前途有望かつ美しいことで有名な枢機卿ダニエレ・バルトリーニは、腐敗した聖職者たちが横行する現実に苦しんでいた。解決のために力を与えてほしいと祈るダニエレに、神は与えられた聖物を着用すれば、願いが叶うと告げるのだが…。聖物として女性用コルセットを身に着けたダニエレは、慣れない下着の着用や腐敗した現実に疲れ、ついに限界に追い込まれ、告解室に向かうのだが、そこには戦争の英雄として名を馳せたカルロ・マルケージがいて…。向かい側に入ったカルロは、神父に欲情した自分の罪をゆるしてほしいと言うのだが…!?
精霊の実は~マントの中のコルセット~【短編】【タテヨミ】(6巻完結)