このレビューはネタバレを含みます▼
勇者の性格がヤンデレで最強でもう本当に最高、どうかこのままの性格で紆余曲折あって結ばれてほしい。
ただヒロインのほうがちょっとこの先好きになれるか不安。
世間知らずでそれゆえ頭が足らない部分もありイラッとする時がある。彼女の性格の明るさは知らないからこそ、頑張ればなんとかなるとか思ってそうなので、やや現実が見れていない部分があり、あんまりそれがこれから物語の節々で見られると、年のわりに知らなさすぎだなと思ってしまうかも。
赤ちゃんの授かり方を知らないのはいくら恋愛方面に疎くてもないなと思ってしまいました。
ようは世間知らずな描写が今後多くなるなら馬鹿に見えてくるなと思い、ヒロインの今後の描写次第だなと思いました。
あとやや無理やりな物語の進め方だなと思う部分もしばしば。
1話のときにお付き合いを断る時、事前に勇者が苦手な理由を描写してくれるのですが、女性の妬み、親からの圧力、贈り物が国宝レベル、と、勇者本人が苦手になる理由じゃないんですね。贈り物が重いっていうのが唯一該当しますけど、他2つは理由か?と思っちゃいました。
何回か読み直して、おそらくヒロインが勇者を苦手な一番の理由は目が死んでるから信用できない、怖いから、が本当の理由なのかなと思いますが、そこはあんまり描写されないので、なんか苦手な理由を羅列してるなと思いました。
4話まで見ましたが、これ勇者のヤンデレ具合に慣れちゃったら面白くなくなっちゃうなと思いました。今のところメインの登場人物が勇者とヒロインだけで、後はモブなので、展開に限界がありそうだなと。
勇者は目が死んでいますが、ふられた時や感動して涙を流している時でさえ口元の笑みを常時崩さないんですけど、これが崩れる展開が個人的には見たいですね。どんな時も笑みを浮かべていたのに、全身で怒りを覚えたり悲しんだり苦しんだり、繕っていない剥き出しの感情が露になったらいいな。そのきっかけが第3者であればいいなと思ってます。
勇者の感情というか行動原理は読んでれば分かるんですよ。ここで断られたからこのタイミングで指輪をはめたんだろうなとか、すぐヒロインを追ってきたのも彼の性格を踏まえれば理解できるんですけど、ヒロインがなんかどっかで読んだような台詞だなって思うのが多くてこれそれっぽい台詞を作者さんが言わせてるだけかな?と思うことがしばしばです。