発情期のない“出来損ないのΩ”として生きてきた高校教師の灯里は、名門α一族の跡取り・英慧と出会い番になった。
Ωは粘膜接触すると身体のどこかに相手の血統のマークが現れる。
愛息子の櫂を授かってからも、英家の薔薇のマークは灯里の胸で常に鮮やかに浮き出ており、幸せな毎日を送っていた。
そんなある日、αとしての能力を抑制するワクチンが改良され、子供にも使用できるようになったというニュースが発表される。
慧は櫂にワクチンを打つ選択肢を提示するが、ありのままの櫂を受け入れたいと思っていた灯里は戸惑いを感じて…?
※この作品は『GUSH 2025年9月号』に収録されています。重複購入にご注意ください。