滝沢は恭平にすぐ高飛びしろと命じたが、カティとマリアの救出を優先する恭平。翌朝佐伯コーポレーションに警視庁の一斉手入れが行われる夜、香織の身ごもったのが恭平の子だと達哉に知れ、佐伯の正体がついに山口にばれた。武王の資金を断たれた仲尾総理は自殺し、香織に逃げられた達哉も自殺する。江波戸組が山口たちを襲撃した混乱に乗じて、恭平はカティとマリアを奪還。山口を殺害して復讐を果たした。会長から恭平を始末しろと命じられていた滝沢だが、人間として恭平を好きになっていた彼は、二度と日本人の目に付かない生活を送ることを条件に、恭平とカティ、マリア、そして香織をフィリピンへと逃がす。過酷な復讐ドラマは、ここに終焉を迎えた。