名青学院で起きた事件から逃れるために、朝倉加代は貴原学園へ転校した。新しい学園生活を期待していた加代だったが、転校初日から謎の生徒・雲行斎 宗徒に襲われてしまう。以前、妖獣に襲われた際に受けた快楽がまだ体に残っていた加代は、自分の中に眠る異変に戸惑いながらも、宗徒に惹かれてしまう。だがそのとき、加代の体内に潜んでいた妖獣の一部が姿を現し、状況は一変する。驚いた宗徒はその場から逃げ出してしまう。加代を犯そうと他の生徒もあらわれるが、加代の体内に潜む妖獣によって容赦なく引き裂かれる。さらに名青学院時代の同級生達は妖獣に取り込まれて加代を追ってきていた。妖獣化した生徒達に犯され続け絶望の中、加代は心も体も追い詰められ、「いっそ自分も妖獣になってしまえば…」とまで思い詰めるが--―。そのとき、宗徒が仏の力「弥勒菩薩」の加護を受け、覚醒する。彼と共に加代も立ち上がり、迫りくる妖獣たちとの最終決戦へと向かう。舞台は現実を超えた異空間――。人類の未来をかけた、最後の戦いが今、幕を開ける！ “触手”のパイオニア前田俊夫が放つSFバトル・ロイヤル第二巻！
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