ルールは守ってと言いそうな、ヒロインと彼の上司に見えましたが、有能ならば話は別。
それくらい仕事のほうで必要とされる人である二人が、互いにとっても必要で、うまくいって良かったと思います。職場恋愛で、しかも、二人の位置関係は上下。普通私は読
まない設定です。
ハピエンで結婚すると判ってるHQだから読んでるんです!
すぐ相手の気持ちが表れてる状況だから、仕事への影響も最小限、という感じでそれも幸いする、とても恵まれた進行ぶりで、問題は、御法度のことを堂々貫けない辛さ、ですよね。
でも、それは、現職が脂の乗ってる場合は、秘密の交際の行き場手詰まり感が辛い。
彼、ルークは本当に彼女のために動いたーそこが、男らしい。
彼女も、彼のために動いたーとっくに、ダイエット中のチョコレートケーキなんて存在じゃなくなって。
ヒロインの友人の台詞が、このストーリーの胆ですね。もう自分のことより、相手を一番に考えてる。
同棲の提案と、結婚の申し出の間の、ルークの心の動きが見えにくかったとこだけ、読み手としては少々おいてけぼりになったのですが、二人が出会ったときから感じた何かに素直だったということで、このストーリーの「勢い」に軍配を上げて納得します。
待ってるだけの女性じゃなく、自分からつかむ女性であるところも魅力的です。
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