ラーラは辞表を手渡した。それはブライスの手に渡っているのだという事実。法的にはこれで受理されたことになる。シュレッダーに入れようが、懐に入れようがブライスの自由である。辣腕秘書ならばこのくらいの反撃位あって当然だろうに流されている時点でキャ
ラの魅力はどこへやら〜、である。であるから、ラーラはそのまま立ち去っても良かったのにブライスとのやり取りの始まり〜。仕事においては十二分に力を発揮するラーラだが、家庭生活においては何もできないところが彼女の可愛さであるし、愛情も責任感もたっぷりある。また、家族に対しての責任感を感情で表しているところなどは女性らしさをよく表している。ブライスも自分を良く分かっているし小憎たらしくはあるが完全無欠に見えて頼もしい。CEOとしては経験が無いだけで彼なら存分にその能力を発揮できるだろうことは物語からも良く伝わる。ラーラ自身が自分の泣き所をブライスによってフォローされている感じが愛情を感じるところであるが、また愛とは関係のないところで利用しているように感じるところでもあって、今一つ共感できない。
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