【外堀を埋められて始まる、無自覚α×クールΩのすれ違いBL!】
宗像聖央と天竺桂るかは名家に生まれた幼なじみ。
ケンカしながらも仲のいい2人だったが、引越しで離れ離れになってしまう。
泣きながら別れを告げた聖央の記憶に残るのは、いつも偉そうだったるかの少しだけ寂しそうな表情と、どこか甘く優しい匂い――…。
時は流れ、一人暮らしを始めた聖央の平穏な日々は、懐かしい顔の訪問で一変する。
「俺がお前の許嫁になった。今日からここに住むから」
…い い な ず け!?
だって、俺も、るか「も」……。
パニックになる聖央をよそに、澄ました顔でるかが距離を詰めた。
昔より強くなったひどく甘い匂いと、美しい体で。