このレビューはネタバレを含みます▼
田舎の大貴族(江戸時代で例えると親藩か譜代みたいな家柄)の直系四男が主人公。両親を亡くしたけれど優秀な兄たちに守られ、領地で気取らず、身分関係なく領民のため日々を過ごす善良な美男でした。
前半はすっかり読者である私も騙されました。田舎に来た悪い噂ばかりの皇帝の、噂とは違う純朴さ優しさに惹かれて二人は恋におち、主人公は請われて入内した⋯のだと思いました。
ところが皇帝は、想い人である男を入内させるためのスケープゴートとして主人公を使ったにすぎなかった。入内し、散々な辱めを受けた主人公は家のため自分のため奮闘します。
もしかしたらプロローグの最後に皇帝がとった行動の意味が今後わかるかもしれない。後々皇帝にとって主人公が大事な存在になって行くのかもしれませんが、今のところ皇帝が酷いやつにしかまだ思えません。はじめの夫が嫌なやつで、途中で現れる他の男と結ばれる系少女漫画にしか見えないです今のところ。主人公の知恵と精神力がなければ皇帝が主人公に興味を示すことすらない状態です。
絵が綺麗だし主人公は賢くて美人だし、主人公の気持ちになってお話を味わえるとても上手な作品だと思います。
皇帝が今後後悔攻めになるのか?それともこのまま主人公の敵であり続けるかわかりません。主人公が恨みながらもかつて好きになってしまった皇帝への気持ちが捨てきれず見ているこっちも切ないです。今後が気になる漫画です。