられるジーンに出会えたことがトレヴァーの人生の最大の幸福で、だからこそジーンを手放せたんだろうな、賢くて潔くて愛が深すぎるんだよ…。ジーンの話でもあるけど、どうしてもトレヴァーに目がいってしまう私。救われて良かった。
素晴らしい完結巻!!感動◎
ネタバレ
2022年10月13日
このレビューはネタバレを含みます▼ もぉ〜圧巻の感動作でした!!
購入し既に猛リピートしていますが、読めば読む程に賞嘆できるドラマは読み物としても素晴らしい物語でした!!
泣くシーンでもないのに涙が流れてきて、私の情緒スイッチは刺激されまくりw愛しい人に広い世界を見せたいと願うのは、親に限らない深い愛情なんでしょうね。


愛と赦しがテーマかな。
自分を赦すって帰る場所があるからこそ出来ることで、
二人の出逢いが人生を変えた感に感動です。
長く会えない期間と1巻から何度も出てきた'神'の意味がスーッと心に沁み込んできました。

現代の甥姪ジーン達も悩みながら前に進む若者らしい若者で愛おしく、本家ジーンの大事なスパイスになっていて◎
タイトル回収には唸りました。

そして巻末の記念小冊子は、世代を超えて引き継がれる愛が嬉しく、あとオズとテオがこの時代NYに居ることに感激してしまいました!!最高◎
最高でした
2022年10月9日
もう今後何度も読み返すであろう名作です。美しくて本当に心洗われる愛の物語、出会えて幸せです。もうこの余韻に永遠に浸り続けたい…
最高峰の一冊
ネタバレ
2022年10月4日
このレビューはネタバレを含みます▼ 待ち侘びていた二巻です!一巻が本当に素晴らしかった反面、一緒にいない理由を知るのが怖くて二巻を読み始めるまでに少し尻込みをしてました。
読後の感想としては、2巻もとても良かった!!良かったのですが…、しかし終わり方が少しモヤモヤとしてしまったのが正直な感想です。トレヴァーの気持ちは一貫して深い愛が伝わってくるのですが、ジーンの心情に見えずらい所があり、カナダに行きたいといった時にトレヴァーの事を考えなかったこと、離れてから一度も連絡がなかったこと(ジーンに新しい人を知る権利があるといったセリフから、トレヴァーの心情はわかるのです)、再会後もすぐ立ち去ろうとするところや、そして再会後に恋人に収まらなかったところなど。単細胞の私からしたら、えー!くっつこうよまた!!と思ってしまって消化するまでに少し時間がかかりました。しかし何度も何度も読み返すうち捉え方がまた変わりました。
ジーンは若くて、不安や期待や葛藤を待ちながら自分の道を切り開こうとする若者。心から愛する人がいてそれでもなお自分の世界や夢や可能性を少しでも広げるために足掻いたんだなと。トレヴァーと蜜月のような2年を過ごし、そこからさらに全く新しい世界で16年。そこでもまた新しい出会いや沢山の経験を経ただろうに、最終的にまたトレヴァーのところに帰ってきたというのは、ジーンにとってもトレヴァーが変わらず大切で愛する存在で居続けたからこそなんだなと改めて思いました。すごいことだ。
もしかしたらこの先も新たな葛藤があるんじゃ…と一抹の不安もよぎりましたが、甥っ子のジーンに言った「これからはずっと一緒に居たいと思っている」という言葉。この言葉だけでもうなんか十分だと思えました。経験や歳を重ねたジーンのこの言葉だからこそとても安心感があるというか。恋人だろうがなかろうが間違いなく相思相愛だし、ずっと一緒にお互いを大切に思って仲良く過ごし続ける二人の未来が見えた気がします。本当に素晴らしいお話でした。
BLの枠に収まらない、本当に映画のような一冊です。作者さまの頭の中はどうなっているのか全く理解出来ないほど緻密で丁寧で深い内容で、至る所のセリフや言動や表情や背景が、ああ、ここに繋がっていたのかと思うシーンが幾度となくありました。素晴らしい作品をありがとうございます。野暮な事は承知ですが、出来ればその後の2人の様子も見たい気持ちです。
購入して良かった
2022年10月3日
特装版の存在に気付かず、最初に通常版を購入してしまったのですが、特装版にだけ収録されているお話がどうしても読みたくて再度購入しました。ポイントは痛かったけど、購入は後悔していません。
これが若いと言うことか
2022年10月3日
2を読み終えてからレビューに目を通したけれど、賛否両論あって、どちらの意見にも納得させられるものがあった。私も何だかモヤモヤする部分が残ったり、この先に期待して目を細めてもみたり。この作品に限らずだけど、10年15年と一切会わず連絡も取らない状態で変わらず愛を持ち続けていられる事は私には出来ないだろうなと。私がそれほどの愛に出会っていないだけなのかな。
一生心に残る作品になるでしょう
2022年10月1日
感想がうまく言葉になりませんが
とても心に響く作品でした…
あまりにも素晴らしいのでたくさんの人に愛してもらいたいです。
まるで映画のような…
2022年9月30日
1巻もそう思ったが、長い映画を見ているような読後感だった。甥っ子が日記を読んで追想するという構成がとても良い。
読者は自分の見たいものが見たい。
ネタバレ
2022年9月26日
このレビューはネタバレを含みます▼ 1巻に比べて評価が真っ二つ。1巻が神すぎたんだろうな。その期待値を持って2巻を読むと少し肩透かしを喰らう人がいるのも分からなくはない。でも、面白く無かったってよりも、自分が思ってたのと違うって低評価が多い気がする。

ジーンってまだ20歳そこそこなんですよ。20歳から見た34歳っておじさんです。ジーンが30歳ならまだしも、現状に満足してめでたしめでたしで終わる年齢じゃない。
夢に続きがあると知ったら、その足は止められないよね。ジーンの覚悟はそこだったんだもの。アーミッシュ以外で深く知った人なんてまだトレヴァーしかいないんだから。そこで落ち着いてしまうほうがおかしい。
それが若さってもんだと思います。

でも、一部の読者はそれを許せない。ジーンは薄情だって思う。何でもしてくれた優しいトレヴァーを捨てるなんてあり得ないし、最後は結ばれる2人を見たい。何も無かった自分を引き上げてくれた人の恩に応えないのかと。分からなくはないけれど、それってアーミッシュの呪いのよう。

トレヴァーはそうじゃなかった。「してあげた」なんて、露ほども思わない。むしろ、自分の人生で一番大切なものをジーンから受け取ったとすら思っているのかも。対等に、ジーンの魂を見てる。だから全てを捧げ、ジーンを解き放った。そこにジーンの覚悟とトレヴァーの覚悟が繋がる。
トレヴァーは可哀想ではないと思う。全てを捧げようと想うほど愛せる人に、一体どれだけの人が巡り会えるだろうか?

吾妻先生は御涙頂戴の恋愛物語に出来たはずなのに、2人の気持ちに真摯に向き合って、曖昧にせずきちんと描ききったと思う。
そして、誰も死なせず、ジーンという名前の運命の上にまた2人を立たせたんです。それからの話は誰も知らない。だけど、一度は終わってしまった2人にまた光が見えている。それは紛れもない事実。
もし、先生が2人を終わらせるつもりなら、そもそも再会はないはず。老いは思い出を抱き、若きは大志を抱き、永遠に混じらない道の先に、また巡り合った2人。

10年に一度出るか出ないかの、名作だと思いました。
これは人間の物語であり、時を超えた大恋愛の物語だと。
深く読むか、表面をとるかは、読者の力量も問われているのでは。
本当素敵な話です!
ネタバレ
2022年9月26日
このレビューはネタバレを含みます▼ これは特装版を買うべきです!その後のお話があってこそ完結な気がします!
それぞれのジーンへ話が繋がっていて、親愛なるジーンへが凄く深く感じました。
トレヴァーのジーンへの愛が素晴らしすぎて…
カナダへ行って、15年以上経つのに1度も連絡なく甥っ子のジーンが連絡くれたから会いに来たのが少し寂しかったなぁ…って思います。もちろんお互いに終わりにしていたんだと思うけど、日記に書く位大切にしていたんだと思うとジーンから会いに来て欲しかったなぁ…そこだけ少し心残りですが凄く素敵な作品です。改めて1巻から読み直そうと思います!吾妻先生素敵な作品をありがとうございます!
螺旋のように紡がれる物語
2022年9月25日
ジーン…名前自体が物語を通じてキーワードのように思えました。遺伝子を英訳するとgene…音が同じ。自由である事、唯一無二の自分を求めながら、あたかも遺伝子のように家族や友人、愛する人と繋がって紡いでいく物語だったと思います。本当に素敵な作品です。
いろいろスッキリ
ネタバレ
2022年9月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ 1巻読了後、現在ジーンと同居していない理由に不安が残りましたが、2巻を読んで納得でした。折角故郷を離れたのに、そこからたった200マイルほどの地で留まっていたジーン。そんな一度挫折し罪を感じているジーンを赦し、もっと広い世界へ送り出してあげたトレヴァー。それぞれの地で、3人のジーンを通じてみんなが繋がるようなラストも素敵でした。特装版でその後の様子が読めたのもとても良かったです。
深い深い、愛の作品☆
2022年9月24日
皆様のレビューが物語るように素晴らしいお話でした。

1巻でカレンが話した「親愛」
幸せになってほしいと願う事が親愛、人間が持つ自然な愛。再読した時にとても心に残りました。

ジーンからジーンへ、家族や故郷の人々、作中のみなにつながっている「親愛」

トレヴァーとジーンの間に流れる、好きという愛情を超えたところにある、お互いの人生そのものを愛しているかのような大きな愛。『親愛なるジーンへ』...とても深い愛の言葉に感じました。

ラムスプリンガの情景からはじまり、先生がおっしゃった特別ではなく、何者かになりたかったごく普遍的な若者、ジーンのお話。知らなかった事も多く、たくさんの事を考え、感じさせていただきました。

フォロー様方のレビューにある豊かにとの言葉にとても共感です。視野を広げ、私の心を豊かにしてくれた作品。出会え、読む事ができた事に感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございます。
映画のようなストーリー
2022年9月23日
古い洋画のラブストーリーを観ているようでした。前作に引き続き心を打たれる名言ばかりでした。やはりこのシリーズは裏切りませんね。
名作
2022年9月23日
すごく良かった。ジーン、ジーン、ジーン、親愛なるジーンへ。こんなにも深いタイトルだったとは。トレヴァーが大人だったなぁ。あんなによくしてあげて、よく手放せたなぁ。ちょっとだけ、ジーンはNYに戻ってくるまで恋人はいなかったのかなぁとか、終わったって表現はちょっとトレヴァーが可哀想かなとか思わなくもなかったけど。みんなが幸せな結末なんて、実際にはなかなかないもんねぇ。感動の名作になったと思います。映画化してほしい。
特装版!
ネタバレ
2022年9月22日
このレビューはネタバレを含みます▼ こちらが出てることを気づかずに普通の2巻を購入後、特装版に気づいて購入しました。
シーモアさん、特装版ある時はもっと分かりやすい表示とかが欲しいです…
普通の2巻ももちろんとっても良かったけど、完成記念小冊子に「ラムスプリンガの情景」のオズとテオもチラッと出てきて『みんなのその後』を垣間見られて嬉しかったです。
ジーンとトレヴァーの関係性は作者様のあとがきの通り…になっていましたが。
こんなに嫌な人が出てこない(不器用な人は出てくるけど)BLも珍しいのでは?
みんな素敵な人ばかりで途中結構切ないけど素敵なお話。
あーーもうほんとに読めて良かった!
読み終わって、タイトルや表紙のイラストの意味とかが分かってなんかもう気持ちがぶわってなって泣きました。
良質な映画のような、優しくて切なくてとても素敵な作品です。
たくさんの人に読んでいただきたいです。
素晴らしい結末
ネタバレ
2022年9月22日
このレビューはネタバレを含みます▼ だったと個人的には思いました。
本編より先にレビューを見ていたため、2人の結末について少々複雑な気持ちで読み進めましたが、結果良かったです。
トレヴァーはジーンの世界を狭めたく無い。そのための気持ちの整理をひっそり進めていたのには心がキュッとしました。
対するジーンについて、留学程度でトレヴァーのことをなぜ捨てられたのかという感想も見受けられますが、個人的にこの部分については、トレヴァー同様『相手を縛らない愛』なのではと思いました。世界を見たいと飛び出して行く自分を葛藤の末見送ってくれたトレヴァーに未練を見せることは、失礼にあたるでしょうし。
2巻終盤ではジーン側の感情描写が少ないので憶測の域を出ませんが、ジーンもかなりの覚悟と決意を持って旅立ったのだと思います。
1年後にどうしようもなく会いたくなる時があったとして、でも覚悟を決め旅立った以上何も成せないまま甘えるわけにはいかない。
2年経って、今トレヴァーはどうしているかな。
5年経って、もしかすると他にいい人と結ばれてるかも。幸せでいてくれたらいいな。
10年経って、あなたがどういう人生を選んでいても、いつも幸せを願い続けています、生涯忘れません。
…って心境だったのかもと想像しました。
離れた相手が自分と違う人生を歩んでいるのだと、時間と共に徐々に強く感じてゆくものです。
好きだ愛してるよを隣で伝え合う愛も素敵ですが、ジーンの出自をふまえたこの2人に関しては、そう簡単な話しじゃなかったのでしょう。
現にジーンは自ら棄てたと言った家族や故郷すら、やりきれないほどずっと愛し続けていましたし。
再会後の関係の落とし所がわからないというのも、凄くリアルで個人的には納得できました。
もはや映画。
2022年9月22日
これが1人の漫画家さんの頭から生まれ紡がれたストーリーだと思うと、漫画家さんって神だな。何人ものスタッフが力を合わせて作る映画を凌駕するほどの圧倒的な描写、演出、脚本、セリフ。ただただ日本人に生まれ作者様のいる時代に生きていることに感謝です。
主人公のジーンは美しく若いアーミッシュ出身の青年。そしてその彼を庇護し大きな愛で彼を赦し守る弁護士のトレヴァー。読んでいくうちに何度も自分がジーンになったりトレヴァーになって心を揺さぶられ泣いてしまいました。
居場所がない、未来が考えられない、自分で立っているのがやっとの人生から救い出してくれたトレヴァーを神様と呼ぶくだり、美しかったです。そしてその神様が涙を流すシーンも美しかった。
普段BLを読まない人にもぜひ読んで欲しい。80-90年代の花ゆめを思い出す美しい線、ふっくらしたジーンのボディライン、若々しさが溢れる甥っ子ジーンの瑞々しさ、そしてトレヴァーの包容力あふれる厚い体は本作の素晴らしい点のひとつです。
感動しました
2022年9月21日
特装版にしてよかった
その後が絶対気になったので
人生の選択や、葛藤、人の心の複雑さ
家族のあたたかさ
いろんなものを、丁寧に描かれた、よい作品だと思います
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何度も読み返してます
ネタバレ
2022年9月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ 待ちに待った2巻。紙でも買いました。
何度も繰り返し読んでそのたびに泣いてます。トレヴァーの大きな愛が本当に…素敵で。本当は寂しいしそばにいてほしいし、離れるとしても連絡を取り合ったりまた会う方法なんていくらでもあったのにそうしなかったのも全部愛なんだよなあ。
また、何者かになれたのかはまだわからないとジーンは言っていたけど、ジーンと同じ名前の子が二人も。それってすごいことだなと思います。いろんな人の何者かになれてるよ。
はじめに2巻を読んだときは復縁しないことになんでだよー!って唸ってしまいましたが、何度も読み返すうちにこれが今の二人にとって一番いい関係なんだなと思うようになりました。
私が読んだのはあくまで16年離れていて再会して3ヶ月のもうかなり大人になった二人。すぐに付き合うとか家族になるとか…そういうんじゃないんだよなと。それにこれからはずっと一緒にいたいって思っているんだから、ジーンも言ってくれてたけど焦って二人の関係に名前をつけたりする必要はないんだなと。
本当に深い愛でした。スピン元でも思ったけど、どこか切なさを含んだ終わり方が本当に好きです。これから二人がどんな関係になろうと、一生隣にいられますように。素敵な作品をありがとうございました!
何度も何度も読み返しました…
ネタバレ
2022年9月20日
このレビューはネタバレを含みます▼ 本当に内容の濃い、素晴らしい作品でした!!!終わって欲しくなくて、一巻から何回も読み返しました。何回読んでも同じところで泣いてしまう…。ただ、結果ハッピーエンドだけれどももっと情熱的な形で終わってほしかった!!年齢を重ねた大人な2人なので、サラッと終わってしまったのが少し寂しい気がするので……今後のお話し読みたいですっ!!そして…皆さん仰っている通り、特装版一択で間違いなし!!
トレヴァーの愛に応えてくれ〜
2022年9月20日
いや良かったよ?よかったです。
留学するからって関係が終わったのも分からなくもないよ。トレヴァーは待ってる訳でもなく終わりにした気持ちは分かるよ。私もおばさんだからそうするだろうなと思う。だけどジーンは一度離れても自分の意志で戻ってきて欲しかった。欲しい物のために大切なものを置いていくって言うのも分かるよ?でも離れたけど、どうしても一緒にいたい!とかそういうのが欲しかった。
挙句3ヶ月一緒に暮らしてもどうしたいかわからないって…それはあんまりじゃない?トレヴァーの深い愛に気がついて同じ熱量で想って欲しかった。
大きな愛
2022年9月19日
危うく通常版買うところでした。一巻の続きで買いそうになるのでちょっとわかりにくいですね。特装版の小冊子まで読んで完結という感じなのでこちらをおすすめします。ラムスプリンガもだけど凄く練られた構成で良質な映画を一本見終わったかのような読後感。自分の人生をどう生きるかという普遍的なテーマと性愛だけでない大きな愛情が胸を打ちます。桜田先輩と同じ作者さまってホントですかと思いますが、その振り幅な大きさ、引き出しの多さも含めての才能ですね。久々読んで良かったと思える作品です。
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極上の一冊
2022年9月19日
通常版と特装版のダブル買いをしてしまい、ちょっと気分をへし折られてしまっていたが、お布施という名の言い訳で乗り切るしかないと言い聞かせつつ、読み始め…。
アーミッシュであることの深掘りと、「親愛なるジーン」、植物への絡ませをここまでするのかと。全編、涙なしでは読み進められない。アーミッシュ、ゲイ、時代の複雑な絡まりの中で生きるジーン。普通の青年なんだけど、トレヴァーと同じく私には、真摯な彼の心が眩しい。
小冊子…不可欠です。ただ…気品のあるまとめかたなんだけど…物足りない!!はっきりきっぱりしたい。
下世話でごめんなさい。
やはり素敵な作品でした!
ネタバレ
2022年9月19日
このレビューはネタバレを含みます▼ 「ラムスプリンガの情景」「親愛なるジーンへ」、ここ数年でBLにはまるきっかけになった個人的代表作です。ついに2巻ということで期待しつつも、1巻までの流れでもしやジーン死ぬ?と思っいたので、ドキドキしつつ完結まで読み、小冊子、電子特典、正直ホッとしました(泣)。途中から(トレヴァーの教会のシーンとかあたりから)涙がそこかしこで溢れてきて、感情が揺さぶられ続けてしまった。二人のジーンによって現代と過去の話が切り替わる、違和感のない展開も素晴しいし、謎だったタイトルの意味も理解できてスッキリ。この作品を通して知らなかった文化や、自分自身あまり深く考えたことのなかったルーツのこと、自分はどうなりたいのか(なりたかったのか)などなど、もっと若い時にこの作品に出会えていたら、全く違う生き方していただろうな思う。二人の再開後のラブラブみたいなのも正直なところ見たかった気持ちもあるけれど、読後の作品の余韻を感じるのにはなくてよかったのかも。前巻は紙で購入していたので2巻も紙で購入のつもりだったのですが電子で先に購入したこと後悔してません!後日紙の方も購入し、少し気分が落ち着いたら「ラムスプリンガの情景」と合わせて読み返します。今読み返すと気持ちが昂って只々泣けてきてしまいそうです。上手く作品の素晴らしさを語れない自分がもどかしい。とにかく読んでみて欲しい作品です!
2巻は特装版一択!
2022年9月18日
激しくオススメします。フォローさせていただいているレビュアーの方達の高評価と、思いのこもったレビューの数々を拝見してこちらの作品を手に取りました。まさに名作。購入して後悔など全くしない作品だということをお約束します。BL漫画の枠にはまりきらない感動のヒューマン・ドラマです。何度も読み返すことでしょう。また、購入前にこちらを読んで特装版を買えたことに感謝です。早まらなくて良かったわー。皆さん、2巻は特装版一択ですよ!読後、多幸感に包まれますよ!
心に深く刻まれる作品☆
2022年9月18日
2年越し、待望の2巻発売。
心に深く刻みこまれる作品になりました。
多くの方々の目に留まり、ぜひ「ラムスプリンガの情景」とともに読んでいただきたい。
吾妻先生、素晴らしい作品をありがとうございます。
いいね
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え、映画化まだですか。part2
ネタバレ
2022年9月18日
このレビューはネタバレを含みます▼ 特装版が出たことで、
この作品のレビューを又できるようになって嬉しく思います。
(一巻で我慢できず、以前にレビューしちゃった)
親愛なるジーンへ、のタイトル回収でも分かるように、はじめからどのような物語になるのかを考えて作られていた作品なのだと理解できます。
終始、過去と現在がスムーズに行き交い、キャラの感情理解を深める作りになってます。
作り込まれたストーリー構成は、皆さん仰ってますが、
まるで映画のような……。

アーミッシュという現代社会において、特殊な環境の話であると思いきや……
今まで愛され守られていた子ども時代から、巣立って一人の人間として成長するにあたり、避けて通れない時期の話が主でもあります。
だからこそ、私たちにもしっかり響く。
ラムスプリンガでのモラトリアムの気付き(いかに守られ愛されてきたか)、責任の取り方、人生の方向性をどうするのか……自分らしい人生を生きるために、何を選び、何を選ばないのか。
重い決断で自分を赦せないジーンがトレヴァーと出逢い、自分を赦し、自分の人生をらしく生きていくラスト、本当に良かった。
一巻読んだ時点では、過去っぽくトレヴァーの手記で話が進んでいたから、すっかりハッピーエンドは無いものだと……。
皆さんが作品での感動をレビューする中、
自分は心底、安堵した……
ちょっと肩透かしになったくらいww
感想としてはそれが先でした。
特装版はそのハッピーエンドの少し先が読めるので、今から購入するなら間違いなく、特装版一択!ですよ♡

その上で思うことは、
ジーンがどれだけの人と関わって生きてきたかが、
本当によく分かるなということ。
ジーンの姪、トレヴァーの甥
ジーンが外の世界に出て、人と関わったからこそ影響を与えて、その名前が継がれたのだと思うと、胸がいっぱいになってしまった。。
ジーンが拓いた新しい生き方、そんなものも後世に継がれるのかな。深すぎて、胸が苦しくなる。たまらない。


通しで2巻読んで、
やはり前作ラムスプリンガの情景も必読ですね。
あちらも素晴らしく綺麗に一冊に纏ってます。描かれた世界観は、こちらの深掘りのもと花開く、そんなイメージでしょうか。
ラムスプリンガの方がスピンオフっぽい。アーミッシュの世界から外へ出る青年の恋と苦悩が素敵に描かれてます。ぜひ合わせて、読まれることをお勧めします。
星五つでは足りない
ネタバレ
2022年9月18日
このレビューはネタバレを含みます▼ BL漫画を超えた作品。ジーンはアーミッシュの青年ですが、どこにでもいる真面目でもやもやを抱えた青年の一人。トレバーと出会い、影響を受け、赦され、自分の足で歩むことができる大人になっていく。一方のトレバーとも、ジーンに影響を受け、自分を赦していく。そこにトレバーの甥のジーンの成長も描かれ。幾重にも絡まる見事な人物設定と、計算され尽くされたストーリーが素晴らしいです。特装版と通常版の金額差に迷いましたが、特捜版を購入してよかったです。何度も読み返すと思います。良作に巡り合えたことに作者さんとフォローさせていただいている方々に感謝です。
普段BLを読まない人にも読んでほしい
ネタバレ
2022年9月17日
このレビューはネタバレを含みます▼ 待ち望んだ完結編です。
他の方もレビューで書かれているように、バッドエンドだったらどうしよう…という気持ちでしたが、そんな心配とは全く別の、愛に溢れた2巻でした。

特にトレヴァーからジーンへの愛は、温かく大きなものでした。ジーンを広い世界へ送り出すと決めてからの彼の献身、寂しさを堪えきれなかった教会での涙には、こちらまで号泣してしまいました。

ジーンは自分でも言っている通り、実はとても身勝手な人間。しかしトレヴァーもゲイであることを隠し、「自分がこの世界で一般人になる」ために、カレンという女性と結婚しようとした身勝手な過去がありました。
婚約者が実はゲイで婚約破棄…なんてことになったら、普通なら「裏切られた」と相手を憎んでもおかしくない。
それなのにカレンはトレヴァーの幸せを心から望み、長い間良い距離感の親友として存在し続けます。
トレヴァーはカレンに赦され、ジーンはトレヴァーに赦され…人は人を赦し赦され、この世界の中に存在しあっているのだなと感じました。

タイトルである「親愛なるジーンへ」という言葉が、色々な人を繋ぎ、物語が続いていく…という構成も素晴らしかったです。

BLの枠を超えた、至高のBL。ぜひ普段BLを読まない方にも読んでほしいです。
物語の中の愛と吾妻先生からの愛に感動…!
2022年9月17日
待ちに待った親愛なるジーンの2巻。1巻ではジーンの姿が回想シーンにしか現れないため、最悪「死エンド」も覚悟して読み始めたのでまずは「生きてて良かった〜!」と安堵!
改めて1巻から読み返して感じたのは、1巻では自分のルーツが分からず、育ての親家族との隔たり、ゲイであることで疎外感を感じていたトレヴァーが、純粋な魂を持つジーンに、私の神と言われて救われる過程を描いた救済物語だったということ。そのトレヴァーの気持ちは、手記の末尾に書いたメッセージとして1巻冒頭に登場しており、読み返したとき見事な構成に感服。
2巻は、蜜愛期を経て更に自分の可能性を確かめたいと思うジーンが、自分が家族と故郷を捨てたときの情景や気持ちと重ね合わせ苦しむ中、トレヴァーがジーンを赦し、ジーンが過去の自分を客観視して、自分を赦す過程を描いた1人の若者の成長物語であり、併せて吾妻先生の登場人物やBLの可能性に対する思いが詰め込まれているように感じました。
というのは、BLの切なさに子をなせず誰のルーツにもなれないことが挙げられるかと思うのだけれど、本作では、遺伝子を意味する名前を持つジーンが、トレヴァーの甥っ子の名前のルーツになり、更にダニーの子の名前のルーツに、そして後世の若者に、自由な生き方を選んだ存在として名前と共に承継されていく予感がするのです。
そんな風にその生き様を通じて魂の遺伝子を後世に伝えられる可能性が示され、そこに新しさを感じました。
BLらしくするのであれば、2人が唯一無二の存在として共依存して暮らしたり、再会愛に耽ったり、という描き方も可能だったと思うのです。でも、そうしなかった。本作では、愛しているからこそ、赦し、全てを受け入れ、聖母のように自分を受け入れてくれたジーンを包み込むようなトレヴァーの大きな愛が描かれていて、見え隠れする寂しさと切なさがないまぜになって胸を打つのです…。ラムスプリンガの情景でクロエが恋は素晴らしい呪いと呟いていたのと対をなす愛を描かれたのでは。そんな気がするのです。
読み返す中で、絵や構成含めた高い完成度に感服し、あわせてこれまでのBLの枠にとどまらない愛を描き、BLの新しい境地を広げた吾妻先生のお姿に、物語における愛と、先生のこの作品への愛、BLに対する愛を感じ、涙と感動が止まりませんでした。吾妻先生、素晴らしい作品と沢山の愛をありがとうございました!!
涙がほろほろと…
2022年9月17日
とても心の篭った素敵な作品に出会うことが出来ました。血はつながっていなくても、考え方は違っても、何処かではつながっている。そんな彼らの関係性に涙が出ます。もう一度読み直してきます。。。
本当に素晴らしい作品
2022年9月16日
読むのはもう何度目だろう、その度に涙が溢れて余韻に浸りっぱなしです。ゆっくりじっくりモノローグや台詞を読んで、表情を見て、その一コマに込められた想いに胸が打たれます。構成が緻密で、過去と現在や回想の描き方が素晴らしく、まるで映画のようで、1巻から通して読むと新たな発見にまた感動させられます。
この物語に出会えてよかったです。とても大切な作品になりました。
すごく良い
2022年9月16日
シーモア長年利用していますが、初めてレビューします❗️
皆さんのレビュー通り、BL枠を超えた作品だと思います。オススメ通り特装版を購入しましたが、2?3回ほど涙あふれました。
一巻にもどって、再度読み直すと更に号泣。
こんな作品を生み出してくれた作者さまに感謝です。
ありがとうございます。
明日からまた、頑張って仕事できます。
ハリウッド映画化希望!
ネタバレ
2022年9月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ 一巻が出てから結構時間が空いたので続きが気になって仕方ありませんでした。
最後までジーン本人が現代のシーンに出てこないからまさかのバッドエンドかとヒヤヒヤしてましたが…あーなるほどだからこの本タイトルなのね。全部謎が解けました。
ラムスプリンガの情景と違い、大人の恋愛って感じでした。
これで完結なのがさびしいです。
BLに収まりきらない普遍的な愛のストーリー
2022年9月16日
わたしの中の、「完結を見届けるまで死ねない!」作品のうちの一つでした。
1巻から続けて読了。
いろいろな複雑で、でも温かなもので胸がいっぱいで、しばし放心状態でした。

甥っ子ジーンがトレヴァー伯父さんの手記を見つけ、辿って行く現在と、その手記に綴られた15年前の、トレヴァーとジーンの過ごした日々。
そして回想で挟まれるアーミッシュとして過ごしたジーンの故郷。
それらの時間軸を交えながら、トレヴァーとジーンだけでなく2人を取り巻く人々のストーリーへと、どんどん肉付けされていく。

自由で嘘偽りのない心のまま、あなたはあなたのまま、幸せになってほしいと願う気持ち。
親、子、兄弟、友人、恋人、血の繋がり関係なく、そういった人たちの親愛で人は繋がり、どんな選択をしようとも、赦し赦されながら生きている。
そんな普遍的なメッセージを感じました。

それはジーンにとっては、かつて彼を見送ったジーンの父であり、ダニーであり、クロエであり、またトレヴァーであり。

「Dear Gene」(親愛なるジーンへ)で始まり、「Dear Gean」で終わる構成にも震えました。
トレヴァーからジーンへ(手記)、甥っ子ジーンからジーンへ、姪っ子ジーンからジーンへ。(小冊子ではジーンから姪っ子ジーンへ)繋がる手紙。
「ジーン」という名が、彼を愛する人達によって受け継がれ、またその「ジーン」達も、影響を受けながらそれぞれの人生を切り開いて行く。

とてもとても壮大なスケールでの愛の話に、まさに良質な映画一本を見終わったような重厚感を味わえました。★5では足りない傑作です。
ぜひ、『ラムスプリンガの情景』→『親愛なるジーンへ』1・2巻(特装版をオススメします)
と読み進め、この感動を味わってほしいです。
すごいぞすごい。。途中から涙が出て滝
ネタバレ
2022年9月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ ラムスプリンガから読み返しました。
読み返してみると
さらによくわかる兄弟関係、人間関係。。
「親愛なるジーンへ1」の甥っ子の生意気盛りなジーンがまさか後半にはこんな展開を引っ張ってくるだなんて、、、(泣)

だって青年ジーン、、、
死んじゃってる的な
空気感出してきてたじゃーん!!
(皆さんもすっかりそう思いながら読んでましたよね??ね??)

それぞれな生い立ちと成長、
それぞれの「ジーン」たちもよかった!!

アマゾンプライムでアーミッシュの青年たちを
現代社会での生活をさせてみたら、のドキュメンタリーが流行っていますがジーンのパパさんの想い、
知りすぎない幸せもある、という考え方、
考えさせられました。

贈り物として少しずつ植物が増えて
大きくなっていっているのも良い!

時代背景が行ったり来たりするのも
まるでドラマや映画を見ているかのようで
まったく無理矢理感がない!


ぜひ、
丸一日、なにも予定を入れてない日に
午前中から「ラムスプリンガ」から
読み返してください。
午後はとても充実した時間、余韻に浸れることを
お約束いたします(オマエダレ状態ですが)

ああよかった。。
ほんと、、、
堅物弁護士トレヴァーが報われた老後を
送れてよかった。。。
特装版!?
2022年9月16日
うううううー、、、昨日通常版を買いホーっと余韻に浸りながら今日のランキングは絶対1位!と確認にページを開き愕然、、、あったのねえええ!特装版!
新刊お知らせだけで済ませた自分が悪いんですはい、、
でもデモでも、、本日我慢出来ず特装版購入!20pの小冊子読んでスッキリ落ち着きました。オズにテオにジーンにジーン(笑)
懐は寒いが心はほっこり。
でもやっぱり気付かなかった自分に涙、です。
ついに完結
ネタバレ
2022年9月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ 教会でトレヴァーが長年自分自身のセクシャリティーや感情を抑えてきたものすべてを正直に出し、涙するシーンに胸が痛くて泣いてしまいました。ジーンという人物はその存在がまわりを変える、何者になれるのか模索し取組姿にみんなは惹かれているんだと思います。長い年月を越えてまた一緒になれた2人をみて心から感動しました。
素晴らしい物語の完成。特装版を是非!
ネタバレ
2022年9月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ (作品を読み返し、時々再編集)完結してより一層素晴らしい物語となった。最近のベスト作品と思う。
前半から涙が出始め、最後には号泣していた弱い私。読み終えて言えるのは素晴らしいお話だという事。ここまで描き切って下さり感謝したい。登場人物たちの成長や関わりも丁寧に描かれ、ジャンルを忘れて読み込めた。没頭した。

ジーンの成長、それぞれのジーン。人との関わり合い。空白の年月があるからこそジーンの変化が強調されたのかもしれない。トレヴァーと離れたジーンの様子や何故会おうとしなかったかなど、可能ならばスピンオフやサイドストーリーで読ませて頂きたい。

そして途中リバになりかけたがそれは愛され包まれた事を知って欲しいと。リバってそうなんだよなあ。それにしても未遂ではあったがこんなに美しいリバの理由や思いは初めて見た。

これが親愛なるジーンへ、なんだ、手紙の伏線が素晴らしい。GeneとJeanの交流。手紙というアイテムを使いここまで物語を組み立てる作者の力量に感服。

小冊子部分もとても良い。ジーン、すっかり大人に。ラムスプリンガの二人は勿論、ベビーシッターしたライアン君のその後も(気づいて感慨に耽る)!芸が細かい…
心を豊かにする感動大作!是非特装版を!
2022年9月16日
2巻発売を心待ちしてたのに、いざ発売の瞬間にバットエンドだったらどうしようと怖気づき、レビュー待ちしてハッピーエンド確認してから読み始めました。トレヴァーの愛の深さにただただ感動し、トレヴァーの涙の場面では一緒に泣いてしまいました。読んでいて読者の色々な感情を引きずり出し、投げかけられたセリフにこれほど思索に耽らせ、かつ人生を豊かにしてくれる作品ってこれまであったでしょうか。悲しい過去の場面があっても明るい現在の場面にパッと切り替えられ、気持ちを引きずらせない所にも優しさを感じました。甥のジーンの存在が読者を明るい気持ちにさせてくれ、本当にいい仕事してます。トレヴァーの深い愛からくる言葉、二人の赦し赦される場面、ジーンの故郷の美しい風景、教会で二人にさす光、そして駅でのハグが特に印象に残り感動的でした。ジーンが赦される場面では私の一部も赦された感じがして何度も読み返してしまいました。特装版に小冊子18p付いてますが、登場人物皆が幸せな場面で、読者も多幸感味わえる素敵な18pなので、買うなら是非特装版オススメです。テオ・オズがNYで元気に暮らしている姿をひと目見たかったので、小冊子で4コマ幸せそうにしてる二人見れて嬉しかったです。拡大してじーっと眺めました。吾妻先生が知識が豊富で、物事への造詣が深く、深い愛を持つ方であったからこそ、この素晴らしい深みのある三部作(ラムスプリンガ、親愛なる1,2)の名作が生み出されたのだと思います。読ませて頂いて深く感謝してますし、次の作品も楽しみにしています。
素晴らしい作品
ネタバレ
2022年9月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ 愛を描いた作品だったなと思います。未熟な若者であったジーンに赦しを与えるトレヴァーの優しさや愛情深さ、大人としての強さ。
主人公たちに縁のある「ジーン」がまた2人を巡り合わせる奇跡が美しかったです。
会わずにいた期間が長過ぎてその間のことを色々考えてしまうけど、これからこの二人が幸せに暮らしていけることを願います。
めちゃくちゃよかった
ネタバレ
2022年9月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ 待望の2巻…!!!今か今かと待ち侘びていました。
特に印象深かったのはやはりジーンが自分を責めてしまうシーンですね。1巻でトレヴァーが許しを乞うたベッドでのあのシーンとの対比になっているようでした。お互いがお互いを許して神様のような存在になってるのがすごく印象深かったです。教会でのシーン、思わず私も泣いてしまいました。にしてはしっかり根回ししているトレヴァーが好きです。
感情の移り変わりや起伏をしっかりと描いてくださっているので読み応え抜群です。まさかのラスト、まさかのハッピーエンドでびっくりしました!やるな甥っ子ジーン……!!
これからの2人に幸あれ!!シリーズ完結、お疲れ様でした!!
すももん
2022年9月16日
皆さんが素晴らしいコメントを書かれてるので、私はただ一言だけ伝えます。
読んでください。そして、吾妻先生は天才だ!!
待たされた甲斐ありました😍⤴
ネタバレ
2022年9月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ 『親愛なるジーンへ』は、トレヴァーがジーンへ向けてどんな気持ちで書いたのだろう?
老い先短いトレヴァーが恋人ジーンへ向けて?
伯父トレヴァーから甥っこジーンへ?と1巻では色々考えました。

2巻を読み終えて、私のショボいBL脳では考えられなかったタイトル回収には『それか!』とひと言発しました。

甥ジーンが掃除の時に見つけた手記にはトレヴァーが家族にも教えなかった秘密や長い年月での生きざまが鮮明に綴られてます。

甥ジーンはこれを読んでどう感じるのか?
トレヴァーが甥ジーンのために用意した手記ではないけど、結果的に甥ジーンにとっての分水嶺になったと思います。

2巻は現代、過去がまるで映画のシーンのようにクルクルと変わります。
決して目まぐるしくはなく、いきなり切れて『あ!ここ過去』というのでもなく、スムーズな過去と現代への移り変わりです。

その移り変わりは定点の現代から広域の現代へ。
その中のひとつがタイトル回収の【親愛なるジーンへ】でした。
これを書きたくてこのタイトルか!と理解した時に、吾妻先生の脳はどんな引き出しを持っているんだろう?と泣きながら思いました。

『ラムスプリンガの情景』のキャストも出てきます。ダニーやクロエのジーンへの思いは現代も脈々と繋がっているということが分かります。

この作品を読んだら手紙を書きたくなりました。紙の手紙ではなくメールでいいかな?
『親愛なる~』という出だしで誰かに。

特装版情報を💕
16ページの特別な日ではない、世界中のみんなが幸せをかみしめる日に、もう一度読み返したいです
余韻でしばらく放心状態
2022年9月15日
2巻楽しみにしていました♪迷わず特装版を購入しましたが個人的にはこちらにして正解でした!もちろん通常版のラストで締めくくるのもありですが、余韻の余韻を楽しみたい方はぜひ特装版をおすすめします!映画にできるんじゃないか?!と思うほどのストーリー。お互い大切なのは当たり前なんだけど、若さゆえとか大人こそのとか…色んな感情が詰め込まれていてうるうる。ただの恋愛だけでなく家族愛も根底にあり、ほろ苦くも素晴らしい作品でした!完結して改めてタイトルが秀逸だと思いました。
行動、台詞が見事に繋がっている
2022年9月15日
普通版を買うか特装版を買うかで約1日迷いました。
20ページの差で300ptの違いは高いなぁと思ったので。
特にBLに多いエロページのサービスだったら、私はあまり望んでないので…。
結果、特装版を買ったのですが、エロではないその後が読めてよかったです。

本編に関して素敵なお話であることは言わずもがな。
1巻の感動と期待を裏切らない2巻の展開。

1巻で出てきたいろいろな出来事、関係性を丁寧に回収して
見事にまとめてくれるストーリーにブラボーです。

後から出てくる行動、セリフひとつひとつが
それまでの行動、セリフから見事に繋がっています。

そしてなんと言っても登場人物がみんな素敵な人ばかりで、
本当に心温まります。

心情の深い描写、心情を思いやる描写、どちらもジーンと来ます。
(ジーン繋がりですね。笑)

1巻にもラムスプリンガのオズとテオがちらっと出てましたが、
特装版にもちらっと登場しています。

総252ページ(あとがき1ページ、完結記念小冊子18ページ
電子限定描き下ろし2ページ)
特装版がオススメです!
2022年9月15日
皆さんのレビューを拝見しながら心の整理をしています。素晴らしい、読んだ後にポロリと出た言葉です。ラムスプリンガの情景から親愛なるジーン1、2巻と読み直しましたが、全体を通してジーンとテオに置いて行かれたダニーのお話しでもあるな・・・と思います。ダニーにこのジーンの歩んだ人生を伝えたら、どんな反応をするのでしょうね。吾妻先生の想いを出来るだけ沢山汲み取りたいので、暫くは皆さんのレビューを見て色々頭の整理をしたいと思います。あと、これ以上ない完結の仕方。続編はなくて良いと、言い切れる程に素晴らしい完結でした。吾妻先生をはじめ、単行本と電子版が同日発売される事に携わった方々にお礼を言いたいです。素晴らしい作品を有難うございました!!!
BLだからと読まず嫌いをして欲しくない
ネタバレ
2022年9月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ 「ラムスプリンガの情景」からの作品が幕を閉じてしまいました。
待ち望んだ2巻でしたが、完結してしまったことの寂しさと温かく優しい余韻が今日の私を満タンにしてくれました。

表紙よ。
トレヴァーの笑顔よ。
読み終えて振り返り見て感無量です。

-家族とは、故郷とは、人生とは、愛とは-
あーもう書いていて涙が出ちゃう。
トレヴァーとジーン。それぞれが自分の出生と家族との決別を決意して踏み出す人生だったかもしれないけれど、愛は引き寄せて繋がり続いて行くものだと全編を通して語りかけてくれています。
「赦す」その言葉が家族を自分を繋いでくれる。
も〜また涙でる。

二人が選んだ道に目を伏せたくなるくらい寂しさが込み上げましたが、いや、これが最善なのかもしれない。ジーンが選ぶ視界は限りなく広いはずなのだからトレヴァーの押した背中はどこまでも進んで行けるのだから。と、涙が止まらなかった。

[BL]だからと読まず嫌いをして欲しくない。
絵も綺麗でストーリーは至高。
たくさんの方に読んでもらいたい。

「ジーン」本当にいい名前だなぁ。
これから生まれるベビーにつけたいナンバーワンだわ。生まれ変わったら私につけてもらいたい。

トレヴァーの言葉やジーンの姿勢にいっぱい贈り物を頂いたようです。
私も愛する人たちに同じように愛を返せるだろうか。背中を押し、支えとなる言葉を贈れるだろうか。
そう思える作品に出会えたことが幸せです。
本当に先生に感謝しかない。
ありがとうございました。
素敵な作品に出会えたことに感謝
2022年9月15日
待望の続刊にして完結、涙なしでは読めませんでした。80年代頃のNYの雰囲気が映画を観ているような映像として入ってきて、情景描写がなんとも素敵でした。ジーンとトレヴァー、それぞれの思いが言葉や表情からひしひしと伝わってきて、2人が泣くシーンにはつられて泣いてしまいました。タイトルに繋がる3人のジーンの物語、彼らそれぞれの未来を想像してずっと浸っていたいです。
最高でした!
ネタバレ
2022年9月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ 1巻から読み返しました。
もうずっと泣いていたのではと言うくらい泣きなが読んでました。私の予想が裏切られたのは一先ず安心。
ただ、再会した時のジーンがおじさんになっていたのをみると離れていた時間はとても長かったんだなと改めて思いました。まだ若かった19歳〜22歳のあどけなくて可愛かったジーンを思うと余計にしんみりしちって胸が苦しくなりました。バッドエンドではないんだけど何だろう、、。余韻が凄いです。
また二人で愛を育んでいくのだと信じています!
ついに完結、感無量。絶対に特装版買うべき
2022年9月15日
親愛なるジーンへ。2巻でついに完結しました。ラムスプリンガの情景→親愛なるジーンへの順番でぜひ。ラムスプリンガのキャラもジーン2巻に少しだけ出てきます。(特装版にも)

私をBLの沼へと引っ張り込み人生をより豊かなものに変えてくれた大事なシリーズ。ジーン1巻読了後、作者様と担当編集者の心身の健康と安全を祈り、完結巻発行まで出版社の経営体力を支えるため心交社の本を積極的に買い、完結まで私も死ねないと固く決意してたので、これから何を縁に生きていけばいいでしょうか。

定型BL話でない、愛と人生と赦しの物語。真面目で意固地だった若者が何者かになりたくて自分で選んだ道、自分の目で世界を真っ直ぐみつめて後悔しても後戻りせずに歩いて行く。私の前で生きる姿を見せてくれてありがとう。

タイトルから表紙の手紙、ラストまで何もかも計算されて完璧にピッタリはまるジグゾーパズルのよう。しかも全体絵は完成してるのにこの先も続いていく彼ら、特装版小冊子で描かれた全ての登場人物の人生がいくらでも広がっていくのを想像できるとてつもなく余韻があります。絶対に特装版買うべき。

読み終わってこの物語が生み出されたこと読めたこと心から感謝を伝えたい。星10以上、生涯忘れられない作品です。
特装版で、結末まで見守って良かった(/_;)
ネタバレ
2022年9月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ 前巻からの流れだと、トレヴァーとジーンの別れまでの話なんだろうなと、読む前から1人で悲しくなってました(T^T)
が、しかし!
吾妻先生、天才です、ありがとうございます( *´ω`* )
アタシは、夜明けの腐女子なので、もう!もう!最高の結末でした(つд⊂)
読んでる途中は、家族の会話も何も耳に入らず没頭してしまう程の圧倒的世界観!
甥っ子のジーンが、めちゃめちゃキーパーソンで、とっても良い子です"(∩>ω<∩)"
アタシの数えたところによると(素人調べ(笑))
本編229P、小冊子17P、電子特典2P、とても読みごたえがあり、読んだあとは、しばらく、その世界線から戻って来れませんでした(笑)
名作です、超が何個も付くほどの!
是非、みんなの行く末を読んで下さい、世界観に浸って下さい(人´ω`*).☆.。.:*・゜
今後も語り継がれるであろう傑作品、誕生👑
2022年9月15日
星、足りませんね…いや、もうこれは星なんて言ってられませんね!! 神作品👑
フォロー様も続々とレビューされており、その興奮が凄く伝わってきました⤴その高揚感、感動を私もネタバレせずにお伝え出来れば、幸いです。
今作、歴史に残る“ 愛と自由の物語”ではないでしょうか。このような傑作品を生み出して頂いた、吾妻先生には感謝でしかありません。本当に、素晴らしい感動をありがとうございます!!
滅多に泣かない私も、コレは涙が溢れました。心を鷲掴みにされ、何とも言えない感情の波が次々と押し寄せ、その中で読み進めて行く…ドキドキ、ハラハラが止まりませんでした。シーン1つ1つ切り取っても、意味があり、意図があり、趣きがあり、深さがあり、そこにある空気感さえも表現されてるんです。もう、先生の感性に圧倒さまくりで、ため息が漏れます。
シリーズ3冊で、今作をもって完結です。是非、この機会に全て一気読みおすすめします✨
うぅぅ…
2022年9月15日
フォロー様のレビューにて特装版の存在に気付くという大失態…昨日通常版買ってしまったあぁ!通常版もすごく感動しましたが、小冊子とは聞き捨てならぬ!作者様のファンですし、応援の為にこっちも買います!
クーポンを待ちますが…
と、思ってたけど皆様のレビュー読んでたら居てもたってもいられず買っちゃいました!
小冊子…2冊分の価値ありました!
この先この作品を何回も読み返すと思いますが、自分も成長させてくれる、数少ない名作だと思います!
小冊子を読んでこそ本当の完結でした!ありがとうございました!
ドキドキしましたが…
2022年9月15日
表紙のトレヴァーの可愛い笑顔を見て、きっと2人は幸せでいてくれるはず!と購入しました♦ 凄い物語に感動しました😄 人生での選択肢は沢山あって本当に難しいですが、どんな道でも正解であって欲しい!オズやテオも幸せそうで良かった🖤
大好きな作品。ロマンティック♡
2022年9月15日
1巻がとても面白かったので続きが出たと知って特装版の方にしてみました。ネタバレなしがいいと思うので甥っ子ジーンの心の成長とともに素晴らしき作品を
読めて幸せです。色んな愛の形があってBLを超えた素晴らしい作品です。時代背景なども面白い。泣いたり笑ったり幸せな気持ちになれます。心に染み渡るような…オススメです。
続編あったらぜひ読みたいです。
☆☆☆☆☆
2022年9月15日
☆☆☆☆☆。とても面白かったです。最後まで楽しんで読み終えました。読んで良かった。ありがとうございました。
完結記念小冊子付き特装版
ネタバレ
2022年9月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ 「ラムスプリンガの情景」スピンオフ、2巻はこちらの特装版を購入。本編は文句なしに名作ですが、小冊子もシリーズを締めくくるに相応しい優しい愛と未来へ進む明るさに溢れていてとてもよかった。テオとジーンのニアミスが!テオとオズも明るく笑って幸せに暮らしていそうで嬉しい。故郷を出たジーンもテオも、故郷に残ったダニー達も、それぞれの幸せを大切に抱き締めて生きていって欲しいです。何度も言うけど本当に名作。素晴らしかった。
特装版を絶対に買って欲しい!!
2022年9月15日
あああぁぁぁ〜〜〜〜すごい!すごい!!すごい!!!もう感動で語彙力崩壊、言葉にならないです。私の想像を遥かに超えた素晴らしいストーリーに読みながら何度涙したことか。
読み終わった興奮のまま、皆さんのレビューを読んだら語彙力のない私の代わりに皆さんがしっかりとレビューされてて、読みながらまた嬉しくなってきて心がじわぁ〜と温かくなりました。感動を分かち合った皆さんのレビューにいいねしまくりです!!

そして今回、新刊通知でそのまま2巻に飛びつきそうでしたがタイミングよくフォロー様のレビュー読んで特装版がある事を知り、この特装版を無事購入できました。
本当にフォロー様には感謝しかないです!!
特装版の小冊子と電子特典は絶対読んで欲しい

今日は1巻と特装版何度も読み返して、この幸せに浸りたいと思います。
感涙…今日はもうほかのBL読めん。。
2022年9月15日
感涙です~~ぅっっうっ…う…っぐすっ( ̄^ ̄゜)
1巻を読んだあとに自分が勝手に予想していた浅はかな
展開をはるかに超えていて、この作品を待ちに待っていて本当によかった。
作品の根底に流れている普遍的な愛・愛・愛がっっ胸をぎゅうぎゅうと締めつけてきて、、2巻表紙のこのトレヴァーの笑顔…私も満たされて幸せです。
今日は1日、この作品の素晴らしさに浸りきりたい、ラムスプリンガから読み返して、どっぷり沼ろう。もう今日はほかのBL読めん。。

私の憧れの大人像に近い、トレヴァーとカレンみたいな、人生の山谷を笑える人に私もなれてるかな、
この物語にはたくさんの素晴らしいメッセージが詰まってます。読んだ人はきっと、情緒が呼び起こされ、懐かしさやせつなさ、郷愁や家族への想い、愛しさを感じずにはいられません

心の琴線が震えまくって、一面に拡がる麦畑と夕焼け空、みたいな心象風景が目に浮かぶのは、「ラムスプリンガの憧憬」の光景なのかな、、もう自分の物語だったかのように、記憶の一部になってるんですよねぇ…(遠い目)テオ~!オズ~!(ラムスプリンガ~のCP)
アーミッシュの文化がベースの設定にある、という時点でもう大好きでした、異文化の物語という一筋縄ではいかなそうなこの一連の作品をドラマチックかつ、世代をまたぐ深い愛の物語に描きあげてくださった吾妻先生に感謝と、心から尊敬の意を表します(・桜田先輩~・との先生の振り幅にも!引き出しどんだけ~!)

私的星5over作品です。

ところで、島にて、こちら特装版があると告知してくださった優しいお方、本当に本当にありがとうございます。
いつも間違えて通常版を購入して、このレビュー欄にてくさくさしていた私もまちがえずに購入することができました、感謝です
自由の代償
2022年9月15日
「ラムスプリンガの情景」から続くシリーズです。
家族に愛されたジーンのお話。
自由とは選択肢が増えるということ。
そして己が下した選択に責任を負うということ。
ジーンはNYで欲しかったものを手に入れ、その代償として大事なものを手放さなければならなかった。
それが正しかったのか?はわかりませんが間違いではなかったからこその結末なのだと思います。
人生が詰まった重厚なBLです。前作といいかなり重い。苦笑
読後感は良いので安心して没頭してください。笑
尻に突っ込むだけがBLではない!を実感したい方にお勧めします。
完結してしまいました。
2022年9月15日
新刊通知より先に、フォロワー様のレビューを拝見して発売を知りました!そして早速購入致しました。
本当に素晴らしい物語で、私も大好きな作品の一つです。
今回は、トレヴァーの神様みたいな愛情に胸を打たれ、ジーンの優しい愛情に切なくなり・・etc。
ホント自然に涙が出ちゃいます。久々に漫画で泣きました。
また、会わずとも他の家族(兄弟や親戚)皆が、互いを慈しみ愛する姿にも感動しました。
こんなにも温かい愛に溢れたBLは他に無いでしょう。
本当に淋しいですが、完結おめでとう御座います。
巻末小冊子で、テオ・オズCPも登場させて下さって嬉しいです(^^*)

***以下、若干ネタバレかもしれないので、目に触れたく無い方はスルーして下さいませ***
「きっとお互いに、どこか初めから感じていた、いつか訪れる別れの時を」と作中に有りました。
それを読み、前巻から感じていた何か気になるモヤみたいなのが、スッキリ晴れました。
色んな形の愛情を見せて下さり、気持ちの洗われる思いです。
有難うございました。
最高の2巻でした。
ネタバレ
2022年9月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ 通常版でなくあえて特装版にしました。最後の数十ページはやはり読むべきだったと思ってます。甥のジーンが読み進める中物語が進むのですが、現在のおじさんの側にはジーンが居ない。どうなったのだろうとハラハラ読み、最後の方は顔から水が止まりませんでした。素敵な結末でよかった。ぜひ特装版を読んでいただきたい。
物語を通して素敵な経験をありがとう…
ネタバレ
2022年9月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ 読後ずっと物語の余韻が残る作品です。恋と愛と、羨む職業と充実した生活があっても、自分が何者かを知りたい衝動。トレヴァーがジーンにああいう愛し方ができたのは、トレヴァー自身がいろんな葛藤を経験してきたからなんでしょうね。
一巻を読んで、これはもうジーンが事故で死んじゃうのでは??と2巻を読みたくてでも怖い、と恐れてましたが、期待を裏切る嬉しい号泣をしちゃいました😄
読後、まだポワポワした浮遊感があります。
吾妻先生、素敵な作品ありがとうございました。名作だと思います。他の作品とのカラーの違いで天才だわと確信しました…!!!

追記
2巻表紙のトレヴァーの表情。ほんとに可愛くて幸せそうなはにかんだ笑顔。表紙だけで涙がでます。表紙思い出しても泣ける。2巻表紙は再開してからなんだと書き下ろしと白髪で気づく鈍い私でしたが、扉絵だけでも物語に溢れていて、吾妻先生天才だなと思いました。個人的には、すっかり猫背で老け込んだトレヴァーはまだ50ぐらいでしょ??ジーン戻ってきたし若返ってシャキッとしてほしい笑 イケオジになってほしい笑
特装版を読んでこその完結
2022年9月15日
泣いたし、笑ったし、何度も感動しました。通常版と特装版がありますが、こちらの小冊子と電子限定を読んでこそ完結だと思いました。是非こちらおすすめです。本当に今日という日を待った待った(笑)もう壮大な名作映画を見終わった気分です。感動しました。懐かしいメンバーも出て、未来が広がるような素敵な展開です。完結、との事ですが、続きを願わずにはおれません。何度もニアミスしている同じ市内に住むあの方達との再会を見てみたいです。吾妻先生、本当にありがとうございました。
特装版おすすめです
ネタバレ
2022年9月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ 続きが出ないかなあとずっと待っていました!感無量です〜。様々な人生について考えさせられる漫画でした。2巻はゆっくり時間が流れているような感じ。切なくて幸せな物語です。後書きの作者の方の、特別ではない普通の人の人生を描いたというところにグッときました。再会してくれて本当に良かった!
素敵な作品に出会えて感謝…
ネタバレ
2022年9月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ とても素敵な完結でした…。
ずっとこちらのシリーズ作品のファンで、何度も何度も読み返し、この2巻の発売を心待ちにしていました!!

引き込まれるストーリーで、あっという間に読んでしまうのに内容は凄く濃くて満足感がハンパないです。

お互いを大切に想い合う2人の描写にとても泣かされました。そして、最後の関係性もとってもリアルで自然な結末で本当によかったです!

吾妻先生、本当に素敵な作品をありがとうございました!!
大感動
2022年9月15日
やっばい。大泣き。鼻水出てきた。まーた吾妻先生に映画みせられちゃったよ。。まじで、名作だろこれ。ラムスプリンガの情景も泣けんのに、親愛なるジーンへもバカ泣ける。タイトルの意味とかもすごい。もうとにかくすごい。みなさん。読んでください、、、☘
完結おめでたい、本当に素敵な物語
2022年9月15日
すっごく良かったー!!完結おめでとうございます。大好きな作品の一つとなりました。素敵な物語すぎてわたしの語彙では上手く感想が言えないです。とりあえずじんわりあたたかい気持ちになれます。2人の幸せを心から願います
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