このレビューはネタバレを含みます▼
この世界には「マリア」という存在がいる。
それは神の代理人としての存在であり神とともに彼女たちも信仰の対象になっているのだった。
彼女たちの祈りによって恩寵がもたらされて平穏に過ごしていけると人々は思っている。
主人公のソル・ヴォリムは17歳の青年である。
彼は孤児院出身で修道院の就職あっせんによってエモリオール修道女学院に赴任することになった。
この学院は代々のマリアを育成する場所であり一般的な学校とは違う。
そこでソルは一人の少女を見かけてびっくりする。
なんと彼女、アルデはかつてソルと同じ孤児院にいた子であった。
久しぶりの再会にわく二人。
その後ソルは学院の修道士としてアルデはマリア候補として研鑽にあたっていたが…。
こういった世間から隔絶された場所で起こることはなかなか世の中に広まらないのでひどいことが起こるのだろうと思った。