「惚れ薬なんて必要ない、だってもう惚れてる」
薬に溺れ蒸発した友人が残した借金を、
ただ無気力に返済する日々を過ごす悠雅が出会ったのは、
巷で噂の「惚れ薬売り」のリトだった。
薬なんて嫌いなはずなのに、なぜかこの人のことを放っておけない――。
悠雅は初めて抱く強烈な気持ちの正体を突き止めるべく、
何かと絡まれがちなリトの用心棒に立候補し、
家に転がり込み、行動を共にすることに。
朴訥とした振る舞いとは裏腹に、グイグイと距離を詰めてくる悠雅。
初めは厄介に思うリトだったが、真っ直ぐに向けられる悠雅の視線を、熱を、
次第に心地よく感じるようになり…?
◆収録内容◆
「番犬につける惚れ薬は」全5話/単行本収録描き下ろし8P/電子限定描き下ろし(おまけ漫画1P)