突然の開戦と戦況悪化で、敵国領海内に取り残された領地の姫君が、婚約者の国王の下に逃げ延びるお話です。
どこかファンタジックな設定に、美しいと言うより可愛らしく優しげな画風ですが、ストーリーは結構骨太です。
王が救出に向かわせた大艦隊は全
滅し、姫君は護衛無し、パイロット1人と脱出するしかなくなるのですが、爆撃や空中戦に手を汗握ります。
また、丁重に扱われても政略結婚の道具でしかない姫君と、最下層の種族・貧民の孤児であるパイロットの2人。
2人は何度も死と直面しながら、互いの生い立ちと気持ちがシンクロしていきます。
私は本格的戦闘物を幾つか読んでいるので、戦闘には目新しさは感じませんでしたが、結構楽しめました。
又いじめや差別が、テーマの一つになってる気がしました。
何話か読んで、自分にあっているか試しても、損は無いと思います。
もっとみる▼