「そのポーズ、格好いいよ。さすがは浅霧さん……」
俺はカメラを構えてシャッターを切っている。
被写体は戦隊ヒーローの女体化コスプレを中心に活動している
コスプレイヤー・浅霧真希さん。
彼女とは特撮イベントで出会って意気投合。
なんだかんだあって、撮影に協力することになり――。
コスプレの都合上、ラブホテルで二人だけの撮影会を繰り広げている。
「あ、あの……別のシチュエーションを撮影したいんですけど……」
「どんなことでも協力しますよ。俺にできる範囲で……ですけど」
そして、意を決したように浅霧さんは言う。
「戦闘員に踏みつけられるシーンを……撮影したいんです……
前から撮ってみたかったんです……」
こうして始まったシチュエーション撮影から
彼女の本性を知り、自分の癖に向き合う事になる――。
「んぅ……もっと……強く踏んで……ああぁ……んっ……はあぁ！」
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