導入を見て、明治・大正くらいの時代物かと思いました。むしろ絵柄や作風からしても、そのくらいの時代で進めてもらったほうが違和感なく読めたと思いますが、これはこれで良いのかも。主人公は天然あざとい系なので好き嫌いが別れそうですが、おとなしく流さ
れるばかりではなくて、ちょっと大胆なところや自立心が強いところに好感が持てます。そして執事系男子が好きな自分としては、廣臣さんがドンピシャです。内心憎からず思っているのでしょうに、すまし顔でお世話をしているのを見ると「ええい、何をやっとるか!」と後ろから蹴りを入れたくなりますが(笑)、なかなかくっつかないもどかしさがまた良いですね。神崎さんも俺様系なのに強引すぎないところがイイ感じ。登場人物の心情を丁寧に追っていて、感情移入しやすいという点が素晴らしいと思いました。人気があるから長く続くでしょうけど展開がゆっくりなので、できればラストまで一気に読みたいですね。
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