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堕落家族論(上)
2巻完結

堕落家族論(上)

820pt/902円(税込)

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作品内容

元カノ・凛々子の死後、彼女の母から呼び出された仙太郎。凛々子の娘・めぐるの父親を決めるため、因縁の相手との3人暮らしが始まって!? 鶴亀まよがおくるコンプレックス・ファミリーラブ、上下巻同時刊行!

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作品ラインナップ  全2巻完結

  • 堕落家族論(上)

    820pt/902円(税込)

    元カノ・凛々子の死後、彼女の母から呼び出された仙太郎。凛々子の娘・めぐるの父親を決めるため、因縁の相手との3人暮らしが始まって!? 鶴亀まよがおくるコンプレックス・ファミリーラブ、上下巻同時刊行!
  • 堕落家族論(下)【電子限定おまけ付き】

    780pt/858円(税込)

    酔った仙太郎にキスをされた藤馬は、かつてと今の仙太郎に向き合い、心が動きはじめる。しかし、藤馬の関わる暴力団「藍田組」周辺がざわつく中でめぐるがこつぜんと姿を消してしまい!? 鶴亀まよがおくるコンプレックス・ファミリーラブ、上下巻同時刊行!

レビュー

堕落家族論のレビュー

平均評価:4.5 79件のレビューをみる

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高評価レビュー

私的2024BL超え作品です。
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 行間を読ませるのがすごく上手な作者さんで、明言はされていなくても登場人物の機微が伝わってくる作品でした。もしこれから読む方がいれば、ぜひ時間をかけて大切に読んであげてほしいです。流し読みだと取り零してしまう部分が多いと思います。

当たり前なんですけど、皆それぞれ世間の"当たり前"とは違う部分を持っているはずなのに、どの時代、どの世代にも倣うべき"当たり前"があって、適応しながら上手く生きていかないと、困ったやつとして爪弾きにされる。
そんな経験、きっと大なり小なり誰しもあるのではないでしょうか。
それでも、人と違くても、同じことが出来なくても人は育つし、日々は続く。
ままならない事の方が多いのが人生ってもんですが、折られながら、踏みつけられながら、それでもしぶとく生きていくしかない。
人はそれぞれ弱さを持っていて、感情は複雑で、全くもって正しく生きられる人なんてきっと一握りなんだろうけど、その弱さが細い枝のように人を繋ぎ、支え合っている。
人は知らぬ間に愛を生み、与え、生きていくのだと、最後の藤間の独白でしみじみと感じました。あのラスト、本当に良かったです。

他レビューで「すっきりしない」「なんで好きになったかわからない」「めぐるが可愛くない」などの意見があるようですが、私はそうは思いませんでした。勧善懲悪ものではないので劇的な物語性を求める方には合わないと思いますが、物語はしっかり起承転結ついていて、それぞれに対する解も示されていたと思います。
この物語に登場する人たちはいい意味でも悪い意味でもリアルな人間味を感じるので、ファンタジー的なBLを求める方には合わないのかなーと思います。
めぐるに関しても、子供というよりは1人の人間として描かれている側面が強いので、子供というフィルターを通して読んでしまうと、世間一般的な子供像とは離れているめぐるは可愛くない、と感じてしまうかもしれません。
読み流し向きではなく、ゆっくりそれぞれの人生に思いを馳せながら読むのが向いている本だと思います。
登場人物其々の生き方に作者さんの人生観を感じて、共感できる部分も多かったです。

たとえ転んだって、それでも一歩に変わりない。進み続けることにこそ意味があるのだと、とりあえずは今日を生きてみようと思わせてくれる作品でした。
私は大好きです!ありがとうございました。
いいね
15件
2024年9月24日
凄いですね、世界が広い、優しい、深い
マヨ先生の作品を久しぶりに堪能させていただきました。今回の作品を読んで、今まで点と点だった作品達が、私の中で1つのラインでしっかり繋がったように感じました。振り返って見れば、先生の作品に出てくる登場人物は、その生い立ちに抱えているものがありつつもそれに折れることなく、不燃焼ながらも消化しつつ、社会を唾棄しつつも逞しく生きていてくれます。それだからでしょう、彼らが作り出す世界は、一般的ではないかもしれないですが、ユーモアに溢れ優しくて深いように感じます。偏見、固定概念、ヘイトを感じません。生きることの怖さと上手く折り合いをつけている。今回の主題である「堕落家族論」とは。堕落家族、つまり理想ではない家族。温かで寛容な家族の中で愛は育まれるとして、全ての人が健全な家族を持ち得ているのか。健全な家族を持たない人は必ずしも不幸に歪まなくてはならないのか。この「堕落家族」の人々は歪みながらも生は力強く、粘り強く、そこに特別な輝きを待てることを暗に示してくれるように感じました。生きる不安も、それでも生きていかなければいけない道徳も、先生の作品は読み手に押し付けはせず、ただそんな力強くいい加減な彼らを笑いの中で見せてくれ、信じさせてくれる。愛はそこにも育つのだと。このバランスの取り方は本当に難しいですよね。BL越えとはよく言いますが、確かに主題はそこではない作品で、ヒューマニズムとして完成度の高い作品ものでした。ありがとうございました。
いいね
16件
2024年9月7日
家族BLとしてはクセ強め。だが好き
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ プータロー風の藤馬と在宅作曲家の仙太郎。7年前の元カノ凛々子が亡くなり、凛々子の母親に呼び出された二人は凛々子の遺言によりどちらかが凛々子の娘めぐるの父親であること、どちらを父親にするかめぐるが決めること、3ヶ月でどちらを父親にするか決めるために3人で同居することを強要される。クズの藤馬、真面目だが人間関係にトゲのある仙太郎、どこか達観していて甘え下手なめぐる、そんな3人の同居生活が始まって…というお話。
家族ものだと思って読み始め、上巻読後にはこれは家族ものにしてはちょっと違うな…と思うのですが、全部読み終わった後はやっぱ家族ものだったわ…となりました。三人三様の事情があって複雑に絡み合い、合間合間に明らかになる内容が想定外のものばかりなのですが、話の筋は通ってるので理解しやすく楽しめました。試読では見えないところがとても濃ゆい。それもあるし、基本藤馬と仙太郎はケンカップルなので、キュン的なLは少なめ。そもそも凛々子の存在が大きくて、凛々子を中心に登場人物が複雑に絡み合ってるので、BLというカテゴリーではクセ強めだったかな。一人の女性を巡る人間関係の回顧録に近いかも。そうやって考えると一作品として面白かった!あまり詳細を読まずに読み切ってほしい!エロはある。一瞬だけある。描き下ろしの方に本チャンがあるので、本誌派の人は追加があるよ!でも他が濃ゆいのでエロはおまけ程度でした
いいね
10件
2024年9月7日
じっくり読ませる人間ドラマ
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 準新刊。これはじっくり読ませる!作品。エチもほとんどないし所謂定型BLっぽくは全くないので、それを期待してはいけないけど、ヒューマンドラマとして最高でした。実写映画化かドラマ化できそう。
いきなり元カノの母親から呼び出されたチンピラと売れない作曲家に押し付けられた女の子、元カノは亡くなったので、どちらかが誰がお父さんなのか決めてほしいと言われ、いきなり家族として3人同居生活が始まるってお話。

6歳の女の子、かわいくない子でいいじゃんって。BLに出てくる子どもがなぜかみんな良い子なのか常々疑問に思ってたので、こういうかわいくなくてさみしい子の方がリアリティあって良いよ。そいで「堕落」家族だから、愛すべきダメ人間らしくみんなひと癖ふた癖あって弱くて流されてツンツンしちゃって、それでも温もり欲しくて寄り添って生きてくっていうラストいいな〜。これからも人生続くしね。喧嘩しながらも仲良く一緒に生きていってほしい。とりあえずふたりとも仕事探そう、がんばれ。
上下巻でじっくり描かれた、人間ドラマ、オススメですよ。
いいね
24件
2024年10月25日
堕落した愛しき家族の形
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ ちょっととっつきにくいのかなと思って購入をためらっていましたが、買って良かった、読んで良かった!スルメみたいというか3回読んだあたりであ~いい作品だなっていう感じがしました。1回目は美味しいのかどうかよくわからなかったけど、何となくもう1回行ってみたくなって気づいたら行きつけになってたお店、みたいな作品でしょうか。

家族の形も愛情の形も正解なんてないんだな。親でも子でも夫婦でもなく3人で共存者って最高にロックな家族の形だと思いました。最後は答えが出ていてももはや誰が父親とかどうでもよくなってましたし、作者さまとしてはそこが大事だったのかなと。家族になるというより肩を寄せ合って生きていく野生動物の群れのようなカッコよさがあります。お互いに正しさを押し付けることなく、相手を受け入れて過ごす空間はきっと子供にとっても息がしやすい。BLということを忘れそうですが男同士だから成し得た形だと思うし、ちゃんとBLしてます。これを堕落というなら堕落バンザイ!堕落さいこーかな。
いいね
3件
2025年1月14日

最新のレビュー

バラバラな家族愛
まず全体的にオシャレ。こどももスカしてて好みだった。構成テーマもしっかりあるタイプのBLで、ジンときました。
いいね
0件
2025年5月2日

書店員・編集者などオススメレビューをピックアップ!

3人なりの家族の形
営業:チョコボール(シーモアスタッフ)
鶴亀まよ先生が織り成す喧しくも愛おしい凸凹ファミリーラブコメ!作曲家の仙太郎はひょんなことから元恋人の娘のめぐると元想い人の藤馬と同居することに。父親になる事を拒んでいた二人ですがめぐるの危機に駆けつけるその姿はどこまでも“家族”で、ラストで辿り着いた彼らなりの家族の形に胸が熱くなります!

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