ピアスシリーズのソノオ作品はちょっと毛色が違うのです。Hな事に積極的でポジティブなお話だから読んでいてとっても楽しくなる
女難の相ありのモテ過ぎルート営業マン 弓岡×Hするとタイムが落ちると信じる実業団駅伝選手 犬塚。28歳、悩める男達の
一味違った恋バナです。大学の同期で5年ぶりに再会、酒の席での男の本音… 女はパス、SEXもパス、恋人は欲しいけどラフに付き合いたい。だから タイトルそのまま「Hしたくないから友達とつきあいます」の関係に。男同士って楽!息が出来る!雰囲気いらない、あけすけOK!…何か分かる。自分自身 女でありながら、分かる〜!と思ってしまった。男なりの見えない気遣い、男女の駆け引きやプレッシャーから解放された関係って居心地好くて最強なのね。この先「女の敵は女」⇒「女の敵は男」になるかも?…なんて。この2人、SEXはしたくないけどHな事はしたくない訳じゃないし、友達だし、付き合ってるし!と、あーだこーだ言って「挿れなければSEXじゃない」を免罪符にして色々とシまくってるんですよ、Hな事を。段階踏んでギリのトコまで、「育つ」楽しみを知ってしまった男達 何かもう、普通にシちゃうよりエッチくて、読んでるこっちがポッ(///∇///)となってしまう。HがレベルUPするのと比例して密かにお互いキュンキュンしていてニマニマしちゃいますが、後半にいくに連れ話がギュッと締まって来て 思いの外アグレッシブな展開に。弓岡の男っぷりの良きぶちギレ&去り際の背中のカッコ良さから始まり、犬塚の人生大逆転の爽快な走りとそれを見守る弓岡の眼差しに自然と胸が熱くなる。もうね、デイデイエブエブと肩を組んで泣くおじさん達と同じ心境ですよ。コレ、爽やかスポーツBLだった?と錯覚しちゃう程にw 読者としては散々焦らされた上の最高なお膳立てで、やっとこの時が来たかと感無量。さあ、抱き尽くしておやりなさい!と思っちゃいますが犬塚の身体を気遣ういい男なんですよ、弓岡は。いや〜 達成感と多幸感が溢れる良き初Hでございました そして この描き下ろしがあってこそ この作品が完成したと思える程のスカッとした痛快さとLOVEな内容で全方位オールクリアの大円団。流され体質だった弓岡が犬塚の事に関してはスイッチが入って男の顔になるのニクイですね〜。「悪いな」の顔、犬塚に見せてあげたいな!体格差もエモくて良き。ソノオ作品の中でベスト3に入る位好きな作品かも!!
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