一種の玉の輿だった婚約を破棄させる恋。
プロポーズしてくれてたのは名士の父を持つ、立派なおうちのお坊っちゃま氏。
たった1日でヒロインの運命は変わった。
親なら反対しかねない、そんな気がするが、この話はテイラー・ジーなる人気女優の
親の存在がチラと出るだけ。むしろ、芸能界という一般人には遠い異世界でしかないところで、若いうちにスターの座を手に入れた人間とその回りに起こるハプニングに、ヒロインは飲み込まれただけ。
野次馬根性で知りたかったのは、ラスト、何故彼が来てくれたのか、主人公メグの婚約破棄を訝る人達がそこで取るリアクション。
それにしても、石の大きい婚約指輪だった。
守ってくれる人に守られる女性が恋する話はとてもあるけれど、守る人から見て本来の職責になかった未来形みたいな警護対象者からの「そばにいて」、これは互いの感情をグッと促進する、いい台詞だと思った。
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