「リーリエ、愛してる…」この言葉も甘い視線も惚れ薬のせいなのに、お義兄様の温もりを拒めなくて――。突然両親を亡くした公爵令嬢・リーリエは、叔父の命令で第一王子・ズィーク様の婚約者候補となる。優秀で容姿端麗なズィーク様に比べ、地味で生活魔法すら使えないリーリエは王城で軽んじられていた。そんなある日、かつて拠り所にしていた義理の兄・ヘリオットと再会する。以前とは違う冷たい視線に傷つく一方で、なぜか「いつでも俺を頼ってくれ」と言うヘリオット。この言葉は偽りだと自分に言い聞かせるリーリエだったが、ある時、母の遺品の中に惚れ薬のレシピを見つけてしまい――…!!